みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

福者ヨハネ・パウロ2世教皇

2011-05-07 04:00:00 | Everyday is special
カリフォルニアからこんにちは。
5月の大型連休も、この週末で終わりますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、先日の5月1日に、前の教皇ヨハネ・パウロ2世が、バチカンで列聖されました。
カトリック中央協議会の記事はこちらからどうぞ。

福者ヨハネ・パウロ2世の帰天は、ぼくがカトリック取手教会に2005年4月に赴任してすぐのことだったので、たいへん印象深く記憶に残っています。
とても親しみのある魅力的な教皇でしたね。また、霊的にも深い方だったと思います。
これからは、福者として、わたしたちの祈りを取り次いでくださるでしょう。

こちらのマリアの聖なる名教会では、今晩(5月6日)に、列福を記念したミサがささげられます。

ヨハネ・パウロ2世の列福関連のニュースはこちらをどうぞ。
asahi.com
YOMIURI ONLINE
毎日jp

msn.産経ニュース

ところで、マリアの聖なる名教会は、先週金曜日から土曜日まで、教会のフィエスタ(お祭り)が行われました。
びっくりしたのは、教会の広い駐車場に、たいへん見事な移動式遊園地ができてしまったことです。
しかも、3日間、じつの多くの人々が訪れて、楽しんでいました。

カトリック取手教会にいたころ、インターナショナル・サンデーと称して、毎年の小さなお祭りを始めましたが、こちらの教会の規模は、たいへん大きなもので、びっくりしました。

遊園地の他に、ライブコンサート、国際的な食べ物の屋台、バザー、福引き、などがあり、復活祭の次の週だというのに、皆熱心に参加していました。

ぼくは、まだ知り合いも少なく、アメリカ的な楽しみ方に、おっくうでなかなかなじめませんでしたが、主任司祭のリチャード神父に助けられて、よいひとときを過ごしてきました。

まずは、そのときの写真をごらんくださいませ。

上の写真は、「空飛ぶイス」。


福者ヨハネ・パウロ2世教皇のパネル。取手でも作ったことを思い出しました。



こんなのも、トレーラーで運んで組み立ててしまうんですね。



さらにびっくりしたのは、移動式の現金自動支払機。乗り物に乗りすぎて、お金が足りなくなってしまうのでしょうか。



この観覧車は、小さいのですが、スピードがあって、何度もぐるぐる回ります。



ぼくは、土曜日の晩は恥ずかしくて何も乗らなかったのですが(あるいは日本で苦しんでいる人がたくさんいるのに、との思いで乗れなかったのもありますが)、ヘメットに戻る前にどうしても乗りたい気持ちを抑えられず、もしここで乗らなければ後々絶対後悔すると思って勇気を振り絞ってチケットを買い、何人かの小さな子どもたちと「空飛ぶイス」に乗ってきました!やっと子どもに戻れた気分。



最後に、もうひとつ、観覧車に乗りました。これは、どうしても上から写真を撮りたかったから(言い訳)。係の人に一人では乗れないと言われ、チケットも買ってしまったのにしょんぼりしていたら、日曜日のミサで侍者をしてくれたハイスクールの女の子三人組が来て、いっしょに乗ってくれました。感謝。



さすがに暑い日中は人出はまばらで、夕方から混んできます。毎晩夜10時まで。



メリーゴーランドとか、2つの絶叫マシーンとかもあったのですが、さすがにそこまでは乗る気は起こりませんでした。日本の被災した子どもたちも、一日も早く安心して笑顔で楽しむ日が訪れますようにと、願ってやみません。