みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

新緑の季節

2009-04-27 21:00:00 | Everyday is special
暑くなったり寒くなったりを繰り返しながら春が過ぎていきます。
いかがお過ごしでしょうか?

総会後は、その後の仕事があったり、依頼を受けていた原稿書きがあったり、息つく暇もないほど、といえば言い過ぎかもしれませんが、そんな気持ちでした。

ところで、「息つく暇もない」というのを間違って「行きつく島もない」と覚えてしまっていたのは私だけでしょうか。似たような言葉ですが、「取りつく島もない」とごっちゃになっていたのですね。どちらの意味も、現在の自分には当てはまってしまいそうなのがこわいです。

原稿書きは、「今日のみことば」2回分と修道会の出版物のためだったのですが、頭に浮かんでくる話題がすべて総会に関することでしたので、そんなことを話の枕にして書いてしまいました。

それにしても、「今日のみことば」は、とてもよいですね。同じ朗読箇所でも、こんなにも違う説教ができるのかと驚いてしまいます。執筆陣の皆さんも、それぞれに個性的な味を出されて面白いです。個人的には、聖週間を担当された方の説教が、聖書の解説だけでなく、典礼や教会の教えが織り込まれて、とてもよかったです。シンプルなわりに深く、的確にメッセージが伝わってきました。

説教とは、定義すれば「ミサの朗読(とくに福音)の解説」ですが、それは天気概況の解説のようなものではありません。歴史的・地理的・文化的・言語的違いを超えて聖書は何を伝えようとしているのか、現代の日本、あるいはそれぞれの場所で生きる私たちに何を語りかけるのか、を信徒に向かって説明するものです。しかも、説教は、ミサという典礼(礼拝全体)の一部であることも忘れてはなりません。説教をするとは、やはり難しい作業なのですね。ぼくは、まだまだと思います。

そういう意味でも、「今日のみことば」を読むたびに、いろいろと考えさせられて、ためになっています。

ちなみに、今後出てくるぼくの担当箇所は、5月6日、27日、6月9日です。どうぞお楽しみに。

写真は、先週撮った友部修道院の新緑。

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