みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

聖トマス大学

2010-05-11 17:00:00 | Everyday is special
きのうはフィリピンの大統領選を含む統一選挙でしたが、モロカイの聖ダミアン神父が列聖されてからの初めての記念日でもありました。

夕べは、ビールのない修道院でしたが、夕方の聖体礼拝の後、院長の神父さんが少し古い赤ワインを一本見つけて出してきてくれました。少し酸っぱかったですが、皆(14名)でちびちび乾杯してお祝いしました。こういったお祝いもいいものです。

さて、フィリピンには、アジアに現存する大学の中でいちばん古いといわれている聖トマス大学があります。創立1611年。1619年に教皇庁認可のカレッジとなり、1645年にユニバーシティーに格上げされました。

1902年には、教皇レオ13世によって「教皇庁立」となり、1947年には、教皇ピオ12世によって「フィリピン・カトリック大学」と呼ばれ、バチカンのグレゴリオ大学に次ぐ2番目の教皇庁立大学として認められました。

キャンパスは、1927年にイントラムロスと呼ばれる地区から現在の場所に移っています。

というわけで、聖トマス大学はフィリピン人の誇りであり、またアジアのカトリック教会の誇りであるとも言えます。

先日、この大学病院にお見舞いする人があり行ってきましたが、相変わらず素晴らしいたたずまいでした。

ところで、明日から新しい修練者たちの黙想会に行ってきます。今回は、男子16名、女子3名の大所帯。一気にたくさんの子どもたちの親になったような気分です。よい黙想会となりますように。(また、しばらくふぉと日記の更新やメールの確認ができなくなりますが、ご了解ください。)

上の写真は、大学の本館前の聖トマス・アクィナス(ドミニコ会の聖人)の像。



これは、言わば正門で、この先に、さっきの聖トマス像と本館があります。



夕暮れの本館。

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