朝の雨で、行われる予定だった住民運動会が中止になりました。
中止が決定した後、皮肉なもので写真のような秋を感じさせる
青空が広がりました。
ところで、お盆前の休みを利用して話題の映画、宮崎駿監督の
「風立ちぬ」と、降旗康男監督の「少年H」を妻と一緒に見てきました。
妻とは、子供たちが成人して家を出てから、時々時間があれば映画を見に
行きます。
「風立ちぬ」は小説家の堀辰雄の同名小説をもとに、太平洋戦争中に不世出
の戦闘機として名をはせた「ゼロ戦」の設計者として有名な、堀越二郎とその妻
となった里見菜穂子の純愛を描いた宮崎アニメの集大成ともいえる作品です。
ストーリーの展開もさることながら、その絵の美しさに感動です。
そして、エンディングに流れる荒井由美(松任谷由美)の名曲「ひこうき雲」が
作品のイメージをさらにグレードアップしています。
今、私は小説では百田尚樹著の「永遠の0(ゼロ)」を読んでいます。
以前ブログで紹介した「海賊と呼ばれた男」の著者も百田尚樹さんです。
心に残るいい小説を書きますね。
この小説も今年12月に映画となって封切されます。
こちらも今から楽しみです。
「少年H」も今上演中の映画で、同じく太平洋戦争前後の激動の時代を
たくましく生き抜いた家族を描いた同名の小説の映画化です。
妹尾河童さんの小説は以前大ヒットした自伝的小説で、実際の夫婦である
水谷豊と伊藤蘭が初めて夫婦役で共演することで、話題になっています。
二人の熱演はもちろん素晴らしかったですが、二人の子どもの兄妹を演じた
子役の演技も心に残りました。
神戸大空襲の映像は実に生々しく、戦争の愚かさやむごさを表しています。
降旗康男監督は「鉄道員(ぽっぽや)」や「あなたへ」などフューマンな映画を
撮ることで有名な監督です。
いみじくも8月は戦争を考え、お盆で先祖を近く感じる季節です。
いずれの映画も心に深く残る映画でした。