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安藤豊ブログ【日記・活動記録・地元秋田のPRなど】

秋田県で活動中の安藤豊のブログです。日記や日々の活動記録、美しい自然に溢れる地元秋田のPRなど。HPもあります。

栄光と挫折

2013年08月11日 | Weblog

夏の甲子園も1回戦の熱い戦いが連日繰り広げられています。

昨日の注目カードは、春の優勝校埼玉の浦和学園と最多出場の

東北の雄仙台育英との戦いでした。

私は一人の投手から目が離せませんでした。

優勝候補、浦和学園の2年生エース小島和哉君。

2年生ながら春選抜では決勝まで一人で投げ抜き、夏の埼玉予選

では完全試合を達成するなど、大会ナンバーワン投手の呼び声が

高い注目の投手です。

「甲子園には魔物が住む」とはよく言われる言葉です。

初回から球が上ずってストライクが入らず、四死球を連発して一気に

6点を失いました。

しかし、小島投手は表情を変えることなく、必死に投げ続けます。

「こんなはずでは・・・・」と何度も自問しながら、心と体のアンバランスを

修正しようと懸命に投げ続けました。

味方が3回に一挙8点取って逆転してくれても、一度狂った軌道は元に

戻らず、6回に再度同点に追いつかれて10対10。

優勝候補同士にしてはまれにみるハイスコアの戦い。

私は浦和の監督はいつ小島君を変えるだろうと注目していました。

そして8回、浦和学院は無死満塁の絶対絶命のピンチを迎えます。

並みの投手ならここで崩れますが、さすが小島君。

仙台の中軸を直球だけで三者連続三振に切って取ります。

しかし、同店で迎えた9回裏、ついに小島君の体に異変が訪れます。

軸足の左足がけいれんを起こしついに交代。182球の熱投でした。

甲子園の魔物に呑まれた小島君。

全ての責任を背負い、表情ひとつ変えずもくもくと投げ続ける

彼の心境を思うと、投手経験のある身としては、胸に迫るものがあります。

「栄光と挫折」 春にその投球に絶賛を浴び、夏に生涯忘れられない屈辱。

試合後「試合を壊した」と泣き崩れる・・・・・ でも泣くな小島君!! 

君にはまた来年の再挑戦の機会があります。

リベンジのため一段と成長した君の姿をまた甲子園で見たい!!


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