地元羽後町の西馬音内盆踊り会館で、元役場職員の中村昭夫さんの絵画展が開かれているので、見に行ってきました。
中村さんとは25年以上にわたって親しく付き合せて頂いていますが、こんなに絵心があるとは思わず、びっくりしました。
上の写真のように、羽後町内の茅葺き屋根の民家を描いた水彩画が32点ほど展示されており、町内外からたくさんの人が見にきていました。
また会場では、神奈川県在住の画家「五島(ごしま)まさをさん」のやはり茅葺き民家を描いた水彩画が展示されており、愛好家の目をひいていました。
さらに、会場の一画では茅葺き職人による茅葺き道具の製造実演も行われていました。
これは、今年茅葺き職人になるために、師匠の村上さんに弟子入りした若者が作業に使う「がんぎ」という道具を作っているところです。
町では今年、緊急雇用の資金を使って2人の職人を養成しています。
右の方が茅葺き大工の棟梁の村上賢助さんです。
羽後町には茅葺き屋根の民家が40軒以上あり、その保存に取り組んでいます。
茅葺きの家は日本の原風景であり、ノスタルジアを感じます。
中村さんの絵画展は1月31日まで開かれています。
今後各地で展覧会を開くことを勧めました。
25日、26日の2日間開かれた1月臨時県議会が昨日終わりました。
上の写真は以前の本会議での起立採決の様子ですが、こんな感じで議案の採決が行われます。
総額71億円、来年度にかけて実施する事業の前倒し発注などの債務負担を含めると107億円に上る経済対策などを満場一致で議決しました。
昨日は予算特別委員長の北林康司委員長が欠席のため、副委員長の私が特別委員会の議事を進行し、本会議でも委員長報告をしました。
波乱もなく採決されほっとしましたが、今回の補正予算が有効に活用されて少しでも県民の暮らし向きが良くなるように、今後も監視していきます。
ところで、国会での審議も参議院に論戦の舞台が移っていますが、相変わらず「政治とカネ」の問題が質疑の中心で、肝心の政策論議が横に追いやられているようで違和感を感じています。
そんな中、今朝の朝日新聞の秋田版のコラムに、県立大学の谷口教授が実にいい意見を書いていて、思わずそうだとうなずきました。
「政権を見守ろう、社会のルールが変わった!」という題のコラムでしたが、90年代に入って戦後の高度経済成長以降の成長戦略が行き詰っていたのに、それを実施してきた自民党政権が時代遅れのまま15年も延命してきた。
今回の政権交代は日本の時代遅れをリセットして、日本社会を21世紀にふさわしい新しいルールで運営するスタートと位置づけられる。
「新しい公共」「コンクリートから人へ」「温室効果ガス25パーセント削減」などは新ルールの適用宣言であった。
という宮台真司氏と外務副大臣の福山哲郎氏の対談「民主主義が一度もなかった国・日本」での両氏の認識に賛同する。
しかし、実際には過去にとらわれ、過去を蒸し返す議論が横行していないだろうか、としてコメの生産調整のペナルティ廃止問題に触れてマスコミの報道姿勢を批判しています。
新しいルールへの対応を議論せずに過去にこだわるのは姿勢からは何も生まれない、という主張は傾聴に値します。
結びに過去の問題を次々に持ち出して民主党政権を追い詰めて、政権を瓦解させても、今の自民党には新ルールで政権運営ができるとは思えない。
我々がなすべきことは、政権を見守り、新ルールのもとで自分たちの戦略を組み立てることである。と結んでいます。
私も最近の政治状況を見て、同様の感想を持っていたので、拍手喝采しました。
久しぶりに溜飲が下がった思いです。
緊急の経済、雇用対策の為の予算を審議する1月臨時県議会が今日と明日の2日間開かれています。
今日10時から開かれた本会議で佐竹知事は、「切れ目のない経済、雇用対策を行うため、消費の下支え対策として道路、河川等の公共工事や県単独事業を追加するほか県有施設の改修等を緊急的に実施する。また住宅の新築に対する支援を継続し、新たに住宅リフォームに対する助成制度を創設する。さらに環境対応車買換促進事業も今年6月まで延長する」と提案理由を述べ、今回の補正額は71億円、債務負担行為を含めると106億円の規模になります。
今日は各常任委員会でこの予算案の中味を審議していますが、私の所属する総務企画委員会で私は「これまで1000億円を超える経済雇用対策を打ったが、雇用状況は一向に良くならない。これまでの対策でどれだけの効果があったのか。」と問いました。
当局からは、倒産件数などが低く抑えられており一定の成果があったとの答弁がありましたが、実効性の観点から本当にどれほどの効果があったのか疑問が残ります。
また、エコカー補助金も延長になりましたが、こうした補助制度をいつまで続けるのか、その見極めはどうするのか、と質問しました。
答弁では、時々の県内での状況を見極めて判断するという答えしか返ってこず、納得できる答えとは言えません。
有効求人倍率が0.33倍、湯沢管内0.23と厳しい状況で苦しんでいる県民の皆さんに対策の効果が実感できる対策が必要です。
昨年7月にアメリカで心臓移植手術を受けた、羽後町の安藤ひろき君(小6)の帰国がいよいよ1月29日と決まったことが、18日の救う会のホームページで明らかになりました。
7ヶ月にわたるアメリカ、ニューヨークでの手術とその後の闘病生活は、さぞ大変だったでしょうが、ひろき君と付き添ったお母さん、お父さんを始め多くの支えで無事、元気で帰国できることは、とてもうれしいニュースです。
ご家族や救う会のメンバーの皆さん、そして何よりも心臓を提供されたドナーの方にお礼を言います。
いささかなりとも、お手伝いできた一人として本当にうれしいの一言です。
29日に帰国後は東京で検査を受けた後、数日でふるさとの羽後町に帰ってくるそうです。
最近のお母さんのブログに出てくるひろき君の写真は、ぷくぷくと太ってとても健康そうでこちらまで幸せそうになります。
暗い出来事の多い最近の世相の中で、とても元気の出る話題です。
多くのご寄付をいただいた皆さんに私からもお礼申し上げます。
小さな命を救ってくれてありがとう!!
今日1月の県政協議会が行われ、1月25~26日に開かれる臨時県議会に提案される100億円を超える補正予算の中味などの説明がありました。
わが会派には堀井副知事以下県幹部が出席して、説明と議論が行われましたが、やはり昨日行われた、来年度の米の作付け面積の配分方針を巡る問題に議論が集中しました。
総じてわが会派では、国の今回の強硬な姿勢を批判する意見と、県が簡単に方針を転換する姿勢に疑問が各議員から提示されました。
私も、県の姿勢は弱すぎるし、現場の農家が納得出来るような説明が必要だ、政策や方針がくるくる変わることに不信感が強まるし、知事の記者会見ではしっかりと説明することを求めました。
国会も今日から開会されました。
県議会も2月16日から招集されます。
依然として厳しい経済雇用情勢が続く中で、いかに県民の生活を守るのか、真摯な議論を行っていきます。
今日は、後援会の新春の集いと議会報告会を開催し、200人を超える支持者の皆さんに集まっていただき今年1年の活躍を誓いました。
県政報告で私は、昨年の政権交代以来の様々な変化に触れ、県政も変化の必要性を訴えました。
また、昨日行われた今年の転作の割り当てを協議する県の会議で、農水省の強硬な姿勢を批判し、それを受けて簡単に方針を転換する県の姿勢も批判しました。
明日、県政協議会が開かれますので、その場で県の考えを質したいと思います。
今年の新年会には新春らしく着物姿の女性の皆さんの参加頂き、盛り上がった集会になりました。
早いもので来年はまた、県議会議員の選挙が行われます。
支持者の皆さんから激励を頂き、精一杯の努力を誓った1日となりました。
昨日は羽後町の総合体育館の安全祈願祭ともちつき、みかんまき大会に出席してきました。
今年で36回目を迎えたこの大会は、体育館が建てられた時から毎年行われています。
羽後町の西馬音内地区では昔から、正月15日に前年に結婚したり家を新築した家でみかんをまく行事が行われており、その行事が体育館でも行われているのです。
今年は町内の商店や会社、団体などから134箱ものみかんの寄贈があり、会場に詰め掛けた多くの町民の皆さんにこのみかんやつきたてのおもちをステージの上から勢いよくまきました。
20分ほどでまき終わりましたが、多い人は家族連れで1箱以上も拾ったつわものもおり、大いに盛り上がりました。
今年は2月にカナダのバンクーバーで冬季五輪が行われます。
本県からもスキー複合競技に3人の選手が出場します。
一昨年の世界選手権団体で優勝した小林範仁、湊祐介両選手に、日本の第一人者の高橋大斗選手です。
是非頑張って秋田に金メダルを持ち帰って欲しいものです。
今日は地元羽後町と湯沢市の商工団体の新春懇談会に出席してきました。
羽後町の会では毎年ゲストの講師を呼んで講演会を行っています。
今年の講師は政治評論家の屋山太郎氏で「2010年の政治経済の展望」と題して講演が行われました。
昨年の政権交代の意義を解説しながら、鳩山政権の危うさなどを辛口評論しながら、今後の日本の行く末を語っていました。
うなづける点もありましたが、それはどうかなと言う事柄もあり興味深い講演でした。
その中でうなずける点は、政官業の癒着の構造を民主党政権が断ち切ろうとしている事は意義があるということでした。
屋山さんは今年78歳を迎えられるとのことでしたが、次々に政治の第一線で活躍されているせいか、じつに精力的に語られていました。
今年7月の参議院議員の選挙までもしかすると鳩山政権がもつのかと言う点は大変興味がわく話でした。
新年の活動も5日の羽後町消防団出初式から本格化しています。
出初式は毎年恒例とは言え、400人余りの消防団員を前にして激励のあいさつすることは、気持ちの引き締まるものがあります。
あいさつでは、地域の安全、安心を守るために必要な組織は消防、警察、医療であることを強調して、いざ有事に備えて万全の体制でいることをお願いしました。
私も県議になる前の20年にわたって消防団員を務めており、やはり1年の事始は緊張するものです。
今年こそ災害の少ない1年であることを祈っています。
昨日は冒頭の写真にあるように、連合秋田の「賀詞交換会」に出席してきました。
今年は連合秋田結成20周年の節目の年にあたり、例年立席での新年会でしたが今年は着席しての会でした。
今年は7月に参議院選挙があるためか、例年以上にマスコミの記者たちの姿が目につきました。
連合の工藤会長は今後非正規雇用の労働者も含めた、全ての労働者のために連合として汗をかく決意を述べていました。
雇用が一向に改善しないなかで、連合に寄せる期待はますます大きくなります。
注目の参議院選の候補者についての言及はありませんでしたが、現職の鈴木陽悦さんと隣り合わせになり、民主党の公募に意欲満々でやる気を感じました。
政権交代を本物にするためにも、次の選挙が正念場になると思います。
まだ、どの党も候補者が決まっていませんが、民主党にはしっかりとした体制で選挙に臨むことを期待しています。
新年あけましておめでとうございます。
今年もブログの更新に頑張りますのでよろしくお願いします。
皆さんは新年をどのようにお過ごしですか?
私は昨年2月に母が亡くなったので、喪中のためお正月の松飾や初詣などのいわゆるお正月行事はありませんでした。
息子と家族三人で静かな正月を過ごしています。
今日はの転作組合の総会に行ってきました。
そこで、十年後のわが集落の姿という、シュミレーションの資料が渡されました。
それによると、人口は現在40世帯、158人が134人に減り、就農者数は38人から20人へ、独居老人世帯が0から5世帯、高齢者だけの世帯が1から4世帯へと変化しているとのこと。
一軒一軒の家を思い浮かべるとなるほどな、と思える数字です。
春までにの環境保全会で、10年後の計画を作ることになっています。
こうして具体的な数字を示されると、少子高齢化が進んでいることにがく然とします。
皆さんのところでも、推計してみると参考になると思いますよ。