安藤豊ブログ【日記・活動記録・地元秋田のPRなど】

秋田県で活動中の安藤豊のブログです。日記や日々の活動記録、美しい自然に溢れる地元秋田のPRなど。HPもあります。

2月県議会終わる

2010年03月30日 | Weblog

会期を11日間延長していた2月県議会が今日最終日を迎え、43日間にわたる議論が終わりました。

長い議会を終えて帰宅して正直ほっと一息ついています。

昨日のブログで報告したとおり、今日の本会議で22年度予算案は賛成多数で可決されました。

修正案も出されましたが、賛成少数で否決されました。

本会議では賛成、反対双方から討論が行われ、わが会派からは土谷代表が賛成の立場から討論を行いました。

予算案全体には一定の評価を与えながらも、予算執行によって県民にその効果が実感できるような執行を求めました。

また、日赤・婦人会館跡地の再開発事業には、事業の透明性や県民市民の参加を求めてのにぎわい創出に配慮したソフト事業を展開することを求めました。

また、現美術館については、今後10年間で約10億円の修繕費がかかることから、藤田画伯の絵を保管、展示する歴史的な役目を終えたと考え、新美術館に引き継ぐことを求めました。

16~7年にわたって紆余曲折を経た再開発事業もいよいよスタートします。

関係者には、今回議会で指摘された様々な意見を斟酌し、後世に評価される事業展開を期待します。

私たちも今後しっかりとこの事業を成功に導くための責任を全うしていきます。

ところで、自民党の2人の議員が反対したとして、建設委員会の正副委員長を辞任し、議運の委員も辞任しました。

私は自らの信念を貫いた2人の県議は立派だと思います。(賛否は違いますが)

他の会派のことですが、意見の違いを受け入れない強権的なやり方には違和感を覚えます。(関係ないと言われればその通りですが・・・・・)

もし、私たちの会派で同じようなことがあれば、会派拘束はせずに自主投票とします。

政党というものは窮屈なものものですね。

 

 


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日赤跡地再開発採決

2010年03月29日 | Weblog

今議会最大の焦点だった秋田市の日赤、婦人会館跡地再開発計画に、県議会としてゴーサインが出されました。

今日午後の予算特別委員会の討論採決で、会派いぶきの淡路議員から関連予算を削除する修正案が出されましたが、採決では修正案賛成が10人で否決され、予算原案が可決されました。

私たちの新みらいは修正案に反対し、原案に賛成しました。

その理由は、秋田市の顔ともいうべき中央街区を今のままにしておくことは、空洞化にますます拍車がかかり、衰退を止めるためには現計画を推進することが必要との判断です。

美術館の移転が必要なのか?

本当ににぎわいが作れるのか?

ゼネコンのための再開発ではないのか?

数々の疑問が出され会期を延長してまで議論してきたこの問題に決着がつきました。

注目の自民党の対応は、多数決で賛成になりましたが、建設委員会の委員長と副委員長が反対にまわり賛否が割れました。

その結果、事業の見直しを求めた請願が建設委員会で採択され、学術教育委員会で不採択になるなど賛否が分かれました。

明日の本会議で再度採決することになりますが、採決方法を巡って、起立採決を主張する一部自民党と記名投票を主張する他の会派や自民党の一部とで意見が対立し、5対5の可否同数で委員長裁決で起立採決と決まりました。

私たちは賛成しますが、これだけ議論を呼んだ議題であり、賛否を明確にする意味でも記名投票にするべきだと思います。

会派を一本化出来なかった自民党が、採決方法でも曖昧な手法を選択するのは潔い態度とはいえません。

一体何のための会期延長だったのか、との疑問が解けません。


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政治パーティ

2010年03月28日 | Weblog

最近、政治家のパーティが多く開かれています。

先週は同じ会派の土谷県議の県政報告会が開かれて、300人近い参加者が話題の中心市街地再開発事業などに聞き入っていました。

ゲストは地元在住の辻田与五郎さんの講演で、血液型と相性や選挙運動漫談などで会場を沸かせていました。

私も以前後援会の女性部集会で講演してもらいましたが、大変好評でした。

おとといは秋田市長の穂積志氏のパーティがありました。

市内のホテルの宴会場に1000人近い人が集まり、若い市長に対する期待感の表れでしょう。

再開発については、今回の計画を進めることが、県都の顔作りにかかせないとして、理解を求めていました。

そして昨日は、昨年の衆議院選挙で初当選した京野公子さんの春の集いがありました。

時局講演会の講師は新党大地の代表、鈴木宗男衆議院議員で、持ち前のバイタリティとユーモアのある語り口で300人以上の支持者を沸かせていました。

予定時間を30分以上もオーバーしながら、検察捜査を批判し、民主党政権への支持を訴えていました。

さすがに40年近く永田町に身を置いただけに、政界の裏話などはなかなか興味を引くものでした。

宗男議員は拓殖大学の出身で私と同窓であり、親近感を持っていました。

小沢幹事長の政治資金問題が鳩山政権の支持率低迷の原因のひとつだけに、参議院議員選挙の行方は、この問題に今後の浮沈がかかっていると思いますが、宗男議員は、小沢氏なくして鳩山政権はなく、鳩山政権が崩壊すれば民主党も崩壊すると強調していました。

昨日は鈴木陽悦参議院議員と羽後町を回りましたが、予算委員会などで頻繁にテレビ中継に映っているせいか、テレビでみているよ、という好意的な声が多く聞かれ心強さを感じました。


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ふるさとの山河

2010年03月24日 | Weblog

湯沢市での仕事の途中、西の方を見ると鳥海山が残雪を抱いてきれいに見えたので写真を撮りました。

曇り空なのであまりきれいに撮れませんでしたが、湯沢市や横手市からみる鳥海山はきれいな円錐形で、日本一の山、富士山にそっくりです。

まさにふるさとの原風景です。

秋田県民歌の最初の歌詞も「秀麗無比なる鳥海山よ・・・・」と歌われています。

どんな人にも、生まれ育ったふるさとの懐かしい風景が心の中にあるはずです。

それはふるさとの山や川であったり、父や母だったり、時間も忘れて遊びほうけた友達だったりしているはずですが、不思議と元気をくれる存在です。

上の写真はその帰りに撮った雄物川の風景です。

雪解け水を満々とたたえてふるさとの川は今日も悠然と流れていました。

ここは私が時々散歩するときに通る道すがらの風景です。

皆さんのふるさとの原風景は何ですか?

父も母も送った私には、まさにいつも変わらぬ父なる山と母なる川です。

 


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歴史は繰り返す

2010年03月23日 | Weblog

ご承知のように、県議会は21年ぶりに会期を延長しました。

3連休中に会合に出席すると、県議会もずいぶんもめるね、という声が返ってきます。

私は、もめているのではなく、間違いのない議決をするために議論しているのだ、と答えています。

自民党の対応には首を傾げますが、基本的にさらに事業を精査することには、反対ではないので、結果的に会期延長には賛成しました。

ところで、21年前の会期延長は何が原因かと、当時の新聞を調べてみました。

理由は当時全国的にブームになっていた、リゾート開発の調査事業でニュージーランドに職員を派遣する事業に、県政与党の自民党が噛みついたことが原因で、3日間の延長の末、予算を減額修正しました。

当時の自民党幹事長は北林昭助氏(北秋田郡選出)で、そのコメントが「与党といえども是々非々だ」というものです。

当時の知事は佐々木喜久治氏で3期目の途中でした。

共産党以外オール与党の状況で、独断専行に陥ってきた知事に、灸をたてたいとの思惑もあるとの解説も載っていました。

歴史は繰り返す。

今回は、全国的に失敗例がニュースになる、市街地再開発事業が舞台です。

与党の自民党が疑義をはさむことまで同じですが、佐竹知事はまだ就任後1年足らず。

与党の反乱にしてはずいぶん早いな、という印象です。

リゾート開発も鳴り物入りで実施されましたが、県内の観光地を見ても、その成果が残っている箇所は皆無です。

時々のはやりで、今は再開発、の感があります。

ちなみに、当時の国政のニュースは、海部首相と自民党の幹事長の小沢一郎氏が衆議院の解散はしない、とのコメントでした。

因縁を感じます。 


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会期延長

2010年03月19日 | Weblog

昨日の議員総会での、自民党会派の賛否を巡る紛糾で予算委員会の採決が延期となり、今日1時からの本会議で会期が今月30日まで延長されることになりました。

県議会では21年ぶりの会期延長だそうですが、やはり異例なことです。

議会全体として審議が尽くされていないという認識であれば、会期を延長して調査や議論するのは当然のことですが、もっぱら自民党の会派内の事情で延期されるのであれば、昨日のブログで書いた通り遺憾なことです。

日赤跡地での市街地再開発関連以外の緊急を要する予算は23日に議決するので、それ以外の県事業に影響はないでしょうが、せっかく会期を延長したのですから、やはり県民、市民の目線で審議を尽くすことを忘れてはいけないと思います。

ところで、昨日心臓移植が成功した羽後町の安藤大輝(ひろき)くんが県庁を訪れ、佐竹知事に元気になった姿を披露し、多くの支援に感謝するとともに、小学校の卒業を報告しました。

私も同席しましたが、知事から「元気になってよかったね。みんな心配していたんだよ」と話しかけられると、ちょっと照れながら「はい」と答えていました。

ご両親や救う会の関係者の満面の笑顔が印象的でした。

その後、記者会見し、多くの記者やカメラの前で、しっかりとお礼の言葉を述べていました。

恥ずかしがり屋のひろきくんもだんだん成長してきたな、と実感しました。

その後、手術後に滞在先のニューヨークで覚えたマイケル・ジャクソンの踊りのものまねを披露している姿がテレビで流れました。

ほほえましい光景でした。

殺伐とした世相の中で、ほっと微笑みするニュースです。

元気で大きく成長することを願っています。

ラーメンが大好きで、将来ラーメン屋さんになりたいというひろきくんに、前にブログで紹介した湯沢市の黒豚ラーメンのお店を紹介しました。


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予算案採決

2010年03月18日 | Weblog

昨日、一昨日と2日間にわたって、予算委員会の総括審査が開かれました。

延べ14時間にわたる質疑の3分の2は、中心市街地の秋田市中通1丁目再開発を巡る問題に終始しました。

10数年にわたる事業経過のなかで計画が二転三転し、その間大型商店などが撤退して空洞化が進み、いよいよ事業スキーム実施の最終段階になって異論が噴出しています。

議論の中心は、現在の計画で本当ににぎわい創出できるのか。

建設工事を請け負う事業代行者の選定が1社の応募のみで透明性や競争原理が働いていないのではないか。

そして、県が事業の一部としている県立美術館の移転新築の是非、の3点が大きな疑問点です。

質疑のなかで知事は、事業を再検討することは現実的に無理があり、前向きなリスクは今後の努力により解決できると、事業予算に理解を求めました。

また、これまでの議会に対する説明不足には、配慮が足りなかったと陳謝 しました。

今日は、10時頃から各会派の議員総会が開かれそれぞれの賛否が決まります。

予算の減額修正案も出されそうで、3時からの予算委員会の採決がどうなるのか、依然として見通しが立ちません。

わが会派も賛成、反対の意見があり最後までぎりぎりの議論を尽くして判断します。

と午前中に書き込んで会派総会に臨み、わが「新みらい」は6人でそれぞれ意見を出し合い、原案に賛成する方向で意見集約しましたが、

最大会派の自民党が賛成、反対で紛糾し、結局会派としての意見集約ができず、会期延長を申し出ました。

最大会派とはいえ、一会派の都合で会期を延長することは、前代未聞の暴挙であり、議会運営委員会で他の会派は強硬に反対しましたが、結局今日の予算委員会の採決は延期され、明日、再度本会議を開き会期延長の採決をすることになりました。

こうした決定は聞いたことがなく、県政史上に悪例を残すことになります。

まさに数の横暴です。

会派の賛否がまとまらなければ、会派拘束をかけず自主投票にすればいいだけのことです。

まったく、腹立たしい自民党の態度です。

 

 

 


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定時制高校

2010年03月14日 | Weblog

昨日は、湯沢北高校の定時制過程、閉課記念式典が開かれ参加してきました。

この定時制高校は戦後の復興期の昭和23年に開設され、今年閉課されるまでに3201人の卒業生を輩出して、地域の貴重な人材を提供してきました。

当時は子どもの数も多く、向学心に燃える勤労青少年にとっては貴重な進学の場であり、働きながら学ぶという厳しい環境にあっても、明るさを持った教育の場だったことは、参加した卒業生の式の後の思い出を語る会での、大変な盛り上がりに象徴されていました。

定時制過程も、時代の変化と少子化の進行という現実のなかで、その役割も変化し、各地で集約化が進んでいます。

県南地区も横手駅前に横手高校の定時制校舎を新築し、角館南高校の定時制との2校制になっています。

不登校や引きこもりなどの問題を抱える子どもたちが増え、その受け皿としての役割も持つ定時制。

話題の中央街区の一画に建てられた、定時、通信制高校の明徳館高校は1000人を超える生徒が在籍し、県内最大規模の高校になっているそうです。

新築当時、当該委員会に所属していましたが、これほど大きくなることは想像していませんでした。

定時制高校に脚光があたることはめったにありませんが、大事な役割を果たしていることを再認識した一日でした。


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中央街区再開発の行方

2010年03月13日 | Weblog

昨日は議会各会派の議員総会が開かれ、16日から2日間行われる予算特別委員会の総括審査の質問項目が通告されました。

総括審査が重要視されるのは、常任委員会の審査は知事が出席しませんが、総括審査だけは、質問者と知事が一問一答で議論を行い、予算などの重要議案の賛否を決める上での大きな方向性を決めるからです。

国会の予算委員会の質疑と同じやりかたです。

私は副委員長なので、質問には立たず議事進行を補佐する行司役です。

審議の模様はインターネット中継されます。

この中継も私が議運の委員当時に、議会改革の一環として提案して導入されたものです。

たくさんの人たちがアクセスしているようです。

ところで、今回質問に立つのは9会派、18人の議員ですが、そのうち12人が中央街区の再開発問題を取り上げています。

この問題がいかに議員や県民の関心を呼んでいるかの証しです。

知事がどのような見解を示すのか、佐竹知事にとっては最初のハードルです。

ただ、今回の予算では再開発だけでなく、大きな決断を要する問題は他にもあります。

例えば、毎年2億円以上の赤字を出している秋田内陸縦貫鉄道の支援問題や、県の中核医療を担う厚生連への支援と湖東、仙北組合病院の改築問題など、地域と県民に密着した課題はたくさんあります。

今回の質疑ではこの問題を取り上げたのは、わが会派の中田議員だけなのが少々残念です。

とにかく、来週の質疑が予算審議の山場です。

興味のある方は、火曜日9時半から県議会のインターネット中継をどうぞ・・・・。


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予算委員会

2010年03月12日 | Weblog

今日は予算委員会が開かれ、各常任委員会の審査内容が報告されました。

焦点の中央街区の再開発事業を審査している建設、学術教育公安の委員長報告は、多くの時間をさいて、委員会での審議の中味が報告されました。

建設委員長報告では、「白紙に戻して再検討したら?」との意見に「今回の計画は県都の顔をつくるもので、再考は難しい」との見解が示されました。

また、事業組合がゼネコン4社から多額の借り入れをしている件では、準備組合は任意組合で信用力が弱く、銀行からの借り入れが難しく、事業協力者の建設会社から借りている、との答えがありました。

この事業が「待ったなし」としている理由については、権利変換計画を見直さなければならず、事業費のかかりましになり、さらにイト―ヨーカドーの撤退など中心市街地の空洞化がさらに進行しており、事業の頓挫は許されない状況を意味している、との答えがありました。

今日は各会派で議員総会が行われました。

15~16日に知事も出席して総括審査が行われますが、再開発の行方を占う最後の機会になります。

わが会派は、中田議員が質問に立ちます。 

 


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追加補正予算

2010年03月10日 | Weblog

今日は本会議が開かれ、国の2次補正予算に伴う経済対策などの臨時交付金などで78億円の追加交付があり、決算見込みも含めて35億円余りの追加補正予算が提案されました。

政権が変わっても、経済が上向く気配が感じられず、今回の緊急対策を含め切れ目のない対策を打っていますが、正直なかなか成果を実感できずにいます。

今回の予算も、林道整備や県有建物の改修などに使われますが、建設業者などを通じて一定の雇用や経済効果はあると思いますが、基本的には大きな雇用吸収力のある企業の立地が望まれます。

ところが、昨年の企業誘致は残念ながら1件もなく、厳しい経済環境のなかで、企業誘致は厳しさを増しています。

今日の本会議で、県の技術開発の元締めである「産業技術総合研究センター」の所長にトヨタの中央研究所の取締役を務めた「斉藤昭則氏」を起用することが提示されました。

斉藤氏はにかほ市出身でトヨタの研究部門で大きな実績を残した人であり、今後自動車のみならず、豊富な経験と人脈を使った役割に期待するところ大です。

企業誘致が厳しい上は、県内企業に実力をつけてもらうほかありません。

また、今日は本会議に「秋田県民の読書活動の推進に関する条例」が全議員提案で提出されました。

これは、議会の読書と図書活動を進める議員連盟で、議員提案の条例化を模索しており、この度提案されたものです。

私も役員の一人として、原案作成に携わったので、ぜひ可決して図書活動と読書の充実に力を尽くしたいと思っています。

 


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常任委員会4

2010年03月09日 | Weblog

3日から開かれていた各常任委員会も今日の審査で一段落です。

総務企画委員会では、以前説明した「首都圏テレビ等活用型の情報発信」について、再度県当局から説明がありました。

以前は、300万円の予算で15秒のスポットコマーシャルを10回程度首都圏で放映するという内容でしたが、議員から「どんな効果があるのか?」と疑問の声が上がり、再度検討した結果、県内のメディアの協力を得て、首都圏のキー局などに情報などを売り込む内容に変更しました。

しかし、予算審議途中での内容変更や事業効果に納得いく説明が得られず、休憩をはさんで、殆どの議員から不満の声が上がりました。

私は、予算を提案する上での熟度の低さを指摘し、仮に事業仕分けの観点から言えば、△か×の事業だ、と厳しく指摘しました。

今後の事業展開を検証していきます。

また、建設委員会では再開発に関して、参考人質疑が行われ、事業に中心的に関わっている3人に質問が行われました。

県立美術館の移転新築に関しては、知事が移転した後でも現美術館を何らかの形で残す可能性を示唆していることに、議員の不満が高まっています。

厳しい財政事情の中で、あれもこれもやるという発想は理解を得られないと思います。

総括審査での疑問点の一つになるでしょう。

最大会派の自民党の中でも、この事業に対する評価は割れています。

 


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常任委員会3

2010年03月08日 | Weblog

各常任委員会も終盤を迎え、総務企画委員会では今後の県政指針となる「ふるさと秋田元気創造プラン」など各計画や財政見通しなどを議論しました。

ふるさと・・・・は佐竹県政の設計図です。

出生数を減少から増加にして8000人を目指す、製造品出荷額を15%伸ばすなど高めの目標を掲げています。

私は、人口や所得などの県民にわかりやすい目標の設定を求めてきましたが、受け入れられていません。

事業は実施したけれども、成果が県民に実感できなければ、多くの予算が無駄になります。

今後、実施計画で成果を出すことが求められます。

また、今議会の焦点になっている「中央街区再開発」を審議している建設委員会では、明日関係者を参考人招致をして詰めの審査をします。

議員の賛否は依然としてはっきりしませんが、15日~16日に行われる総括審査で知事が議員の疑問にどの程度答えられるかが決め手になります。


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ひろき君帰国報告会

2010年03月06日 | Weblog

今日は、午前中に湯沢市にある工芸授産場の移転改築竣工式に出席してきました。

「ワークセンターゆざわ」と名づけられた新しい施設は、旧雄勝中央病院前の駐車場だった国道沿いに1億4000万円余りの予算で新築されました。

これまでの施設は、築後45年ほどで老朽化が進み、国、県などの補助を得て、この度改築されたものです。

生活保護の授産施設と障害者の就労支援の両方を受け持つ県内初の施設として、利用者の皆さんや関係者の皆さんはとても喜んでいます。

この施設はクリーニング業務を中心に軽作業などで利用者の就労支援を行っており、大変喜ばれています。

午後は地元羽後町の小学生で、アメリカで心臓移植手術を受けた、安藤大輝(ひろき)君の帰国報告会が開かれました。

これまでの経過はブログなどで報告しているので、省略しますが、多くの皆さんの善意と協力、ドナーの方から臓器の提供という貴重な支援で一人の子どもの命がつながりました。

あいさつに立ったお父さんは「多くの皆さんのご支援に感謝します。頂いた命を大事に子どもの成長を応援していきます。家の中に笑い声が戻ったことが何よりうれしいいです。」とうれしそうにお礼を言っていました。

大輝君は恥ずかしがりやなので、皆さんの前では小さな声で「ありがとうございました」と言うのが精一杯でしたが、会場の皆さんから暖かい拍手をもらっていました。

終わったあと、前の晩からお礼を言う練習をたくさんしたのに、上手に言えなくて悔しいと泣いていました。

その姿が無性に可愛いと感じました。

今年7月からは、15歳以下の子どもも国内で臓器移植を受けることが出来るように臓器移植法が改正されましたが、臓器の提供が直ちに増えるとは考えにくく、まだまだ移植を待ちながら命を終える人たちや、外国での移植を待っている人の多いことに心を痛めます。

今はただ、いのちのリレーを受けた大樹君が、元気に成長することを願うのみです。

ご支援を頂いた多くの皆さんに私からも再度お礼を申し上げます。


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常任委員会2

2010年03月05日 | Weblog

今日で県議会の常任委員会も3日目を迎え、審議も佳境に入っています。

総務企画委員会では、昨日の午後から総務企画部の審査に入り、財政課や総合政策課、人事課などの22年度事業を議論しています。

財政課所管では、新年度予算は前年比3.5%増の積極予算になったが、国の緊急経済対策に伴う165億円や新幹線保有機構からの115億円の返還金、民主党政権による地方財政対策による地方交付税増額など、追い風のなかでの予算案となっている。

職員の臨時的給与カットも今年3月で終了し、財政の150億円以上の収支不足もだいぶ緩和されましたが、国の財政が危機的な状況にあり、まだまだ予断を許さないことを指摘しました。

昨日の夜は地元湯沢市で地元銀行の北都銀行の会があり、挨拶に立った斉藤頭取は今後、経済が急成長を遂げている中国を視野に農業やアグリビジネスに積極的に支援することを表明して、注目を集めました。

1次産業の農業を6次産業化することは、時代の要請と合致した発想だと感じました。

 


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