ぶっちゃけ…独り言?

日記と言うよりも雑記…映画とか漫画の感想やらスポーツの観戦記やら、そりゃもう思いっきり雑記です。

PRIDE武士道-其の九-PRIDE GRAND PRIX2005ライト級・ウェルター級トーナメント

2005-10-03 | 格闘技
地上波待ちは辛い。
しかもダイジェスト・・・が、それでも武士道は最高でした!
とにかくレベルが高い。

○美濃輪育久vs.フィル・バローニ●
今回は追い風ダッシュだそーですw
てか、素で「あぶね!」とか言ってるし。
ダイジェストだったので実際はどーだったか分からないけど、
主導権は握ってたよーに見えました。
テイクダウンも上手く取ってたし、腕関節や脚関節とチャンスも結構あった
んじゃないですかね。
打撃を多少貰ってた気もするけど。
取り敢えず判定ながらもリベンジを果たしました。

○ダン・ヘンダーソンvs.長南亮●
ミドル級でも活躍していたヘンダーソンですが、やっぱりこっちが本来の
階級ですよね。
右を軽く当てといて、左をフェイントで使って、渾身の右。
完璧なコンビネーションで長南を秒殺しました。
いや~、強いです。

○ムリーロ・ブスタマンチvs.須田匡昇●
ダン・ヘンダーソンと同じくミドル級で活躍してきたブスタマンチは
修斗の現役チャンピオン須田を得意の関節で粉砕。
「一進一退の攻防」とか言っていたがこれもダイジェストだし・・・
結構内容が濃そうだったので残念。

○桜井”マッハ”速人vs.ジェンス・パルヴァー●
PRIDE参戦以来あまり良いファイトが出来ていなかったマッハですが、
体重を絞ってライト級に参戦したのが大正解でしたね。
正直、もう終わってるかなぁ~なんて失礼な事も思っていたのですが、
身体にキレが戻って全盛期の動きに近かったんじゃないかと思います。
特にキックのキレは抜群でかなり有効に使えてましたね。
パルヴァーもパンチ技術に関してはやっぱりトップレベルで
2回決定的になりそーな場面も作ったのですが、最後はマッハがボディから
膝、そして怒涛のパウンドでKO勝利。
お互いの持ち味が出てて凄く良い試合でした。

○五味隆典vs.川尻達也●
修斗の新旧王者対決で今回最も注目のカードでした。
そして、予想通り・・・と言うか予想以上にレベルが高くてシビレました。
パンチで崩したい五味に対し、ローキックとカウンターで対抗する川尻。
息をもつかせぬ、手に汗握りまくりの攻防。
試合が動いたのは5分を過ぎてからですかね。
五味が戦い方を変えてきました。
多少貰っても良いからって感じで、パンチで勝負出来る距離にグイグイ
入ってくるよーになりました。
肉を切らせて骨を断つって奴ですか。
リスクが大きいのにこーゆー事が平気で出来るから五味は強いんですよね。
そして、パンチから膝で川尻が崩れたところへバックポジションから
パンチの雨あられ。
川尻が嫌がって身体を起こしたところを胴締めのチョークスリーパー。
凄い!凄すぎっす!
まさかこーなるなんて夢にも思わなかったです。
当然、今回のベストバウトです。

○ルイス・アゼレードvs.小谷直之●
HERO'Sでの所英明の活躍でちょっとだけ有名になったZSTのエース小谷が
武士道初参戦だったのですが、シュートボクセの壁は厚かったみたいですね。
わずか12秒でKOされてしまいました。
五味を苦しめたアゼレードが相手じゃちょっと厳しかったかぁ。
ま、持ち味が出せなかったのでまた出て欲しいです。

○ヨアキム・ハンセンvs.イーブス・エドワーズ●
一部のマニアにはライト級外国人最強対決なんて言われてましたが、
ハンセンが判定で勝利しました。
てか、またもやダイジェスト。
これじゃ何も分からないよ。
「ハイレベルな攻防」なんて一言で片付けないで、だったら全部見せてくれ。
ほんのちょびっとだったけど、何かハンセンが本調子じゃなく見えた
んだけど・・・

○ダン・ヘンダーソンvs郷野聡寛●
はい、ダイジェストです。
なので、実際は分からないですが、見た感じはヘンダーソンの圧勝ですね。
てか、半端じゃなく強いんですけど。

○ムリーロ・ブスタマンチvs.美濃輪育久●
何気に師弟対決ですが、やっぱりグラウンドでは師匠の方が一歩も二歩も
上でした。
ブスタマンチはポジショニングが抜群です。
ブラジリアン・トップチームの名参謀って呼ばれてるのも伊達じゃないですね。
美濃輪も途中フロントチョークが取れそうだったんですけど、
腕が掛かってなかったですからね。
ねちっこくやられて、最後はサッカーボールキックで粉砕されてしまいました。
う~む・・・やっぱり実力がもう少し足りないかぁ~。

○桜井”マッハ”速人vs.ヨアキム・ハンセン●
これまた凄い試合でした。
先ずはハンセンがパウンドから踏みつけ。
ギリでかわしたマッハが左フックをドンピシャのタイミングで当てて
さらに投げを打ち、もつれながらも腕十字へ。
すげぇ~!
この攻防が見れただけでも大満足なくらいにシビレましたよ。
結局、最後まで押し気味だったマッハが判定で勝利を収めました。

○五味隆典vs.ルイス・アゼレード●
因縁の対決ですね。
前回の対戦ではかなり苦戦してた上に、川尻相手に戦った後で、さらに
アゼレードはほぼノーダメージと、五味にとってはかなり厳しい条件だった
と思うんですけど・・・
やっぱり気持ちが強いんですよね~。
ドンドン自分からプレッシャーかけてくし、貰っても絶対に返すし、
”倒す”って気持ちがめちゃ強いです。
やっぱりファイターってのはこーじゃないとね。
決定打こそなかったものの、常に先手を取って攻撃し続けた五味が
判定で勝利を収めました。

てわけで、決勝のカードが決まりました。
ウェルターはダン・ヘンダーソンvs.ムリーロ・ブスタマンチ。
打撃のヘンダーソンか、寝技のブスタマンチか・・・
上手くグラウンドの攻防に引き込めればブスタマンチが勝ちそうだけど、
ヘンダーソンもヤバイくらい強いからなぁ~。
ライト級は五味隆典vs.桜井”マッハ”速人。
コンプリートファイター同士の夢のカードです。
五味の強さは尋常じゃないけど、復活したマッハも相当強いですからね~。
鍵はローキックかもしれませんよ。
今まで五味は完璧な強さを見せてましたが、川尻戦でローへの対処が
甘いところが見えましたから。
ま、それでもお構いなしで勝っちゃったけど。
ま、ぶっちゃけ両階級ともどっちが勝つか予想もつかないです。
大晦日に結果が出るので楽しみに待ちましょうか。

とにもかくにも・・・武士道最高です!

余談1:突然呼ばれてリングに上がった須藤元気のドキマギしながらの
挨拶、良かったです。彼、良い人なんだろ~なぁ~。

余談2:同じキッドでも”神の子”より”浅草”の方がちゃんと喋れてました。