藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

稲城市議会、六月議会最終日は・・・

2008年06月29日 | 議会状況
 いやあ~、最終日は時間がかかりましたねえ。閉会した時間は3時半くらいなんですが、内容が内容で、長く感じたのです。市長から提出された議案は数も少ないので、時間はかからずに可決。しかし首をひねりたくなるのは、議員から提出された三つの議案と、市民の方から出された二つの陳情の結果です。議員提出は、<原油価格高騰への緊急対策を国に求めるもの>と、<後期高齢者医療制度を廃止して、持続可能で公平公正な制度の確立を>と、いうものと、<多摩地域の裁判所支部の本庁化と八王子裁判所の存置を求める>というものでした。もう、原油も医療制度も、一自治体では改善できない課題で、国民の暮らしというより、命に関わる問題です。なのに、なのに、この二つは、それぞれの党で、既に国あてに言ってるし、原油の件は、国も対策を出したから、もう遅いし言うことない、医療制度はいったいどんないい制度が対案であるのか、国がいくら出せばいいんだ、とかで、両方とも否決されました。 あのね、原油対策はね、イカ釣り漁船がストをしたんで、急遽でた感じの、補正予算ゼロの対策ですよ。医療制度は、7年ほど前から言ってる、医療制度改革で、全体の見直しをするはずのものよ。地方議員が、国がやるからもういいんだ、となれば、地方の議員なんて不要な存在でしょ。地元の声をしっかり聴いて、国に物申すのが、役目のひとつなんでしょ。 そう、陳情もそうでした。やはり、後期高齢者の制度改善を求める陳情は、<不採択>・・・。福祉人材の確保施策の充実を求める陳情・は、国が法律を作ったから、と、<趣旨採択>で、採択ではないので、国に意見書提出は無し。この件は、私、採択を求める討論をいたしました。この、法律。民主党さんが、出した案は、まあ良かったのだけど、自民党さんと協議した結果、できた法律は、背骨どころか、小骨までとった法律。あんな法律じゃ、推移を見守るなんて悠長なこと言ってられません。・・・しかし、悲しいかな、議会は多数決の世界です。唇をかむことが、あまりにも多いのが、稲城市議会の状況であります。
                
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