藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

未完成飛行物体

2017年09月01日 | 雑感

 今年も八月の末に、夫の実家(秋田)に行ってまいりました。

 折しも東北に台風の影響による豪雨がやってきた時で、予定していた新幹線が運休。

 けれど、時間はかかりましたが、別ルートで無事に到着いたしました。


 いつものように駅に迎えにきてくれた、義兄の運転する車から見る景色は懐かしい。


 私が産まれたところではないのに、なんだかずっと前から知っているように思えて、懐かしい。


 まっすぐ平らに広がる畑。 豪雨が去った後の青空にバランス良く広がる白い雲。 遠くの山々。 美しいかたちの鳥海山。


 92歳になる義父も、まだまだ元気に迎えてくれました。


 
 お酒が好きな義父・嫁(私ね)。夫ももちろん参加して夜は酒盛り♪

 義父さんは、昨年よりも海軍時代の話が多くなり、何度も同じことを話します。義兄は毎日聞くハメらしく「またその話!」と言ってますが、一年に数日しかいない私は、ニコニコしていられます。

 そのうち義父さんは歌を唄いだしました。

 「わたし~の~ラバさあん、しゅう~ちょ~の~むすめえ~♪」と、手拍子しながら気持ちよさそうに何度も唄います。


 海軍の衛生兵で、運よく戦場に行かされずに済んだ義父ですが、先輩の兵にずいぶんとしごかれたようです。泳げない義父は、泳法を教えてもらうことなどないままに、水の中に何度も落とされて、上がろうとするとまた抑えられる。

 自分の意思で海軍に行ったわけでもないし、<兵隊>の上下関係でいじめのような行為にあうという理不尽さ。

 
 手拍子しながらにこにこと唄い続ける義父さんを見て、ああ、こうやってみんな唄いたかっただろうに、と思いました。

 戦争に行かされて、戻れなかった人たち。 無事に帰ってきて、こうやって唄いたかっただろうに。


 戦争は、してはいけない。

 だのに。


 北朝鮮のミサイルの脅威を、どうも<利用>してのことかと、私は勘ぐっています。

 来年度の防衛費予算。 自国防衛を超えた装備を入れているのでは? 他国攻撃できる装備を入れているのでは?

 なんだかんだと高いお金で武器やら研究費を組んでいるけれど、今、国の予算はものすごい借金のもとで構成されている状態を今後どうするつもりなのでしょう。 消費税10%どころじゃないことになるでしょうに。

 美しい国構想はもう吹き飛ばしたのね。



 日米安保条約に従って、米国が日本を<守る>という(私からすれば「空手形」だけど)行動で、そのうち日本中を飛び回ると予測する、

 <オスプレイ>


 今日もエンジン不良で不時着。


 あれは、「未確認飛行物体」ではなくて、いつどこに落ちるかわからないような「未完成飛行物体」だと、私思いますよ。
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