藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

忘年会をやっても忘れないこと

2011年12月31日 | 雑感
 本日、大晦日。

 大掃除(中掃除?)をして、あと少し料理つくりがあるけど、ちょっと休憩。

 大変な年でしたね。
地震・津波・原発事故・・・突然の家族との別れ・家も思い出の品も友も、仕事も失い
将来の希望も見えない・・・。

 でも、多くの人が支援に立ち上がって、ああ、人間はまんざらでもない、まだまだ立ち直れるかも、と思いました。

 今、笑顔で頑張っている人も、家族や友人をなくされた方が居ます。その傷は深く、笑ってがんばって自分を支えているんだと思うんです。
 家族や友人など、大切な人と永遠に別れてしまった時、その悲しみはずっとずっと続きます。一時紛れても忘れない。その気持ちを素手でつかむようなことをせずに、そっと真綿にくるむようにしながら、支援することが大切だと思うんです。復旧計画は、そんなデリケートな気持ちを持って行なってもらいたいです。


 自分にとっても、結構大変な年でした。
多くの方達のお力をいただいたのに、「大変だった」なんて言うのは申し訳ないですが、本当にいろいろ経験させていただきました。
 学校の授業で学ぶことよりも、ドラマチックに多くのことを学んだ気がします。
 これからは、学んだことを活用してまいりたいと思います。
え?何を学んだかって? ま、これこれを学びましたって言うより、見てちょ、ってところかな。


 今年最後に、「放射能」について。

 今、国も基準値でもちゃもちゃしてるけど、いくら基準をつくっても、何をどのくらいどうしたら良いのか、不明じゃありません?だってたとえばスーパーで売っている野菜、なにがどのくらいの数値なのか、わかんない。子どもの学校の雨どい付近はどうなのか、わかんない。これでは外部被爆も内部被爆もわかんない。

 「放射能ほうしゃのうって、騒ぎすぎじゃない?」とおっしゃるかたも大勢おいでですが、ちょっと学ぶとすぐわかるはず。

 例えば、川の水は海にそそいでますが、いきなり川ができてるんじゃなくて、降った雨が土や山に沁みて保水された水が小さな流れになって、それが集まって小川になり川になっていきますよね。美味しい地下水も幾層もの自然のろ過が働いてできる。
 つまり、水や空気って、広範囲かつ長期間かけて繋がり広がり様々な事象を作っているわけです。福島で壊れて飛び出した放射能・・・安全よといいきれるわけがありません。
私達は、未知の物質と対峙することになってしまったのです。

 もう一度、危ないか安全かという極端な答えで終始せずに、真摯な気持ちで現状を把握し、どう対処すべきか、多くの人と考えていくことが必要だと思います。
え?自分はどう考えるかって?私は、危険を前提にしてます。そして、「脱原発」だよ。
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