M2の山と写真

午年の馬力で近場の四季の山々をトレッキング

徳沢から蝶ケ岳  2013.05.14~15

2014-05-06 | 番外編


2013.05.14~15 今年度40回目の山行 天候 両日共快晴 単独

賞味期限を1年とすれば、ギリギリの第2弾である。
GWに蝶ケ岳登山した山仲間に刺激されて行く事にした。単独では少し不安も有ったが穂高から槍の大展望を見たい気持ちが勝った。

行くからには好天でなければ意味はない。2日間晴れだと見極めて、前日徳沢ロッジにネットで予約を入れた。予約OKの返信はなかったが14日早朝、車で出発した。生憎な事に名神のリフレッシュ工事中で関ケ原まで一般路を利用した。

平湯に駐車してバスで上高地に向かう。大正池で下車して写真を撮りながら徳沢に向かった。

3時ごろ徳沢ロッジに着いた。その日の宿泊者は10名ほどだった。涸沢まで行く人や周辺を散策する人ばかりで蝶ケ岳に登る人はいなかった。

夕食前にピッケルを持ったフル装備の若者が疲れた様子で入って来た。11時ごろ徳沢を出発して長塀尾根を蝶ケ岳に向かったところ、途中で道を失い、彷徨った挙句、蝶ケ岳登頂を断念して下山に掛かったが、また迷ってこの時間になったと云う。残雪の上にトレースが入り乱れルートが分からないらしい。

それを聞いて期待が不安に負けそうになった。ロッジの話によると連休中は登山者も多くトレースもしっかり有るので問題はないが、この時期、尾根の中腹で迷う人が多いとの事。不安が高まったが、来た以上行ける所まで行こうと思った。

15日朝5時に出発した。途中から残雪が少しづつ増えて多い処で1m ぐらい。アイゼンは要らない。マーキングを追って登って行くと急にマークが消えた。探したが見つからない。この辺りは広い尾根である。昨夕の若者がチラッと浮かぶ。覚悟を決めて上へ上へと登って行った。

今思うと標高2200m地点で右へ大きく200mほど曲がるが、それが少なかったようだ。上を目指したのが功を奏し、マーキングに出会った。ここからは確りとマークもトレースも有ったので問題なく頂上に立てた。ここまで誰一人会わなかったが、稜線で三股から登って来た単の登山者に行き会った。今日出会ったのは後にも先にもこの一人だけであった。

苦労した甲斐が有って山頂からの展望は、筆舌では表現出来ない程素晴らしいものだった。

蝶ケ岳ヒュッテの前で腹ごしらえして写真を撮りまくった。

下山時にはアイゼンを着けた。朝と違い残雪の踏み抜きには悩まされた。
その上何とまた中腹で迷った。登り時に右往左往したので自分のトレースが分からない。

ここで下山出来なければ意味がない。尾根芯を外さないと言ってもこれだけ広い尾根では難しい。腐って来た残雪に足を取られ乍ら、左右に振りながら少しづつ降りて行った。

ようやく徳沢まで2km の小さな標識を発見出来た。後は踏み抜きに気を付けて慎重に下った。

このコースは無雪期ならば標高差1000m程度で問題ない。が中腹のマーキングをもう少し判り易いように出来ないものかと考えさせられた。

14時3分に登山口に帰着。15時30分のバスに間に合うよう急いだ。河童橋から走って何とか発車寸前のバスに乗れた。

5月中旬は穂高の残雪は豊富であるが山麓の新緑は少し早い。6月の晴れ間を狙って又行こうかなと思っている。



コースタイム

14日  大正池     11.00
    田代池     11.28
    河童橋     12.51
    明神      13.44
    徳沢ロッジ   15.00

15日  登山口      5.02
    蝶ケ岳ヒュッテ  9.55
    下山に掛かる  11.06
    徳沢まで2km 13.00
    徳沢まで1km   13.33
    登山口     14.03
    上高地BT 15.30


            焼岳

            穂高岳

            明神岳

            大正池と穂高岳

            焼岳

            穂高岳

            西穂?

            奥穂、前穂、明神

            西穂?

            田代池





            穂高 明神

            明神岳

            ?

            梓川と明神岳

            明神岳

            明神岳

            梓川沿い道

            焼岳

            明神岳

            明神岳



            梓川



            明神岳

            奥穂高岳 岳沢

            奥穂高岳 吊尾根 明神岳 岳沢

            河童橋 奥穂高岳

            梓川 奥穂高岳

            明神岳

            奥穂高岳 明神岳 梓川

            梓川 岳沢 奥穂高岳

            明神岳

            明神岳

            明神

            明神岳

            徳沢ロッジ

            ?

            徳澤園

            登山口 5:02

            長塀尾根








            見えた乗鞍岳? 8:14




8:43


見えた槍ケ岳 9:31


大キレット

         南岳 中岳 大喰岳 槍ケ岳

            大キレット

         前穂高岳 奥穂高岳 涸沢岳 北穂高岳 大キレット

            蝶ケ岳ヒュッテ


            北穂高岳 大キレット 南岳

            奥穂高岳 涸沢岳 北穂高岳

            前穂高岳 奥穂高岳 涸沢岳

            前穂高岳 奥穂高岳


            大キレット

            乗鞍岳?

            蝶ケ岳

            奥穂高岳 涸沢岳 北穂高岳

            南岳 中岳 大喰岳 槍ケ岳

            前穂高岳 奥穂高岳 涸沢岳 北穂高岳

            前穂高岳

            焼岳

            前常念岳?

            穂高連峰から槍ケ岳 8月に縦走した

            槍ケ岳

            乗鞍岳?



            槍ケ岳

            穂高と大キレット

            前穂高岳 奥穂高岳 涸沢岳

            槍ケ岳

            涸沢岳 北穂高岳

            奥穂高岳 涸沢岳 北穂高岳

            中岳 大喰岳 槍ケ岳

            槍ケ岳 北鎌尾根

            前穂高岳 奥穂高岳

            前穂高岳 奥穂高岳 涸沢岳

            奥穂高岳 涸沢岳 北穂高岳

            蝶ケ岳ヒュッテ

            乗鞍岳?

            槍ケ岳

            前穂高岳

            奥穂高岳 涸沢岳 北穂高岳

            槍ケ岳

            穂高と槍

            大キレット 槍ケ岳

            大キレット

            前穂高岳 奥穂高岳

            前穂高岳 奥穂高岳 涸沢岳 北穂高岳

            槍ケ岳

            前穂高岳 奥穂高岳

            ?

            ?

            乗鞍岳?

            乗鞍岳?

            下山路 12:57

徳沢まで2kmの標識

            あと1km

徳沢ロッジ

            徳沢



            ?

            帰路

            徳本峠分岐

            梓川

            明神岳


            梓川

            明神岳

(後記) 昨年8月に前穂高岳から槍ケ岳の縦走をしているので、その模様を出来たら投稿したい。









堂満から釈迦岳  2014.05.04

2014-05-05 | 比良山系


2014.05.04(日) 今年40回目の山行 天候 快晴 単独

今日は前回5月1日と違い上天気である。今回もまたJR比良駅スタートになった。

東稜道から堂満岳に登り、東レ新道を経て金糞峠。比良縦走路を北比良峠、釈迦岳、ヤケオ山と進み、ヤケ山で縦走路に別れ、そこから涼峠を経てJR北小松駅までのロングコースである。

過去に比良全山縦走を5回経験しているので、距離、コースに対する不安は全くない。
ブログを始めてから写真のショット数が5.6倍になった。整理が大変である。

明日は天気が崩れるとの予報のせいか、ハイカーは多かった。堂満までに先行者を20人近く追い越した。下山者とも多数行き会った。金糞峠など数十人の賑わいである。

東レ新道から縦走路出会に行かず南比良峠方面にショートカット出来る道が有った。金糞峠には遠回りになるようだが、知らずにそこを行った。詳しいルートは別図を見てほしい。




 地形図には短縮路は記載されてないが、ガーミン収録の登山地図には載っている。

コースタイム

JR比良駅発      8.15
湖西道路下      8.37
登山口        8.50
ノタノホリ      9.09-10
堂満岳       10.26-31
縦走路       10.45
縦走路出会     10.54
金糞峠       11.05
北比良峠      11.29
カラ岳       11.56
リフト道分岐    12.02
釈迦岳       12.11-13.00 昼食
ヤケオ山      13.26
ヤケ山       14.06-07
涼峠        14.32
下山口慕橋     15.04
JR北小松駅着    15.23


          これから登る堂満岳

          昼食予定地の釈迦岳

          湖西道路下 イン谷口は右折 登山口は直進

          登山口 8:50

          そこそこの登り



          ノタノホリ 9:09

          樹間に見える琵琶湖大橋

          沢を詰める

          ブナの道


          釈迦岳が見える

          今日初めてのシャクナゲ カラ岳辺りまで随所に咲いている

          琵琶湖




          南方面

          自然の妙


          遠く蓬莱山

          もう少しで激登り

          激登り開始 頂上まで10分

          かすかに見える沖ノ島

          最後の登り

          シャクナゲ

          琵琶湖


          シャクナゲ

          堂満岳 1057m 10:26-31

シャクナゲ

          沖ノ島と内湖

          琵琶湖

          釈迦岳?

          シャクナゲ


          蓬莱山

          シャクナゲ





          釈迦岳

          コヤマノ岳

          短縮路分岐か?

          縦走路



          東レ新道縦走路出会

          金糞峠への道

          アシウスギ

          シャクナゲ




          ブナと緑

          シャクナゲ

          金糞峠への道

          シャクナゲ






          淡彩

          前山?

          シャクナゲ


          緑




          内湖

          金糞峠 11:05

          賑わう金糞峠

          登って来た堂満岳


          シャクナゲ


          北比良峠への道


          琵琶湖

          前山の小屋


          北比良峠 11:29

          琵琶湖

          天巧磨崖仏

          武奈ケ岳

          琵琶湖

          釈迦岳への道

          根こそぎ倒れている木

          釈迦岳への道

          釣瓶岳?

          シャクナゲ



          蛇谷ケ峰

          近づいた釈迦岳

          リフト道分岐

          釈迦岳への道

          釈迦岳 1060m 12:11-13:00

さあ、ヤケオ山へ

          琵琶湖

          絶景を行く






          武奈ケ岳と釣瓶岳

          絶景





          ヤケオ山への道

          琵琶湖

          ヤケオ山はもう近い

          蛇谷ケ峰

          ヤケオ山 13:26

          激下り

          琵琶湖

          北方面

          激下り

          北方面








          目に染みる新緑









          ヤケ山 14:06

          激下り

          新緑





          涼峠 14:32



          楊梅の滝

          下山口 15:04 JR北小松駅着 15:23          

          


          







新緑とシャクナゲ、ミツバつつじのダケ道 2014.05.01

2014-05-03 | 比良山系


2014.05.01(木) 今年39回目の山行 天候 曇り時々小雨 単独

今日の山行テーマは武奈ケ岳周回である。正面谷から金糞峠を越え最短路を取って武奈ケ岳に登りイブルキノコバ、八雲ケ原、北比良峠を経てダケ道を下山する予定であった。

JR湖西線車窓からの比良山系は上部を重そうな雲に覆われていた。案の定、比良駅を出ると時雨れて来た。湖西道路の下で上だけカッパを着る。イン谷口まで来ると止んで来たので脱ぐ。
レスキュー事務所前で早くも下山者に行き会った。雨だから止めたようだ。

ここから武奈の頂上まで誰一人として会う事はなかった。天気は何時降ってもおかしくない状況だが、新緑は心の中にしみ込むような美しさである。今日はシャッターチャンスが多い予感がして来る。事実その通りになった。300枚ほどは写した。タイトル通りにダケ道のシャクナゲと新緑は素晴らしかった。1週間前の小出石のシャクナゲより、本数は圧倒的に少ないけれどしっとりと咲いていて、それは見事なものだった。

シャクナゲと言えば、武奈ケ岳最短路の鞍部までの尾根に群生する丈の短いシャクナゲは全然開花していなかった。よく見ると殆どつぼみも出来ていないようだった。種類が違うのか、生育状況の違いか、今年は咲かない裏年なのかどうか良く解らない。しかし是が一斉に咲き出せば大壮観になる事は間違いない。

比良駅から3時間13分で武奈に着いた。ガスで100m 先が見えない。初めの予定ではイブルキ冬道を行く積りだったが周回に拘って、北稜を通り細川越えからイブルキノコバに行く事にした。八雲ケ原まで誰にも会わなかった。

これが問題だった。初めの激下りは雨後のせいで、滑り易いだろうと想定していたので慎重にクリアして細川越えに着いた。少し下ると何と登山路が水路になっている。スゲ原を抜けるまで水浸しの道が続いた。

ここで思い出した。このコースは渡渉が何ケ所か有る事を。広谷から八渕の滝に流れるこの沢が、かなり増水していて渉るのは大変だった。1ケ所だけなら靴を脱いで渉ればいいが何ケ所ともなるとタオル1枚では拭ききれない。結局何とかなったのだが、ストックがなければ無理だった。

濡れた2本丸太橋を渡る怖い事もあった。このコース最後の難題は、広谷から橋を渡り沢を詰めて行くと中抜けした残雪が行く手を塞いだ事だ。ここを越えなければイブルキノコバに行けない。思い切って1歩踏み出すとボソッと嵌る。底が解らないので非常に気味が悪い。

残雪を突破するのは諦めて、横手に有る身長程のほぼ垂直の斜面をよじ登って事なきを得た。
イブルキノコバからは何の問題もなく八雲ケ原に着いた。昼食が終わる頃また雨が降って来たが幸いにも15分ぐらいで止んだ。

北比良峠からのダケ道は随分と歩き易くなっている。ボランティアで登山道の保守をされている方に感謝しつつ、新緑とシャクナゲ、ミツバつつじの美しさに酔い乍ら、ゆっくりとイン谷口へ下った。



コースタイム

JR比良駅発     8.22
湖西道路下     8.41-44
桜コバ       8.55
イン谷口      8.58
大山口       9.19
青ガレ       9.50
金糞峠       10.20-24
武奈最短路取付   10.29
中峠分岐      11.15
コヤマノ岳     11.16
コヤマノ分岐    11.24
武奈ケ岳      11.35-40
細川越       10.06
広谷        12.42
イブルキノコバ   12.54
八雲ケ原      13.07-49
北比良峠      14.02
カモシカ台     14.43-45
大山口       15.18-20
イン谷口      15.37
JR比良駅着     16.10



比良駅を出たところ、 山上は厚い雲に覆われている。小雨が降って来る

           イン谷口、タクシーを乗り付けるハイカー

           トイレ前の駐車スペース、既に3台

           新緑が目に染みる


           大山口 9:19


           落石危険帯


           新緑

           青ガレ  9:50

           青ガレを登り切った所

           正面谷登山路

           ここでは珍しいシャクナゲ

           石、岩が小さくなって来ると峠は近い

           金糞峠  10:20

           面白い木

           奥の深谷に架かる橋

           武奈ケ岳最短路取付  10:29

           シャクナゲの群生地

           アシウスギ?

           殆ど開花していない

           タムシバ

           わずかに咲き出したシャクナゲ

           この時期独特の風景

           タムシバ

           アシウスギ?

           稜線近いブナ林

           これは何だ

           ブナ林

           中峠分岐

           コヤマノ岳 1181m 11:16

           ブナの巨樹

           八雲ケ原パノラマコース分岐

           コヤマノ分岐

           積雪時吹き溜まりになる所

           西南稜を分ける所からもガスで見えない武奈の標識

     武奈ケ岳 1214m 11:35 四囲展望はない 8名の先着ハイカー

           ガスの北稜を行く

           ガスは次第に晴れて来る

           明るくなって来た

           ゆっくりと慎重に下る

           少し芽吹きも見える

           未だ冬のまま

           細川越 12:06


水路になった登山路

           スゲ原の木道


           渡れない橋

           水量が増えている

           ミニ滝

           この橋は頑丈

           絶対無理な1本丸太橋

           ここを渉る

           渉るには広すぎる

           何とか渡れる

           広谷

           難関の中抜け残雪

           タムシバ

           イブルキノコバ  12:54

           幻想的

           霧で覆われた八雲ケ原  13:07 一人もいない

           石テーブル  ここで昼食していると何人かが通りかかる

           晴れて来た

           八雲南池

           淡い色彩

           北比良峠  14:02

           霞む内湖

           次郎坊山

           鮮やかな新緑

           ダケ道

           新緑

           堂満岳

           シャクナゲ 始まる

           ミツバつつじ

           シャクナゲ







           沁みる新緑



           シャクナゲ

           ミツバつつじ

           新緑

           シャクナゲ

           ミツバつつじ



           新緑

           ミツバつつじ

           カモシカ台 14:43

           新緑


           ミツバつつじ

           新緑






           大山口  15:18

           琵琶湖に向かって降りて行く

           何とも癒される緑


   これからも新緑はだんだんと中腹から山上部へと登って行く。楽しみである