2014.04.05(土) 今年31回目の山行 天候 曇り時々晴れ メンバー他に2名
Sさんに山科駅でピックアップして貰い、Nさんと3人で一路、新名神で湯ノ山温泉へ。
Sさんとは2月11日武奈以来。Nさんは昨秋の六甲山以来である。
今回の鎌ケ岳はSさんの発案である。
高速を降りて西に向かうと、御在所岳の左に見える鎌ケ岳の上の方が少し白く見えた。どうも季節外れの寒さで前夜冠雪したようだ。この時期に雪景色が見られる期待と、危なくはないかという不安で内心複雑だった。
ロープウエー駅前から9時20分に出発した。
鎌ケ岳に登ったのは自分だけで、それも10年程前だから殆ど記憶がない。長石谷か尾根だったかも怪しい。ともかく長石谷から登ることになった。
事前にヤマレコで調べた積りだったが、予想外に徒渉が多いのには驚いた。飛び石伝いで渡るわけだが、足を滑らして水中に落ちると今日の寒さで悲惨なことになる。徒渉は結局10数回に及んだ。
緩やかな谷だったので体力を消耗する事はなかったが、かなり緊張して登って行った。
行けども行けども大きな石、岩がゴロゴロしていて、ひたすら赤のマーキングを追って行った。時々沢筋から離れるが殆ど谷の中を進むことになる。
途中、犬星大滝付近で降りてくるハイカー4人に行き会った。尋ねると上まで未だかなり有るとの事。40分程登って行くと水流も途絶え源頭に近づいた。熊笹が密生していてルートが分かりづらい。小休止して3人で探すと直ぐに見つかり、そこから10分程の急登で岳峠に着いた。
岳峠からの景観は何と表現したらいいか解らない程凄いものだった。それは息を呑まんばかりの美しさだった。
下界は桜満開の、この時期にこれ程の綺麗な白く輝く樹氷が見られるとは思わなかった。
樹氷、霧氷は比良や綿向山、愛宕三山でも見て来たが、4月のこの時期には見る事は難しい。
肉眼で見た素晴らしさを写真では十分に再現出来ないのがもどかしい。
岳峠で味わい尽くして鎌ケ岳山頂に向かった。山頂からも鎌尾根の景観は素晴らしい。
ここで5人程のハイカーが登って来られた。その内3人は宮妻峡からのようだ。
昼食を済ませ武平峠に向かい下山に掛かった。この北への下山路は初めの20m程が最大の難所で、足がすくむほどの急傾斜である。しかもザレていて手がかり、足置き場に乏しい。
何とか無事にクリヤーした。途中振り返って見た時、良くあんな処を降りられたものだと思った。後は何ケ所か嫌らしい所が有ったがそれ程問題ではなかった。
武平峠から右折、湯ノ山温泉に向かい、中道登山口を経て出発地のロープウエー駅前に帰着した。
コースタイム
ロープウエー駅前発 9.20
大石橋 9.29
長石谷取付 9.43
谷、尾根分岐 9.48
犬星大滝 10.57-59
岳峠 12.03-07
鎌ケ岳山頂 12.17-13.09 昼食
三ツ口谷出会 13.25
武平峠 13.54
武平トンネル 14.06
御在所表道 14.29
中道登山口 14.50
長石谷取付 14.56
大石橋 15.06
ロープウエー駅前帰着 15.16
ロープウエー駅前出発 9:20
冠雪しているのは鎌ケ岳?
忠臣蔵ゆかりの大石橋
長石谷取付 9:43
石、岩ゴロゴロの長石谷 これは源頭まで続く
堰堤を巻いて行く
谷、尾根分岐
徒渉
堰堤の上の石ゴロゴロ
徒渉して巻いて行く
赤マークを追う
延々と続く長石谷
少し上の方が明るくなって来た
犬星大滝 10:57
水量があまり無くて良く見えない滝 4人のハイカーと会う
長石谷
源頭に近づいている
残雪
丸い巨石
もう水流はない
振り返る
小休止 右の方にルート発見
岳峠 12:03
鎌尾根
東方面 雲母峰?
鎌の岩峰
鎌ケ岳 1161m 12:17
山頂から見た鎌尾根
南方面
東方面
山頂銘板
雨乞岳
御在所岳
SさんとNさん
南方面
東方面
下山路
下山路途中の樹氷
巨岩をクリヤー
滑りやすい下山路
三ツ口谷出会い 13:25
振り返る鎌ケ岳 急峻な山頂直下
滑りやすい
歩き易い尾根道
岩の間を抜ける
小雪がちらつく 霞むは御在所岳
武平峠 13:54
閉鎖中の鈴鹿スカイライン武平トンネル
御在所岳表道
石碑
最後の徒渉
湯ノ山温泉への道
御在所岳中道登山口 14:50
朝、入山した長石谷取付
大石橋
ロープウエー駅前に帰着 15:16
(後記)
今日の感想はいやと言うほど徒渉させられた、文字通り石のごろついた長い谷道を歩いた事と
季節外れの素晴らしい鎌尾根の樹氷に出会えた事である。
Sさん車の運転有難うございました。Nさんも大変お疲れ様でした。
またご一緒お願いします。