FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

ナスタチウム

2011年05月10日 | ガーデニング

NHK4月の番組改編で消えるのではないかと心配したのが【猫のしっぽカエルの手】と【世界のドキュメンタリー】。視聴料を払うんだから、二つとも残ってよかった!そこで嬉しい~京都大原ベニシアの手づくり暮らし~Vol.58.「歌がつなぐしあわせ」

まずは
孫のジョー君と一緒にお得意のハーブを使ったスカボローフェアピラフ。日本人にとってはアメリカ人の二人組、サイモン&ガーファンクルの歌でおなじみ。パセリ、セージ、ローズマリーとタイムというメロディがすぐ耳の奥で聞こえてくる。

分葱や細かく切ったハーブをオイルとバターで炒め、さらに米を加え、お米が透明になるまで炒める。これにハーブ、ブイヨンを溶かしたスープを加え15分煮る。出来たら、それに松の実、ゆでたかぼちゃ、ナスタチウムの花やハーブを少し飾って見た目にも綺麗に出来上がり。

お孫さんのジョー君には英語学校の先生という顔がのぞき、スカボローフェアの意味を歌を歌いながら教えている。庭に出て二人で京都弁!を使いながら”試食会”というのが微笑ましい。

…「私は5歳の時家族でスペインの別荘へ行きました」「ナスタチウムは何千年も前からアンデスに自生していて16世紀にスペイン人の探検家が持ち帰りました」「発疹やニキビ痕をきれいにするために葉を顔にこすりつけたりします」…

ナスタチウムは防虫効果があるということだったので、スーパーの入り口の前で売っていた苗を、早速薔薇の近くに植えてみた。ベニシアさんの体験は地球規模で大原の片隅に閉じ込めておくのはもったいないといつも感嘆するが、そこは”類は友を呼ぶ”。「アイリッシュパブ」へ行き、リバプール出身という同年代のイギリス人、フェリシティー・グリーンランドさんの歌声を聴きに行く。

かなり前に「フェリシティーの青春」というドラマを見ていたので、この名前ははじめて聞いた気がしない。フェリシティーさんは日本の古い歌の成り立ちにも関心があるという方で、お店では「アニー・ローリー」を歌っていた。そのそばでベニシアさんを含むお客さんたちはただ聴いているだけでなく、老若男女、輪になって踊っている。すっかり日本人として暮らしているベニシアさんも、遠い故郷の音楽を聴きたい時もあるのだろう。

小・中・高と日本人は明治の時期に入ってきたという欧米の古い歌を授業で習っている。だから日本人が作った童謡の様に口ずさむことが出来るのだ。別れの歌「蛍の光」も実はスコットランド民謡だったんだからねえ。高校の音楽の授業で音大を出た女の先生が、コロラトゥーラ・ソプラノで高音を響かせて歌っているとき、男子生徒たちが大げさに!椅子から転がり落ちた?のを今でもなつかしく思い出すよ。



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