FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

魔法は使えない

2012年01月24日 | サッカー

 22日日曜日に行われたイングランドプレミアリーグ、アーセナルはホーム、エミレーツスタジアムに現在2位の宿敵マンチェスターユナイテッドを迎えて対戦。

アンリは練習の時に怪我をしたらしく欠場。なんだか楽しみが減ってがっかりだよ。スタンドにいる映像がちょっと映っていたけど、フラム、スウォンジーシテイに続いてこの試合も、勝利できずに3連敗。見ているのも辛い観戦になったねえ。

前半は前回8失点のトラウマがあるのか、慎重な立ち上がり。0-0で折り返すのかと見ていたら、終了間際の追加タイムにバレンシアという選手に押し込まれて先制ゴールを許してしまう。0-1.

後半50分から、ホームらしい攻勢が続き、ファンペルシー、ラムジー、この日初先発の18歳チェンバレンと次々にシュートを打ち、いい攻撃が出始めるが、決めきれない。

63分、逆にユナイテッドに攻め込まれ、あわや追加点かというシーン。ボールがネットへ向かって転がっていったが、間一髪、DFメルテザッカーが長い脚でボールを外に押し出す。危なかった!70分、ファンペルシーがチェンバレンからのボールを決め、1-1に追いつく。ようやくエミレーツスタジアムも盛り上がりを見せる。

しかしチェンバレンに代わって入ったアルシャビンが1対1で相手選手に交わされ、80分、ユナイテッドに追加点。2点目をきめられ、1-2.その後前線に長身DFメルテザッカーを置き、パワープレイを狙ったがゴールを奪えず、試合終了。

試合後はよくやっていたチェンバレンをアルシャビンに代えたのは采配ミスではないかといった内容や、ファンペルシーがチェンバレンを交代させたときに落胆した様子や、敗戦後の呆然としていた表情をとらえ、ベンゲル監督と不和!?なんていう報道が喧しい。

まあ、負けたときには監督の責任になるわけだから、何でも書かれてしまうものだ。、ファンペルシーの契約更新が行われていないことから、こういう展開では移籍してしまうのではないかと言った不安げな声まで。ファンペルシーは不和をすぐ打ち消したが、シーズン序盤のような悪い流れになってきたので、また周辺が騒々しくなってきた。

チェンバレンはどこかに怪我を抱えていたようで、そういう情報は選手には伝わっていなかったらしい。まだ18歳でもあり、大人の選手と違って、大事に使っていかなくてはという気持ちが、ベンゲル監督にはあったのだろう。

これだけけが人が多く、本来のポジションでないところに選手たちを使わざるを得ないという状況では、どんな監督を持ってきても難しい。魔法は使えないよ。ハリー・ポッターじゃないんだから。

怪我人が帰ってきたら強いアーセナルを見せられるというベンゲル監督の言葉は、その通りだろうと思う。3連敗してもまだ5位に留まっているというのは、アーセナルにもまだ悪運?否、強運!が残っている証拠。最後の1試合で、4位にしがみつけばいいんだ。…なんだかスタジアムの内外でぎすぎすしてきた。いやだねえ…