FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

再開

2012年01月09日 | サッカー

 冬休みが終わり、年明けから再開したしたリーガ・エスパニョーラ第18節。ビジャレアルは今季好調の3位バレンシアをホーム、エル・マドリガルに迎えて対戦。バレンシアダービーということで、あちこちで双方ヒートアップ、激しい試合になった。

ビジャレアルは国王杯での敗退を受け、とうとうガリード監督を解任し、Bチームから昇格させたホセ・フランシスコ・モリーナ監督(41歳)が新しく就任。元スペイン代表GKだそうだ。

17位と低迷を続けるチームを何とか応援しようとスタンドには大勢の観客。それに応えて、新しいチームに生まれ変わるんだという気迫十分で最初から攻守に全力疾走。1分にもならないうちからFWマルコ・ルベンがシュート、続いてMFカニもシュート。

その姿勢が実り、14分にはニウマールとの連携からマルコ・ルベンが左隅に決めて先制ゴールを奪うと、18分にはFKからMFボルハ・バレーロの蹴ったボールに、DFゴンサロ・ロドリゲスが頭で押し込んで早くも2点目。25分ごろには中盤で素晴らしいパスワークを見せるとスタンドは大喜び。躍動する我らがチームの復活に拍手が鳴りやまず。

しかし相手のバレンシアもソルダードという11点を叩きだしている好調なFWを前線に据え、ボールを奪うとスピードのある鋭い攻撃を繰り出してはビジャレアル守備陣を脅かす。このままではもう1点追加点がないと危ないなあという予感。

案の定、40分にはソルダードも絡んだゴール前の連携から、フェグリ(アルジェリア代表だそうだ。アルジェリア出身でフランス代表だったジダンもレアル・マドリードにいたんだから、こういう選手が来ても不思議はないが。)に決められ2-1.44分にはセットプレーからDFサパタがフリーでヘディングシュート。ここで突き放せばという決定的チャンスだったが、バーの上に外してしまう。

後半、さらに攻勢をかけてくるバレンシアに対し、ビジャレアルは守備に対応せざるを得なくなり、49分にはあわや同点ゴールかという場面。これはオフサイドの判定で助かった。

70分にはカニが交代、カスタジャーニ(だったか)、モリーナ監督が育てた若い選手投入。77分にはゴンサロ・ロドリゲスの怪我でこれもBチームからの若いDFルジューヌ(20歳)がセンターバックに入ってくる。

86分にはまだ復帰後ゴールがないニウマールがMFカムーニャスと交代。その直後、守備陣の対応の悪さが出て、バレンシアに同点ゴールを決められる。2-2.試合はこのまま終了。

積極的にシュートも打ち、ボールを奪われるとすぐさまプレスをかけにいくというように守備も改善されたが、もう1点を決めるはずのニウマールがまだ活躍できず。そうこうしているうちに開始からエンジン全開の疲れが出て、終盤追いつかれてしまった。今までのことを思えば、よく戦ったよ。久しぶりに見たビジャレアルの試合だったなあ…。