5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

森に分け入る

2021-05-09 21:30:49 | 自然

9日のコロナ、全国で6488人(延642474人)の感染と59人(累10918人)の死亡が確認された。愛知県では473人(延36752人)の感染の発表があった。東京都は1032人と2日続きの千人超え。大阪府の875人を上回り、不名誉な感染者数日本一の座を奪回することになった。

お仲間Jさんの直近のブログにこうある。

<人間も生命体である。もっと頻繁に森林浴をし、もっと多くの時間を自然の中で送ろう。もし、既に自然の中で暮らしているなら、家族や友人、会社の上司も参加させよう。この方法で新しいアイデアをくれる予期せぬ情報が得られるかも知れない> 

《森は静かではない》という翻訳新刊書の紹介である。森に行こうというわけだ。

新緑が瑞々しい森から眺める初夏の山々が青く霞んで見えるのは、青い靄(ブルーヘイズ)に包まれるためだと「季語集」の坪内稔典先生は解説する。

ブルーヘイズは樹木の葉が発散するテルペンという物質がもとになって出来る。テルペンがオゾンや窒素酸化物の影響で微細な粒子になり、その粒子が波長の短い青い太陽光を反射する。これがブルーヘイズだ。

ブルーマウンテンはジャマイカ産のプレミアムコーヒーだが、ジャマイカの森が発生させるブルーヘイズが山々を青く包むことに因んだ名前だという。

テルペンは馥郁とした森の香りの正体である。香や線香にも含まれており、人の気分に安心感や清爽感をもたらす。ブルーヘイズの中を歩いた放浪詩人の種田山頭火が詠んだ有名な一句がこれだ。

「分け入っても分け入っても青い山」

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿