今日は一日、台風17号と付き合った。
海水温が高い為か、気圧のバランスか、それとも、偏西風の流れが変ったせいか、素人にはわからぬが、今年の台風のコースは例年と大きく違っていた。尖閣列島が気になるからではあるまいが、太平洋から東シナ海を北上するパターンが多い。
この台風も最初はフィリッピン近海でうろうろし、一旦西に向かうとみせていたのが、ここにきて反転。エネルギーを蓄積しながら通常の秋台風のコー . . . 本文を読む
大型の台風17号が日本列島を狙っている。先触れの雲が空を覆い始めて秋の夜空は眺められない。明日の十五夜は大荒れになるのだろう。鳴海駅の歩行者デッキから見た東の空には、雲の層を通して丸い月がかすんで見えている。一日早い月見である。
「今晩は見事な朧月です。」
ツイッターには東京からこんなツイートが寄せられた。東京は台風18号の影響もあって小雨模様なのだろう。しかし朧月という表現はおかしい。「余計 . . . 本文を読む
欲しい雑誌があって名古屋の大型書籍店のはしごをしたが、あるのは最新号ばかり。バックナンバーを残しておくほどの暇もスペースもないということなのだろう。あきらめて店内をぶらり。
新刊書を開いてみる。文芸書であれ他のジャンル、たとえば経済書であれ、最近の若い著者は共通して饒舌だ。1ページにぎっしりと活字が埋まっている。年寄りには細かい文字列を読み続ける根気はない。そんなこともあって、絵本の類を覗き読み . . . 本文を読む
25日にはススキの迷路について書いたが、今日は太宰治のススキの句について。
「病む妻や とどこほる雲 鬼すすき」
関森勝夫の「文人たちの句境」、常住坐臥の項に上げられた句である。昭和6年頃の作句ではないかという。明治42年(1909年)生まれの太宰だから、昭和6年は22歳。まだ東京大学の学生だったはずだ。
WIKIによると、この年の2月に小山初代と同棲したとある。小山は紅子という名前の芸妓だ . . . 本文を読む
自民党の総裁選で安倍元首相が石破前政調会長を破って新総裁に当選した。
石破候補は地方党員票の過半数を取っていたが、国会議員による決戦投票で逆転、他3候補の票の多くは、こちらの予想を裏切って安倍候補の方に動いたということだ。総理大臣経験を買われたということもあるのだろうが、議員ネットワークの大きさの違いがあっての結果だろう。裏ストーリーは未だ聴こえてはこない。
早速、新総裁に9時のNHKTVがス . . . 本文を読む
駅からの帰り道、ショートカットに使う路地奥の庭にはかなり前から背の高いススキが夜目にも白いその姿を見せている。
ススキは日本人に最も馴染みのある草のひとつで、カヤとも云う。昔から秋の七草のひとつで、この場合はオバナという。呼び方がこれだけあるということからも、秋になれば日本列島のあらゆるところで見られるポピュラーな草だということがわかる。
さて、NHK静岡局のニュースは「ススキの迷路」と題され . . . 本文を読む
日経のWEBニュースに「サラリーマンの小遣い、30年前の水準 月3.9万円」という見出しが読める。
新生銀行が実施した「サラリーマンのお小遣い調査」の結果についてのもの。20代から50代までのサラリーマン約2000人が対象だが、彼等の今年の小遣いの平均が月39756円という計算。去年よりは微増だが、それでも30年前と同水準にあるという。未婚の20代に比べて、子供を持つ親世代は可処分額が減少、身を . . . 本文を読む
秋の彼岸の日曜日。秋分の日が23日でなく、一日前の22日だったのは1896年で、116年も前のことだったというのがニュースになった。秋分点に太陽が重なるタイミングで秋分の日が決まるという天文学的約束があるので、9月22日23時49分に秋分が起こった今年の「秋分の日」は22日だったのだとWEBには説明があった。
1896年は明治29年、第一回のオリンピックがアテネで開催され、フォードが四輪自動車を . . . 本文を読む
今日は秋の彼岸。外気温は結構高いが、「暑さ寒さも彼岸まで」という言い伝えもあること、秋は確実に近づいてきている。スーパーの食品にあまり季節変化はないのだが、それでも、野菜や果物の棚は確実に秋色が増えているようだ。万歩途中で、トイレを借りたスーパーでは、林檎を買った。行儀は悪いが、歩きながらかじろうというわけだ。
秋は食欲の秋でもあるのだが、今日はちょっと気になるニュースをNHKでみつけた。「若者 . . . 本文を読む
「お彼岸です。デパ地下ではさまざまな『おはぎ』が並んでいます。(1個200円くらい) 戦中岐阜へ疎開していた時、『ぼた餅』食べ競争がありました。愛知県でも『ぼた餅』=『おはぎ』の認識でいいのかなー。」お仲間MTさんのツイートである。
我が家も昨日の食卓には、地元の和菓子屋から買った「二色おはぎ」が載った。こしあんと黒ゴマ。どちらも一口でいけるサイズだったので、ペロリと二口で食後の甘味を楽しんだ。 . . . 本文を読む
気温が下がると体調もよくなり食欲も戻り、ごはんを美味いと思う。NHKのニュースにも今年の「新米」に関する記事が増えてきている。
新潟局は「コシヒカリ新米首都圏に初出荷」というリードで、収穫も最盛期を迎え、新潟県の主力品種の「コシヒカリ」の新米が県下7つのJAで今日から県外出荷が開始されたというもの。今日は全部で95トンの新米が首都圏や関西地方に送られて、来週には店頭に並ぶのだという。
収穫前の . . . 本文を読む
明治35年(1902年)9月19日、35歳で逝った正岡子規の命日である。今年は110回目の「子規忌」である。死の前の日、病床で詠った三句にヘチマが詠み込まれていることから「糸瓜忌」とも、子規が別号として「獺祭書屋主人」と称していたので「獺祭忌」とも呼ばれている。
かわうその祭りとはなんのことかと、WIKIを調べると、「晩唐の詩人・李商隠は書籍を部屋中に広げて読みながら詩を作ったというが、それが、 . . . 本文を読む
Phenology(生物季節学・花暦学)という言葉、英語にせよ、日本語にせよ、初めて目にする。今日のBBC環境ニュースに載った「イギリスの生物季節学の今後にはより多くの市民参加が必要」という記事からである。
「生物季節学の父」と呼ばれるRobert Marsham(ロバート・マーシャム)が1736年に始めた、季節の変化、天候・気候の変化に応じながら日々その姿を変える自然界からのデータ収集は、生物 . . . 本文を読む
尖閣を巡る日中のやりとり。これがだんだん尖角化する様相だ。
中国各地では反日デモがチェーン化して起きているが、16日には、カナダのM記者がこうツイートした。
「Sign on Beijing restaurant: "Pet dogs are allowed in, Japanese dogs are not."」
ちょっと面白く気にもなったので、流れ行くタイムラインの中から探し出して備忘リ . . . 本文を読む
沖縄から九州を狙う超大型台風の動きに眼が離せない今日、NHKのWEB記事に「国内の高齢者が初の3000万人を超えた」とある。
明日は敬老の日。総務省発表では、日本人の高齢者(65歳以上)は3074万人。「団塊世代」が65歳に達し始めたから、初めて3000万の大台をクリアしたのだという。総人口に対する高齢者割合も24.1%で、人口、割合ともに過去最高だ。というから目出度い。いよいよ、超高齢化社会の . . . 本文を読む