5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

熟れた柿

2019-11-30 21:24:53 | 環境
ツイッターのタイムラインに「運転がしたい熊」というリードでSUVのドアを自分で開けて運転台に入ろうとする熊を写した動画がアップされていた。カリフォルニアのタホの某氏宅前。一面は薄く雪が積もっている。住民がこわごわ助手席側のドアを開けてやると、熊はちょっと残念そうに車を降りて振り返り、雪の中へ消えていった。まさか運転がしたかったわけでもあるまい。車の中なら暖かいし何か食いものもありそうだ。きっと寒く . . . 本文を読む

公立夜間中学

2019-11-29 21:45:11 | 学習
昔は空いていた普通電車が最近になって混みあいを見せている。といってもおしくら饅頭ということではないし、急行とは違って駅毎の乗降があるからしばらく我慢すればどこかで空席は見つかる。混み合うわけを考えてみると、住宅事情によって居住域が拡がったのかもしれないし、都心ではなく外延にあるような小会社や小工場で働く日本人たちが増えているのかもしれない。はっきりわかるのは外国人労働者たちの存在だ。普通しか停まら . . . 本文を読む

自転車保険

2019-11-28 21:19:36 | 社会
サラリーマン現役時代だから、もう20年以上も前のことになるのだが、自転車にひっかけられて側溝にはまり込み、顔面打撲と切り傷に泣いたことがある。相手は猛スピードで突っ込んできた高校生。こちらは通勤、あちらは通学でお互い気持ちが焦っていたこともあった。救急車で病院に運ばれたが軽傷で済んだのは幸いだった。怪我の通院があったりで会社を数日休んだ。警察署に出かけて事故調書を作ってもらう面倒もあった。相手は自 . . . 本文を読む

紅葉狩り

2019-11-27 21:45:09 | 自然
万歩途中にある公園の木々はいつしか紅く色づいて常緑の広葉樹と面白い色のパターンを作っている。紅葉に鮮やかさが欠ける気がするのは昼夜の気温差が未だ少ないということなのだろう。それとも人間たちが捲き起こす微細粉塵の所為なのか。〈紅葉名所2019〉というWEB頁で愛知県の紅葉スポットの状況を調べてみた。「今が見ごろ」でヒットしたのは、東山動植物園、岡崎東公園、定光寺、岩屋堂公園、犬山寂光院、鳳来寺山、新 . . . 本文を読む

法王と祈祷師

2019-11-26 21:58:00 | 社会
ローマ法王は4日間の訪日を終えてローマに返っていった。かねてからの希望だといった長崎と広島への訪問がハイライトになった。キリスト教国ではない日本であれば、核軍拡が再び世界的な懸念となっているこのタイミングで「核戦力は犯罪、核兵器使用は反倫理だ」と発言するなど、極めて政治的なメッセージが有効だと考えたのだろう。軍拡といえば、戦争核の所有を政治的交渉の切り札にしている北朝鮮の動静についてフィジカルな危 . . . 本文を読む

岐阜のラカトシュ

2019-11-25 21:49:31 | 音楽
秋の日の/ヴィオロンの/ためいきの/身にしみて/ひたぶるに/うら哀しヴェルレーヌの「秋の歌」でもないのだが、時折、意味もなくヴァイオリンが聴きたくなる。WEBの音源を探るとハンガリーのヴァイオリニスト、ロビー・ラカトシュのCDが見つかった。 ジプシーヴァイオリンの名手ということで、聞いてみると確かに超絶的な技巧でバリバリ弾きまくる。随所で鳴き節も聞かせてくれるから、うら哀しさもちょっと味わえる。 . . . 本文を読む

法王の広島メッセージ

2019-11-24 21:11:25 |  経済・政治・国際
来日中のローマ法王フランシスコは、今日被爆地の長崎と広島を訪れて、世界に向けた平和を願うメッセージを発信した。地元のキリスト教信者も念頭に置いた長崎のスピーチもあるが、より一般的な広島メッセージの抜粋がすでにNHKのニュース頁に掲載されている。備忘の為に、これをコピーさせてもらおう。「ここで大勢の人が、その夢と希望が、一瞬のせん光と炎によって跡形もなく消され、影と沈黙だけが残りました。一瞬のうちに . . . 本文を読む

今日もミソのこと

2019-11-23 21:16:01 | ことば
昨日は八丁味噌のことだったが、今日もミソのことを書こうと思う。冬の始めになると人里に来て活発に軒先をはねまわり、体に似合わぬ大声でチャッチャッと囀る鳥。ミソサザイである。 ミソサザイのミソは「溝」の古い言い方で、サザイはササキの音便、漢字は鷦鷯を充てるが、日本書紀にある大鷦鷯尊(おほさざきのみこと)や古事記の大雀命(おほさざきのみこと)と呼ばれた十六代仁徳天皇の御名のように、古く由緒ある言葉なの . . . 本文を読む

美味い赤だし

2019-11-22 22:00:04 | たべもの
今日は朝から雨模様。気温は昨日とさほど違わないのだが体感は寒い。太陽光のありがたさは冬の日にこそ感じるというわけか。久しぶりに傘を差しての万歩となった。熱田神宮の緑の横を金山方面へ。途中のジビネスホテルの駐車場に見慣れぬ機動隊の装甲車両が駐車している。プレートは岩手ナンバー。今日から名古屋で始まるG20の外相会合の為に動員されたものらしいが、機動隊員たちの姿は見えない。市内の要所でそれぞれの任務に . . . 本文を読む

小春日の猫

2019-11-21 21:30:11 | 天候・気候
夏の始めに秋が来て冬の始めに春がくるとは、「麦秋」と「小春」という気候の日本語的表現のことである。寒い北風が吹いた昨日と比べて今日は朝から風もなく暖かい晴天になった。これぞ小春日和ということになるのだろう。小六月という言い方もあるらしい。村田英雄が歌った〈王将〉、西城八十の歌詞には「愚痴もいわずに女房の小春」と出て来るし、如月小春というNHKの週刊ブックレビューの司会を担当した女流劇作家がいたなと . . . 本文を読む

横輪いもに丸いも

2019-11-20 21:28:01 | たべもの
秋は芋のうまい季節でもある。スーパーの休憩シートでは老婆が独り、焼きいものホクホクを頬張っていた。我が家でも、昨日は地場産の里芋とイカの煮物、今日は鹿児島産の本家薩摩芋を使った甘煮が食卓に上った。どちらも美味である。NHKのローカルニュースでも芋の話題が二つ拾えた。津局からは「子どもたちが〈横輪いも〉の収穫」という見出しで、伊勢市の横輪地区で昔から栽培されている山芋を子供たちが収穫体験する催しが行 . . . 本文を読む

始終熊手

2019-11-19 21:27:30 | 社会
政府主催の「桜を見る会」がスキャンダル化してこれまで静か過ぎた政界を揺すり始めている。野党は、会の主催者たる首相の選挙区民が大挙して山口からやってきたのが怪しいと責める姿勢。指摘を受けた政府はなぜか「来年の桜の見る会は中止だ」と即決した。これがさらに野党の疑心を招いて、ホテルで行われた前夜祭の宴会費用は誰の懐から出たのかと二の矢で攻め立てている。安倍事務所が費用の一部を負担したというのであれば、選 . . . 本文を読む

入らずの森に入る

2019-11-18 21:25:35 |  旅行・地域
「改元」がされると公私にわたってさまざまな記念イベントが行われる。今日の中日夕刊にもそのひとつがニュースとなって載った。見出しは「能登聖域の森初公開」「昭和天皇と宮司以外立ち入らず」とある。記事によると、能登半島の西側の付け根にある石川県羽咋市の気多大社では、立ち入り禁止だった聖域の「入らずの森」を歴代始めて来月公開することにした。新天皇が即位され「令和」という新時代が始まったことを記念してのもの . . . 本文を読む

トランジットモール

2019-11-17 21:28:04 | 社会
トランジットというと「空港での飛行機の乗り継ぎをすること」という理解だったから、「岐阜でトランジットモール」というNHKのローカルニュースの見出しを読んで、民間空港のない岐阜に乗り継ぎ用のモールとはどういうことかと思って記事を読んでみた。それによると、「ひとと車の共存」を目指し中心市街地の活性化につなげようと、岐阜市の大通りで一般の車を規制し、歩行者と路線バスやタクシーだけを通行させる新し取組みが . . . 本文を読む

都鳥はユリカモメ

2019-11-16 21:38:03 |  文化・芸術
WEBニュースに東京山手線の新駅「高輪ゲートウエイ」が完成間近いだということでマスコミに事前公開がされたと出ている。品川と田町の間にあった車両基地の跡地を利用したもので、隈研吾のデザインが採用された「折り紙」形の大屋根が特徴的だ。オリンピック観光客対応にと来春に暫定開業をするが、リニア開業時にはここが東京の新しい交通の要になるということらしい。そんな記事を読みながらブラウズしていると「ゆりかもめ」 . . . 本文を読む