晴れて比較的あたたかい大晦日。
ＮＨＫ教育ＴＶの第９演奏会を聴きながらの年収めブログを書く。今年の指揮はレナード・スラットキン。スピードのあるアメリカンサウンド。
毎年続けている熱田神宮へのお礼参り。買い物を後回しにして先ずは参拝。拝殿の前では、年賀詣での賽銭受けを木枠に白木綿を撒きつけて鋭意作成中だ。禰宜の拝礼行列の尻について、拝殿前に進む。家族３人分の賽銭を投げて、一年の息災を感謝し、さ . . . 本文を読む
週刊新潮連載を単行本２冊に纏めた加藤廣の新作「謎手本忠臣蔵」（新潮社）を読んだ。１１月発売ということは討ち入り記念日の１２月１４日を考えてのことなのだろう。
作者のあとがきにもあるように、歌舞伎・浄瑠璃の仮名手本忠臣蔵をひねってつけたタイトルという割りに、かな＝四十七の連想が働くような、浪士それぞれのエピソードにはなっていない。大石内蔵助が中心になってはいるが、幕府方、将軍綱吉側用人の柳沢吉保を . . . 本文を読む
最近は万歩途中でよくＳＨＯＰ９９に立ち寄る。
ミネラルウオーターが他のコンビニより安くワンコインで買えるということもあるが、もう１００円払ってレジ横の「焼き芋」をゲットする楽しみがあるのだ。
１００円のサツマイモだから、総体に小ぶりなのはしょうがないが、暮れて寒くなり始めた夕方、小腹が空いたときに食べる自然のブドウ糖の甘味は女性ならずとも「ウマイなあ」と感じるのである。
今日もミネラルと焼き . . . 本文を読む
今年最後の中京競馬場。冬競馬開催中だし、中山の安田記念はあるしだが、いつになく沢山の来場者で混雑しているのは、景気の悪さを反映して、正月のモチ代稼ぎにイッパツ当てたいと思って来た連中が多いからだろう。
すべての馬券販売機が稼動し、寒風のパドックもオープンスタンドも一杯、最終レースまで人手は退かず、清掃係も諦め顔で予想紙やハズレ馬券が足許に散らばった狼藉は久しぶりである。
注目の有馬記念、今年は . . . 本文を読む
例年のことだがやっつけ仕事の年賀状、年末恒例５０円の浮世仁義である。
手書きでなければ駄目といわれようが「そんなの関係ない」とばかりにＰＣデザインをプリントアウトしただけのラクチン。
午前中で仕上げて郵便局へ。土曜の午後だが、元旦配達に間に合わせようというのか年賀コーナーは結構な人の列。ロビーの混雑も気にならないかのように、机を一人で占有して悠々と作成に励むつわものも数名おみえだ。
万歩の広 . . . 本文を読む
ウオーキングシューズの片減りが気になり始めた。そろそろ買い替えなければいけないのだがと思いながら、今日の万歩は仕事兼用。
金山駅のエスカレーターでは降車客が大人しく左一列になって昇っていく。こちらも他人の尻についてステップ左へ。
国際郵便を差出し、年賀用の切手を購入してから中川区のＮさんの会社へ向かう。去年同様に手伝いをしている食品検査の参加申し込みの作業進捗について確認するためだ。国際郵便も . . . 本文を読む
雨が降って夜になると気温が下がってきたクリスマス。
幸せな気持の人々が多いなかで、不安な気持で過ごしている人々も世界には沢山いるのだ。愛知万博で我が街がホストを務めたアイスランドもそのひとつ。
北大西洋に浮かぶ島国に住む、名古屋より一割ほど多いだけの人々が、自然の猛威がもたらす寒さ以上に、人為的な寒さに震え上がる今年のクリスマスだとＮＢＣがレポートしている。
欧州の景気好調を背景にした多額の . . . 本文を読む
今夜はイブ。不況の中のクリスマスだからか、ＴＶのニュースでも自宅で過ごす家族の風景をレポートしていた。
パネトーネが食べたいという家人の要求で出かけた栄でも、フライドチキンの店の前にローストを買う行列ができていたり、ケーキ屋の売り台にも予約のデコレーションボックスが並んでピックアップを待っていたりと、ＴＶ同様に些かつましい様子の夕方だった。
ケーキとチキンに行列だというと、昭和３０年代のクリ . . . 本文を読む
今日もクリスマスの話題。こちらはＶＯＡのＰＯＤキャスト。アメリカのクリスマスシーンを彩る文化を、恒例の「この季節に楽しむ音楽」と一緒に解説している。
最初は、ジョーン・バエズの”Silent Night"をＢＧＭに、アメリカ人のクリスマス文化の最初は「教会の牧師の説話」だと説明される。続いて、２１世紀の子どもたちも大好きなサンタクロースのこと、ブルース・スプリングスティーンのSanta Clau . . . 本文を読む
アドベントは、イエスの降誕を待ち望むキリスト教徒の為のクリスマス前ほぼ一ヶ月間をいうのだが、クリスマスを待ち望むのは子供ばかりか、大人も同様だというのは、今日（２２日）のドイチェヴェレのポッドキャスト。
クリスマスツリーを飾り、キャロルを歌い、夜のマーケットに家族して出かけるのはドイツも他のキリスト教国と同じだが、長くて、待ち遠しい１２月の２４日間を、すこしでも楽しく短く感じさせようとドイツで . . . 本文を読む
今日２１日は二十四節気でいう「冬至」。風も無く雲が多いせいか温度は左程下がらず、名古屋の最高気温は１３．６度。万歩には寒からず暑からずの最適環境である。
豊田図書館で、正月に読もうと手に取った時代小説。上巻だけで下巻がない。ＤＢで調べてもらうと、猿投か高橋のコミセン図書館にはありという回答。左程の時間はかかるまいと、電車で猿投に向かう。
駅から西北に向かえばスグだと思っていたのだが、最初の路を . . . 本文を読む
１０月２６日の「アルテピアッツァ美唄」のコラムで触れた、再来年秋の開催計画のある「あいちトリエンナーレ２０１０」が、開催できないかもしれないという話を、知り合いのお役人から聞いた。
お役所裏金の規模が全国一で注目され、目をつけられた愛知県だが、これに輪をかけたのが、ここ１ヶ月の世界的な大不況。トヨタを軸とした自動車関連企業から上がる法人税の極端な目減りが突然発表されて、県庁内はてんやわんやの状 . . . 本文を読む
近藤富枝の最新エッセイ集「文士のきもの」（河出書房新社）を読んだ。普通なら、気に留めない類の本だが、小奇麗な装丁を眺めて、タイトルになんとなく惹かれる気になったものだ。
前文で作者は「近頃は小説のなかで登場人物の服装を特別な目的がないかぎりかくことはない。～明治から昭和前期までに描かれたきものは、時代の好尚を現したり、登場人物の人間性を教えたり、作家自身を語ったりと、汲めどもつきぬ面白さだ」と . . . 本文を読む
ジャズ例会の変型で、今回は燐光群の「戦争と市民」を名古屋ドームに隣接した名古屋東文化小劇場で観劇。劇団も演出家の坂手洋二もまったく初めて聞く名前だが、例会主宰のＯさんが劇評を読んで探してきたもの。
ＷＥＢでは演出家について、「反権力・反体制の立場からの政治的メッセージを含む硬派な作品の上演が多い。独創的で豊かな表現の演劇性も優れている。」とあるが、これは劇団の名前からも推測できそうだ。キャスト . . . 本文を読む
１４日（日曜）、バグダッドからのニュースには少し驚き、そして笑った。
アメリカ兵のイラク駐留期限を確認する書面に署名する為の、ＡＦ１の隠密フライトで出かけたブッシュ大統領が、イラク人ジャーナリストのムンタゼル・アル・ザイディに罵声とともに靴を投げられた。記者会見場でのハプニングだ。
面子を潰されたイラクのタラバニ大統領は「８年の懲役刑だ」などと喚いたというが、ブッシュのイラク政策に対するエリ . . . 本文を読む