5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

鯨、吠える

2016-01-31 21:46:41 | 自然
「暁や鯨のほゆる霜の海」 暁台のこの冬の句を最初に上げているのは「ことばの歳時記」の金田一春彦先生である。 世界中から悪者にされている日本の捕鯨。このごろはどう捉えられているのだろうかとツイッターで≪whale≫を探ってみると、英語のツイートが並ぶのかと思いきや、なんと日本語のものが殆どだというのには、ちょっとびっくりした。 日本の捕鯨を擁護する意見より、外国のクジラ保護派に迎合するようなコ . . . 本文を読む

ワンコイン初笑い

2016-01-30 21:57:46 |  文化・芸術
コストパフォーマンスが高いのだろうか、「○○寄席」という落語会は、地方行政の文化イベントのひとつとして確立された感がある。 土曜の午後、少し出来た時間を使ってそんな落語会のひとつに行ってみた。 なんとも久しぶりである。落語二席で1時間ちょっとという短縮版だが、「ワンコインで初笑いを」といううたい文句が効いたのか、同年配の年金高齢者たちが600席ある会場をほぼいっぱいに埋めていた。 噺家は三十 . . . 本文を読む

ペットのキャット

2016-01-29 21:51:37 | 社会
「つれづれのかかる寂しさ冬日さす道のとほくに犬がねて居る」 駅道の途中に犬好きの女性がひとりで住んでいる。5匹くらいはいるだろうか。家の前を通りかかると必ず大声で鳴きながら庭のぐるりを駆け回ってアピールをする。フェンスがあるから飛びかかられることはないが、それでもちょっと怯むのである。 ところが今日は氷雨が降った所為か、彼らのエクササイズはお休み。飼い主と一緒に暖かい屋内でまどろんでいたのだろ . . . 本文を読む

久しぶりのツララ

2016-01-28 22:00:25 | 天候・気候
今日の最高気温は13℃以上あった。2月中旬以降の気温で風もないから太陽の直射がずいぶん暖かい。マフラーはもちろんセーターを薄手に替えても寒くは感じなかった。 昼でも5℃を下回った震える寒さを感じたのがつい4日前だから、天候のイタズラが過ぎる。 厳寒週末を過ごした西日本各地では水道管破裂による断水が今になっても続いている。自然の大気も人工の屋内環境もすっかり暖かい冬に慣れてしまった今、寒の朝には . . . 本文を読む

1月27日(水)のつぶやき

2016-01-28 05:18:16 | Twitter
 5522eyes @5522eyes 08:59 伊香保温泉と水澤寺 ow.ly/3yW9q4 from Hootsuite返信 リツイート お気に入り  5522eyes @5522eyes 10:09 NHKで見た⇒おといねっぷ美術工芸高校 ow.ly/3yWa1D from Hootsuite返信 リツイート お気に入り  5522eyes @5522eyes 21:12 消え . . . 本文を読む

消えていく歴史

2016-01-27 21:10:04 | 歴史
文化財が消えるというニュースが今日は二つ並んだ。 岐阜市の加納にあった旧加納役場は大正時代の洋風建築として国の登録有形文化財だったのだが、老朽化で倒壊のリスクありという理由(?)で岐阜市が取り壊しを決めて今日から解体工事が始まったというニュースがひとつ。 映像でみると鉄筋コンクリートの角型ビル。大正15年(1926)の竣工とあるから90年前のものだが、当時は先端のモダン建築だったはずだ。設計は . . . 本文を読む

梶賀のまちおこしと熊野古道

2016-01-26 21:20:37 |  旅行・地域
駅のコンコースでは地方の物産販売が市を開いている。電車の乗降客たちが足を止めて品物選びに忙しい。こちらもぶらりと荷台の上を眺めていて「梶賀のあぶり」という名前を見つけた。 たしか数日前のTVの旅番組でやっていたではないか。尾鷲の南、梶賀という小さな漁村のばあさんたちが浜で上がった小ぶりな鰹や鯖や鰤を桜のチップで燻し上げたもの。TVの若い女レポータは「オイシイ」を繰り返していたがどうだろうか。 . . . 本文を読む

猫でもわかる数学

2016-01-25 21:57:32 | 学習
今日の最低気温は零下5度に届く最近にない寒さであった。夜中から降り出した雪が朝には庭や道路の一面を白く埋めている。 家の前の生活道路を通る自動車もスリップ注意の低速運転。おかげでいつもの騒音レベルが低くなったのは喜ばしかった。道路の横を歩いて駅に向かうサラリーマンたちも自動車同様の注意運転。今日ばかりはいつものスマホ歩きはできそうにない。 我が家の庇を貸している野良猫たちも、太陽が昇って家の壁 . . . 本文を読む

凍える夜の詩

2016-01-24 21:15:30 |  文化・芸術
帰宅する電車の窓から大きな丸い月がぽっかりと顔を出した。シベリアから吹き込む強い北風が上空の雲を吹き去ったのだろう、くっきりとした大きな黄色い盆が電車をどこまでも追いかけてきた。 「寒の月白炎曳いて山を出づ」 これは飯田蛇笏の句である。大岡信の「新折々のうた3」の冬の句として掲載されている。 大正時代の「ホトトギス」隆盛期のエースだった蛇笏は、山梨の富士山麓に暮らし続けながら句作をしたのだが . . . 本文を読む