5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

水の月

2016-06-30 21:40:20 | ことば
今日で6月も終わり。今年も半分が過ぎた。いかにも早い時の流れである。歳をくうと時間の流れを速く感じるという。たしかこれをなんとか云ったなと思って、WEBを探るとあった。 「ジャネの法則」だ。 「生涯のある時期における時間の心理的な長さは年齢に逆比例する」という論。19世紀のフランスの哲学者、ポール・ジャネが最初に云い出したことらしい。主観的に記憶される年月の長さは年少者には長く、年長者にはより . . . 本文を読む

高齢化日本の再確認

2016-06-29 21:14:49 |  経済・政治・国際
総務省が「平成27年国勢調査」の速報集計結果を発表した。 それによると、 ・人口構造は、平成27年10月1日現在の総人口は1億2711万人で、大正時代の調査開始以来初めての減少。5年前の前回比で0.7%減。男女別構成比は男が48.6%、女が51.4%で、女性の方が約340万人多い。 ・総人口に占める65歳以上の割合は26.7%で調査開始以来最高。一方で15歳未満の割合は12.7%。65歳以上 . . . 本文を読む

子供と桜桃

2016-06-28 22:39:30 | 社会
10日前の6月19日の日本気象協会の写真ツイートは、瑞々しい青葉の中に実ったさくらんぼの写真に「今日は桜桃忌。小説家太宰治の誕生日であり玉川上水に入水自殺した日」というテキストが添えられていた。 ちょうどお中元でもらった山形のブランドさくらんぼを食後のデザートで食べさせてもらっていたから、より印象が強かった。 「桜桃忌」は夏の季語だ。 坪内稔典先生の「季語集」にも載っている。昭和23年の6月 . . . 本文を読む

あなかしこ

2016-06-27 23:02:02 | くらし
土曜日に引用した中日夕刊のコラム。数学者の机の上に置かれたしゃれこうべは「白骨の教え」を実感しようとしたのではなく、顎関節症を数学的に論拠づけようとするためのものだったというハナシだった。 「折々のうた」の夏部で編者の大岡信が選んでいるのは平安中期の歌人、藤原義孝少将が作ったといわれる漢詩。「和漢朗詠集」に収められているこの歌。 「朝に紅顔あって世路に誇れども 暮に白骨となって郊原に朽ちぬ」 . . . 本文を読む

露天風呂の日

2016-06-26 22:24:00 |  旅行・地域
「イギリスのEU離脱。関係あった。腹がたったから、温泉に。満員。日曜でふろの日だった」 というのはお仲間MTさんのツイート。関係ありというのは、落ちた株式のことだろう。FX相場で逆に儲けたという他人の自慢をリツイートしているお仲間もいる。皆さんお金持ちであるが、こちらには無縁の話。 日曜で風呂の日というのではなかろう。26日でフロなのだ。それが判ったのはNHKの岐阜局が露天風呂の日で無料開放と . . . 本文を読む

紅顔の下

2016-06-25 22:37:55 | 学習
昨日は白骨を山の上から撒いて問題になっているというニュースについて書いたが、今日も新聞のコラムでシャレコウベのことを書いているのにぶつかった。 中日夕刊の「紙つぶて」、コラムニストは名大名誉教授の四方義啓先生で「紅顔の下に」がそのタイトルである。 一時期、先生の机の上には「しゃれこうべ」の模型が置いてあった。素人が見ると本物に見えるようでよく驚かれたのだという。 これは別に「朝には紅顔ありて . . . 本文を読む

白山から散骨

2016-06-24 22:11:02 | 社会
両親が亡くなって50年、先日、弔い上げの法事を行った。 今後は法事法要を行う必要はないのだが、墓守の仕事だけは続く。寺の隣の墓地に参ったが、ずらりと並んだ墓場の世話もそれぞれの家族たちにとっては大変な仕事だろう。人数の多い家庭ならまだしも、我が家のように既に老々状態にある家族は、この墓守ひとつにしても苦労の種になるのだ。 最近は個人の墓をつくらず、合同墓に葬られる人も多いようだ。気持ちは判る。 . . . 本文を読む

鉛害のはなし

2016-06-23 22:37:48 | 環境
CBSのポッドキャストはシカゴのニュース。 住宅に使われるペンキに許容量以上の鉛が含まれていることが判り、日常的に接触のある子供たちの健康被害が危惧されると伝えていた。鉛害と云えば、ミシガン州フリントの浄水パイプの鉛汚染問題。やはり子供を中心にした健康被害も増えていて、大統領も乗り出すなど国家的な問題に発展している。 アメリカでは、どうやら水道管のつなぎには昔のまま古い鉛管を使うケースが依然と . . . 本文を読む