5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

カエルの卵塊

2020-05-31 21:25:03 | 自然
九州と四国では梅雨入りが宣言されている。朝にかけて降った小雨が間歇的に続いた五月最後の日曜日になった。天気予報では明日も雨模様だというから、東海地方もそろそろ梅雨入りの季節ということだろうか。 5月17日にもこのブログで「蛙」のことを取り上げたが、今日は日本の山間地に生息する固有種「モリアオガエル」について、こんな面白いローカルニュースを読んだというより見た。中日新聞の滋賀版だ。「モリアオガエル . . . 本文を読む

スマートな麦秋

2020-05-30 21:43:07 | 自然
「麦秋」というと必ず小津安二郎の映画が頭に浮かぶ。といっても1951年の作品だから小学校に上がりたての当時の子どもにはその映画を観た記憶はない。後に学習した小津映画についての情報が「ばくしゅう」という変わった音感のタイトルと一緒に記憶されて残ったというわけだろう。 俳句の季語は「麦の秋」とも言うとは「季語集」の坪内稔典先生。麦の熟れる時候のことで、かつては生活の実感とともに俳人たちに愛用されたと . . . 本文を読む

今頃は黒羽あたり

2020-05-29 21:45:33 |  旅行・地域
部屋の掃除をしていて、積ん読く本の山から岩波文庫の「芭蕉 おくのほそ道」が出てきた。掃除はここで中断。今日は爽やかな五月の末。今ごろは芭蕉たち一行はどのあたりを旅していたのだろうと思ってちょっと調べた。 本文で旅のはじまりを書いた〈旅立ち〉の項には「弥生も末の七日・・・」とされ、脚注は陽暦5月16日だとある。今日29日は、旧暦だと卯月の十一日という計算。芭蕉の旅は14日目である。江戸からそう遠く . . . 本文を読む

五月の握り飯

2020-05-28 21:22:05 | 歴史
〈518〉とは、40年前の1980年5月18日、韓国、全羅南道光州市で起きた民主化を求める民衆蜂起のこと。日本では〈光州事件〉として知られる。 今の我々は、2017年に1200万人を動員した大ヒットの韓国映画〈タクシードライバー〉でこの事件の概要を知る。映像では、大規模デモが拡がる中、ソン・ガンホが演ずるタクシー運転手がドイツ人記者を乗せて光州駅にたどりつく。そこでは市民たちが続々と握り飯を差し . . . 本文を読む

ローズの日

2020-05-27 21:38:10 | ことば
「6と2」を「ローツー」と読ませて「ローズ」を想起させる。だいぶん無理がありそうだが、6月2日を「ローズの日」としたい人々がいるようだ。 世界屈指のバラ生産国、ブルガリアでは、6月の第一日曜日を中心に「バラ祭り」が盛大に開催される。ブランド香料のローズオイルをつくる名産ダマスクローズの収穫感謝祭だ。WEBを読むと、残念ながら今年はコロナ感染防止の為に中止になっている。 愛と感謝のシンボルたるバ . . . 本文を読む

特別給付金

2020-05-26 21:41:32 | 政治
帰りは雨になった。乗車駅につくと「人身事故で只今不通に」という張り紙。しばらくホームで待ったが上り電車は来そうにない。 下りで二駅戻って振替輸送をしているJRに乗った。車内は帰宅するサラリーマンたちばかり。在宅勤務もあって従来のラッシュアワーとは違うが、互いに社会的距離を取ろうと必死だ。 昨夜発表された緊急事態の全面解除。夕刊の見出しには「さあ気を引き締めて」とある。事故でなくなった人もコロナ . . . 本文を読む

バラ子

2020-05-25 21:28:28 | ことば
バラは五月の花だという。 ツイッターのフォロー先、宇部教会の神父さんもこのところバラシリーズである。瑞々しく美しいバラの花弁を近接大写しで撮った写真はどれもなかなか見事なものだ。撮影場所は複数あるようだが、そのひとつ、山口宇部空港の庭園は地元で知られたバラの名所だそうだ。 やさしいピンクの〈ジャルダン・ドゥ・フランス〉、純白の白雪姫〈シュネービッチェン〉、赤い縁取りが印象的な〈ノスタルジー〉、 . . . 本文を読む

あさりが駄目なら

2020-05-24 21:27:22 | たべもの
白飯に、味噌にせよ澄しにせよ具にあさりを使った一汁があれば一菜などなくても食がすすむ。3月末から6月、産卵期を迎える春から初夏にかけて身が太り味もよくなる。だからあさりの旬はいまごろというわけだ。数日前に、魚屋が売り込んできた「あさり飯」はそれこそ身の太ったあさりだった。こういう味のある旨いあさりが近頃は珍しくなった。全体に小振りで売値も上がっている。三河湾はあさり産地のはずだが今年は不漁なのだろ . . . 本文を読む

新しい生活様式

2020-05-23 21:42:32 |  ニュース
トイレを借りようと、万歩途中にある大型パチンコ店に入ろうとして入口で止められた。「体温チェックと手の消毒をお願いします」という従業員は右手に体温計、左手にアルコール除菌スプレーを持っている。体温計は額に当てるのかと思ったら手のひらでOKとのこと。手のひらを出すと瞬時に体温がモニターされた。35.8度とある。こんどはスプレーを両手にかけられてオシマイ。 愛知県は22日からパチンコ店の休業要請は解除 . . . 本文を読む

三里浜の一年掘り

2020-05-22 21:00:20 | たべもの
スーパーの店先にらっきょうが並ぶようになった。浅漬けのシャキシャキした食感が、初夏の到来を感じさせて好きだ。 ウイキを読むとこうある。らっきょう(辣韮、薤、辣韭)はユリ科ネギ属の野菜で、別名はオオニラ。 中国ヒマラヤ地方が原産。白色または紫白色の鱗茎を食用とする。 強い匂いと辛味が特徴。この匂いはニンニクやニラと同じアリル硫化物である。Allium chinense という学名の如くだ。 スー . . . 本文を読む

我慢の限界

2020-05-21 21:50:42 | 社会
5月20日EST午後2時現在、194550人のNYC在住者がコロナのウイルス検査で陽性だというツイートを読んでいる。817万人の市の人口で割ると罹患率は2.38%となる。5月17日以降は毎日の陽性確認が1000件を切って来ている。州知事と市長の判断でロックダウンは延長されたが、さっそく、制限解除のアピールが声高に叫ばれているようだ。市民の義務として規制を続けよという安全派、個人の自由な権利をみとめ . . . 本文を読む

雉か山鳥か

2020-05-20 21:38:27 |  文化・芸術
「ほろほろと鳴く山鳥の声聞けば父かとぞ思ふ母かとぞ思ふ」 奈良時代の僧侶、行基の和歌に成田為三が曲をつけた『ほろほろと』という学校唱歌を思い出した。伴奏ピアノの旋律を今でも記憶しているのはどうしてだったのか。「ほろほろ」と表現された山鳥の鳴き声はいったいどんな音だったのか。 「ヤマドリは、キジ科ヤマドリ属に分類される鳥類だ」とウイキにある。雉とちかい種類の鳥だから交配もするらしい。山鳥はめった . . . 本文を読む

鵜飼のあはれ

2020-05-19 21:36:23 |  文化・芸術
<新型コロナウイルスが1300年以上続くとされる岐阜の夏の風物詩、長良川鵜飼を揺さぶっている> というのは昨日の朝日新聞の中見出しだ。鵜舟を使った鮎漁は、緊急事態宣言が終了し休業要請も解かれた為、予定より11日遅れて今週の金曜日から始まるが、観覧船の運航は当面延期のままだ。岐阜は今年の大河ドラマ<麒麟がくる>の舞台。多くの観光客を期待した関係者の落胆は大きい。開幕へ向け、 . . . 本文を読む

韓国のコロナ対策

2020-05-18 21:52:40 | 韓国
外洋クルーズ船の中で発生したコロナウイルス感染。日本がコロナの足音を聞いたのは2月1日の患者発生の一報だった。列島のコロナ防疫行動は2月3日の横浜入港から始まったといえる。検疫隔離の名目で外部との接触を断った大型客船の内部がウイルスの培養シャーレになったのは、その後のニュースに詳しい。乗客の下船隔離もせず、その感染検査も不十分だったと、日本政府の初動の遅れや感染症対策に世界中から後ろ指をさされる結 . . . 本文を読む

蛙の季節

2020-05-17 21:39:12 |  文化・芸術
「いとしさに見つつし飽かね青蛙」草城 垂直に伸びたかきつばたの葉の上にしがみついている小さなアマガエル。とろんとした彼の眼は何を見ているのだろうか。昨日も書いた保山耕一のツイートにある写真。ズーム効果が効いたとても印象的な作品だと思う。 蛙は春の季語だが、これが雨蛙や青蛙になると夏の季語になるのだそうだ。 「古池や蛙飛び込む水の音」芭蕉 蛙の句は世に数多あるが、この句がやはり最初に思い浮か . . . 本文を読む