お仲間Ｊさんのブログを韓国語訳の練習台に使わせて貰って久しい。韓国語のブログは2006年4月からだが、こちらが試訳を開始したのはそれから数年後のこと。それでもずいぶん長い期間を飽きずに続けているものだ。
彼が取り上げる題材の多くが日本に関連したものだが「朝鮮通信使」について書いたものが15件ある。彼の興味のあり方がよくわかる数字だ。
ユネスコの世界記憶遺産に日韓を結ぶ外交資料「朝鮮通信使に関す . . . 本文を読む
台風２２号が足早に抜けて東北沖で温帯低気圧に勢力を落とした。西の高気圧が作る西高東低の気圧配置は冬型。今朝からは強い北風が吹き込み、寒い１日だった。
気象庁は東京や近畿で「木枯らし１号が吹いた」と発表している。秋台風が冬の気配を運んできた。
木枯らしは「秋から初冬にかけて吹く風。木を吹き枯らすの意」だとは机上にある広辞苑の解説だ。
「野分」は今の台風のことだが、明治になると木枯らしの異名にな . . . 本文を読む
昼をすぎた頃から雨脚が強くなり始めた。先週に続けて今週日曜日も秋台風のご訪問である。
台風22号の名前は「サオラー」。ベトナムに生息する羚羊のことらしい。
羚羊はウシ科の動物で、体長2ｍ弱、体重90kg弱とあるからウシほどはない。カモシカは夜行性だというのにこの台風は昼間に攻めてきた。
29日16時45分 の発表によると、潮岬の南南東約120km辺りを 50km/hの速さで東北東方面に進んで . . . 本文を読む
ＩＣカード導入で 鉄道会社の改札サービスもずいぶん変わった。
名鉄が採用した「マナカ」は 2011年2月に開始されたとウイキにある。もう6年半にもなる訳だが、実は自分はこれを持っていない。以前の磁気カード定期券を使っているからだ。
定期券にも切符にもなって他社線(名古屋市の地下鉄など)にも乗り換えられるのはＩＣカードの特徴 だが、行動範囲の固定した年寄りにはそれも特別必要な機能ではない。
Ｉ . . . 本文を読む
家人に柿を買ってくるように頼まれて入ったスーパーの果物売り場は柿と林檎と梨と葡萄の秋色で溢れていた。
次郎柿がご所望だが有るだろうかと展示台を一周。 刀根早生があって、隣は平核無、ちょっと値の張る富有があって、その横に目指す次郎が盛られている。一個百円少々だから安いが味は帰って食べてみてのお楽しみだ。
柿といえば正岡子規の「柿食えば」の句を瞬時に思い浮かべる。
〈柿あまたくひけるよりの病哉〉 . . . 本文を読む
10月31日は「ハロウィーン」である。かぼちゃ色とこうもり色の装飾がいろいろな場所で目に留まる。女の子向けの小物を売る店、ケーキやクッキーを売る店、ファストフード、スーパーの棚など。ジャックォランタンというかぼちゃのお化けに魔女にドラキュラにコウモリなど、定番キャラクターが勢揃いで客を呼ぶ。
ウィキには「ハロウィーンとは、古代ケルトが起源と考えられる祭。悪霊を追い払い収穫を祝う宗教的な行事だった . . . 本文を読む
上海の隣、江蘇省蘇州市には過去に二度訪れたことがある。観光絵葉書や「蘇州夜曲」の歌のイメージが強すぎたせいか、実際の街や運河には汚れた印象を受けてちょっとがっかりした記憶である。
古刹の寒山寺といえば、唐の詩人張継の「楓橋夜泊」だ。
月落ち烏啼きて 霜天に満つ江楓漁火 愁眠に対す姑蘇城外の寒山寺夜半の鐘声 客船に到る
「楓」や「霜」が歌い込まれているから、季節は今頃だったのかもしれない。詩か . . . 本文を読む
お仲間の一人、韓国人のＪさんは日本の文学書もよく読んでいてこちらが驚く。彼のブログによく登場するのが村上春樹だ。韓国人は一般的に村上春樹が好きなようだが何故なのだろうか。
さて今日アップされたＪさんの最新ブログ。冒頭はやはり春樹小説の引用で始まった。
「じゃあ、猫さんはどこかのお宅で飼われているんじゃないんですね」 「昔はたしかに飼われていたこともあった。でも、今は違う。近所のいくつ . . . 本文を読む