5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

日本の残暑対策

2008-08-07 22:20:31 |  経済・政治・国際
今日は立秋。最高気温は36度の真夏日だが、蝉の声が少し弱くなり、日の傾きが少し早くなり、雷雨の頻度が多くなった様子は秋に向かって季節が動き始めたしるしなのだろう。

自然の動きにあわせた訳でもなかろうが、人間の世界も少し夏バテの様相。今日のニュースを拾ってみると、、、

〇政府8月の月例経済報告は、日本の景気後退が鮮明になったと認めるレポートになったこと。米経済の減速を背景にした輸出の減少、在庫調整局面に入った生産、個人消費の回復が見込みにくい三重苦の状態にあるという。

〇民間設備投資の先行指標になる6月の機械受注は3カ月ぶりに減少し、内閣府も「弱含み」のコメント。

〇トヨタ自動車の第一四半期の成績が減収減益になったこと。北米での販売が低迷し、為替変動が利益を下げた。

〇マクドナルドは原材料価格の高騰を受け、ハンバーガー類などを値上げすると発表した。平均5%の値上げ幅、今年5月に続く3度目。

〇レギュラーガソリンの全国平均価格(8月6日)は185円で最高値更新。行楽シーズンを迎えた家計の節約ムードが強まりそう。

〇燃料高騰でANAは11路線、JALは21路線の減便・廃止を決める。過去最大規模の路線見直しで地方空港に赤信号。

〇国民年金保険料の納付率=63.9%で二年連続の低下。若い世代ほど納付率が低く、社保庁の目標80%を大きく下まわる。

〇文科省の学校基本調査で不登校児童が増えているという結果。学年が上がる毎に増えて、中学3年では28人にひとりの割と最悪の状態。

「人間関係をうまく構築できない子供が増加している」、「家庭の教育力低下で基本的生活習慣が身についていない」、「『嫌がるものを無理に行かせることはない』とするなど保護者の意識が変化した」、「無気力でなんとなく登校しない子供が増えている」などが不登校増加の要因として上げられている。大丈夫か、日本人。

こうしてみるだけでも、政治から経済、生活から教育まで、人間活動のあらゆる局面が、秋の声を聞いたのと同時に自然界の温暖化現象と似たタービュランスを見せ始めたようだ。

自転する地球環境のように、気圧の変化や台風の来襲は、日本だけが避けるというわけには行かない。グローバルな残暑対策が求められる状況ののようだ。





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