5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

いぬふぐり

2021-04-26 21:28:23 | 自然

4月26日。金山周辺の人出がすごい。GWを前にしたコロナの状況だが、愛知県では161人(延32157人)の感染の発表があった。全国では3320人(延572384人)の感染と35人(累10025人)の死亡が確認され、去年2月13日に日本最初の犠牲者が発表されて以来、1年2ケ月で全国のコロナ死が1万人の大台を超えた。

その8割が去年12月以降に発表された死者数。この3ケ月で5000人が亡くなっている。重症者の増加傾向が続いているため、今後も無念な死のさらなる増加が懸念されるとNHKは書いている。

その空色の小さな花弁は、四月の青空を写したように明るい。路地道の土の上に固まって咲いているのはオオイヌノフグリだ。虫媒花だからこんなに目立つ色なのかもしれない。

その名のように大型犬のきんたまほどの大きさはないが、格好はちょっと似ている。ユーラシア原産が欧米を経由して明治時代に日本に入ってきた外来種だが、すっかり在来種のような顔をして咲いている。

「いぬふぐり」という春の季語があると「季語集」の坪内稔典先生が書いている。ところが、淡紅色の花をつける「いぬふぐり」こそが在来珠で「オオイヌノフグリ」とは違う種らしい。

だが、やはり帰化勢の方が強くて、いつしか名前まで「いぬふぐり」で通用することになってしまったらしい。

「敵と言ふを持たざるほどの身の軽さ
     おほいぬふぐりは私だって好き」
     
高橋ひろ子の短歌は同感だと坪内先生はいうが、やっぱり在来種のいぬふぐりを一度は見たいのだそうだ。

ウイキの「イヌノフグリ」という頁には、この在来種はオオバコ科の越年草で、3月から5月に淡いピンク色の5ミリほどの花をつける。かつてはふつうにみられた雑草だったが、近年、外来のオオイヌノフグリに生育地を奪われ、育成地自体も開発などで減少している為、その数を大幅に減らしていると書かれている。

ちょうど開花する時期だが、いぬふぐりはいったい何処に咲いているのだろうか。

 


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