5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

春の昼

2018-03-31 20:38:55 |  文化・芸術
NHKのドイツ語講座で「日本人はなぜ電車の中で居眠りができるのか」というドイツ人の疑問をテーマにしていた。どうやら彼らは公共交通機関では少し緊張しながら乘るのが常らしい。安心して「こっくり」出来る日本のセキュリティはひょっとすると羨ましく思えるのかもしれない。今日の電車の中でも窓から入る陽光の暖かさにつられて、あちこちで舟をこぐ乗客の姿が見られた。春たけなわの昼間のことを「春昼」と書いて「しゅんち . . . 本文を読む

弥生から卯月へ

2018-03-29 21:29:23 | 天候・気候
昨日も今日も名古屋地方は25度超えの夏日連続。記録を見ると去年の最初の夏日は4月16日だったから20日も早いことになる。このブログも窓を開けて書いている。これでちょうどよい体感だ。桜の開花が速いはずである。近辺の桜はほぼ満開。なかには青葉を見せているものもある。お仲間のサクラツイートも相次いで現れるが、やはり日本人は桜が好きな国民のようだ。この状態だと入学式や入社式は葉桜になっているやもしれない。 . . . 本文を読む

集団思考

2018-03-28 21:01:31 |  経済・政治・国際
中日夕刊「紙つぶて」、今日は明治大学の海野素央教授の「集団思考の罠」と題する短文が載った。アメリカの心理学者、アーヴィング L.ジャニス(1918~1990)が唱えた「集団思考」(groupthink)という概念につて簡潔にまとめてあり、良く分かる。「凝集性の高い集団でみられ、集団内の意見の一致を重視するあまり、とりうる可能性のあるすべての行動を評価しなくなる思考様式」、これが「集団思考」だという . . . 本文を読む

ミィトゥ

2018-03-27 21:29:07 |  経済・政治・国際
ハリウッドのエンタメ業界大物プロデューサーのセクハラ疑惑に端を発し、女性たちの告発が連続して、映画俳優から指揮者までアメリカの著名な男性陣は戦々恐々。ツイッターのハッシュタグに使われた "MeToo" が世界的なセンセーションを巻き起こしている。中国も男性による性的暴力はこれまで当然のこと、必要悪と考えらる社会的認識があったようで、女性の被害者は黙って泣き寝入りということのようだが、最近は少しづつ . . . 本文を読む

桜とくまモン

2018-03-26 22:16:58 | 社会
名鉄桜駅。その名の通り、駅のホーム裏や周辺の街路沿いには桜の木が並んで薄いピンク色で空間を彩っている。 桜が開花しただけで空気がとろんと気怠くなるのは何故なのだろうか。そんなことを考えながら駅近くの旧東海道を万歩する。昔はもっと沢山の桜が植わっていたが、排気ガスや虫にやられて一本また一本と倒され、桜という地名が恥ずかしいような貧相な現状になってしまったのは眞に残念である。それでも残された桜木は今 . . . 本文を読む

外国人留学生

2018-03-25 21:37:28 | 社会
我が家の超高齢者の起床と着替えと朝食の介助をしながら日曜日の朝刊に目を通す。サンデー版の「大図解シリーズ」、今日は「外国人留学生」という主題である。2011年に入管法が改正され、それまでカウントされなかった「日本語留学」も留学生として算入されることになって、統計上の留学生数は、留学生30万人計画を標榜する政府の思惑どおりに大きく増えて、2017年では27万人に届く勢いだとある。 そのうち、語学留 . . . 本文を読む

Sの正体

2018-03-24 20:49:47 |  文化・芸術
春雨は一段落して今日はすっかり晴れ。桜も満開近しとニュースで云っていた。春雨といえば「船底をガリガリかじる春の鮫」という句をすぐに思い出して笑える。これは「雑俳」という落語にある。隠居の「題を出すからやってごらん。春雨なんだが出来るかい?」という誘いに乗った八五郎が即座に詠むのがこの句だ。春の雨ではなく、春の鮫に音も意味も転じていく日本語というのも面白い。この春雨について「ことばの歳時記」の金田一 . . . 本文を読む

ジンダイアケボノ

2018-03-23 22:06:02 | 自然
三日ほど雨が続いて今日は晴れ。気温はあっても風が吹いて体感は寒い。替上着で出てきて失敗した。慌てて首巻をする。これだけで体温がキープされ風邪が肩から入るのを防げる。100均のありがたさだ。万歩をしながら街の緑を悦ぶ。陽の当たる公園では子供たちの歓声。常緑に混じって薄ピンクのマッスが眼に入って来る。もちろん桜の花だ。気象庁発表の名古屋の桜の開花は3月19日で平年より7日早かった。春の雨が続いて開花が . . . 本文を読む