5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

梅雨イサキ

2017-06-30 23:38:39 | たべもの
イサキの塩焼きが魚屋から届いた。今日の昼食である。皿においてレモンを絞るだけ。副菜はほうれん草のゴマ和え。どちらもインスタントではあるが、素材が良ければ美味である。今日のイサキは小ぶりだが脂が乗って身が締まっているから美味い。むしゃむしゃとものの十分で完食した。 イサキはスズキの仲間でちょうど今頃が旬だ。「梅雨イサキ」という別名の通りで、漁はもちろんだがイサキ釣りもシーズンに入ったようだ。 釣 . . . 本文を読む

節水シュミレーション

2017-06-29 21:44:02 | くらし
TVがやっていたカラ梅雨の予想はどうやら当たっている。降れば土砂降りという温暖化現象ははっきりしてきたが、しとしと長い皐月雨の感じではない。それが証拠に五月以降の降水量は少なく、今日のニュースでは、愛知用水が明日から節水対策を開始すると告げている。 尾張東部から知多半島を潤して流れる愛知用水の水源は長野県の牧尾ダムだが、この貯水率は現時点で41%と平年の半分程度にしかならない。愛知と岐阜の節水対 . . . 本文を読む

ラマダン明け

2017-06-28 22:12:07 |  文化・芸術
壁掛けの鏡を数個手に持って買い手を待つ若い男の売り手、帽子にスカーフにチョッキと上から下までグレー系の落ち着いたカラーコーディネートは、原色の布で縁取りをした商品の鏡を目立たせるつもりだろうか。乾麺屋のオヤジは売り台に山と積んだ黄色い縮れ麺をほぐして小分け作業中だ。キャンディー屋の主人はカメラ目線で気取って写っている。彼の商品は包装銀紙に包まれた色どり豊かなチョコやキャンディー。秤を中央において昔 . . . 本文を読む

一切れのスイカ

2017-06-27 22:29:22 | たべもの
今日も30度に近い「ほぼ真夏日」。カラダの水分バランスが悪くなって来ているのを手足の軽いむくみで感知する。 無印良品によって小型のサーキュレーターを買った。一ト月ほど前に気がついていたCPの良さそうな製品。このブログを書きながら「やさしい風」を感じている。机上にはスイカが一切れ。どちらも利尿効果を期待しての仕掛けである。 『庭の一坪畑。1本植えた西瓜、一つ実を付けた』 というのはお仲間MTさ . . . 本文を読む

灯を盗むカワウソ

2017-06-26 22:32:50 |  文化・芸術
「夏至」は6月21日だった。一年中で昼間が最も長いのが今の時期。季語には「明易」がある。 「獺に燈をぬすまれて明け易き」 久保田万太郎のこの句は『文人たちの句境』で関森勝夫が載せているもの。 揖斐川河口の港町桑名、船津屋という料理旅館も揖斐川岸に建っている。ここは泉鏡花の『歌行燈』の舞台だ。昭和初年には万太郎もここで『歌行燈』の脚本を書いた縁のある場所である。 昔の揖斐川にはカワウソが住ん . . . 本文を読む

名は体を表せない?

2017-06-25 22:32:39 | ことば
佐田岬半島の「青岬ぶり」が良いと言ったのは俳人の坪内稔典先生。6月22日のこのブログに「初夏の海辺には黄色や薄紅色のカタバミの花が群がっている。青岬にはカタバミがよく似合う」という先生のコメントを引用した。 カタバミには「ムラサキカタバミ」というものもあるようだ。「ことばの歳時記」で金田一春彦先生がこんなことを書いている。 小型種のカタバミより全体が大振りで紅色の花を開くのが「ムラサキカタバミ . . . 本文を読む

ツメタガイのオリーブオイル漬け

2017-06-24 22:05:07 | たべもの
カワハギの刺し身とシジミの味噌汁が今日の昼飯。どちらも久しぶりだったからとても美味かった。シジミが出たところで今日のブログも昨日に続いて「貝」の話にしよう。 三河湾はアサリの一大漁場だが近年は不漁が続いている。今年も豊漁を期待はできまい。 6月3日付けの中日知多版のローカルニュースに「アサリの天敵を特産に」というリードで「ツメタガイ」という名の貝のことが紹介されていた。 ツメタガイとは初めて . . . 本文を読む

青潮とアサリ

2017-06-23 22:53:20 | たべもの
音感から「青潮」は夏の季語だと云いたいところだがそうではない。 ハフポストの記事によると「青潮」は東京湾の千葉県沿岸で見られる現象。北風が吹くと東京湾の表層の海水が沖へ流され、海底からは酸素が少なく硫黄物イオンを含んだ海水が上昇し、これが大気中の酸素と結合すると東京湾がエメラルドグリーン に変化するのだという。赤潮は知っていたが青潮もあるとは知らなかった。 この青潮現象が 6月19日の朝、市川 . . . 本文を読む