5月12日。コロナ状況は、全国で6994人(延660637人)の感染と93人(累11201人)の死亡が確認され、愛知県では679人(延38433人)の発表があった。600人超えはもちろん初めてだ。急激な増加がこの先どうなるか、変異ウイルスの跳梁が不気味である。
知床半島を中にはさんだ根室と網走から桜の便り。これで今年の桜前線もゴールインということになるのだろう。NHKのローカルニュースから拾った。
「チシマザクラ開花 全国で最も遅い開花宣言」というのは10日の根室発だ。
それによると、根室では、11年前に気象庁の根室測候所が閉鎖されて以来、市と観光協会が引き継いで、独自にチシマザクラの観測を行っている。
午前中から気温が上がった月曜日、公園の標本木に5輪以上の開花を認めた担当者たちが「桜開花」を発表した。去年より1日遅く、平年より8日早くなったという。
各地の気象庁観測地点ではすでに8日迄にすべてで開花しており、根室はしんがりの開花宣言となった。根室の桜は今週から来週にかけて満開を迎える。
一方「エゾヤマザクラ」が満開になったと報じたのは根室とおなじ道東の網走地方気象台。先週金曜日7日のことである。
今年は、沖縄那覇の開花日は1月4日だったから、桜前線の道東到着には4ケ月かかったということになる。オホーツク海岸もやっと春らしい光景になったようだ。晴れた日なぞはさぞ美しかろう。
開花観測用の種類も、根室がチシマザクラ、網走がエゾヤマザクラと、ポピュラーなソメイヨシノでないところがまた北海道らしいではないか。
網走市内の天都山桜公園ではほとんどの桜が花を咲かせており、日曜日の9日は訪れる人も多く、桜を見ながら散策を楽しんだり、写真を撮ったりしていたとある。
桜花の満開は至極結構なことだが、もうひとつの満開(コロナ=花環)は気がかりである。今日の北海道の感染者数は529人で過去最多だ。札幌では蔓延防止等重点措置も実施されている状況で、道東には影響なしだと誰が言えよう。人の動きとともにコロナ前線もついてくる。
桜はやがて散り果てるが、コロナの花はいつ果ててくれることやら。
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