音楽を聴くことが好きだ。クラシックからロックから演歌からと何でもござれ。万歩のお供に携帯するウオークマンにはニュースのほかにその日の気分で選んだ音楽が入れてある。手回し蓄音機でホロビッツなどのSP盤を聴いた子供の頃の記憶が「三つ子の魂」として居座っているからだろうか。クラシックをよく聴く。年を取って好みの幅が狭まったせいか、同じ曲を何度も繰り返して聴いて飽きない。演奏家の訃報などがツイッターのタイ . . . 本文を読む
秋の日の/ヴィオロンの/ためいきの/身にしみて/ひたぶるに/うら哀しヴェルレーヌの「秋の歌」でもないのだが、時折、意味もなくヴァイオリンが聴きたくなる。WEBの音源を探るとハンガリーのヴァイオリニスト、ロビー・ラカトシュのCDが見つかった。
ジプシーヴァイオリンの名手ということで、聞いてみると確かに超絶的な技巧でバリバリ弾きまくる。随所で鳴き節も聞かせてくれるから、うら哀しさもちょっと味わえる。 . . . 本文を読む
世界に数あるクラシック音楽のコンクール、日本人の若手演奏家がほとんどのコンクールに挑戦し、上位入賞のニュースもよく耳にする。これだけ頻繁にコンクールが開かれるとなれば、その場でトロフィーを貰ったからといって世界的なコンサートプレイヤーになれるという保証にはならないのかもしれない。今日のNHKの朝番組が、浜松の国際ピアノコンクールを基にして書かれた、恩田陸のベストセラー小説の映画化が完成して今日から . . . 本文を読む
甲子園で連日熱戦を繰り広げる高校球児たち。今日のニュースにはこんなものがあった。NHK京都局のニュース見出しは「甲子園 京アニ主題歌演奏で応援」。7月18日、放火テロで死亡した多くのアニメーターたち、悲劇の現場、京都アニメーション会社のスタジオがあったのは京都府宇治市。高校野球の京都府代表、立命館宇治高校の地元でもある。宇治高の代表選出は37年ぶりのことだ。同郷の誼、甲子園の応援歌に追悼の気持を込 . . . 本文を読む
昨日の夜中、ツイートの誘いに応じてモスクワで開催中の第16回チャイコフスキー音楽コンクールピアノ部門の日本人のファイナリスト、藤田真央の弾くチャイコフスキーのコンチェルトを聴いてしまった。モスクワ音楽院ホールからのライブ映像がこうして観られるというのはIT時代のたまものであるが、いかんせん眠気の方が強すぎて、ファイナルの成績発表を待てずに眠ってしまい、最終成績はやはり今朝のツイートで知ることになっ . . . 本文を読む
ベルリン・フィルのアジアツアー。今日は香港でのコンサートだが、現地に行かずとも生中継で聴ける便利な世の中になった。
デジタルコンサートホールというBPOが力を入れる音と映像のアーカイブである。映像と音響に極めて拘りの強かったカラヤンが常任指揮者を務め、当時のBPOとの演奏を沢山記録とし残していることが、このようなサービスを実施するきっかけになっているのだろうか。
香港の演奏プログラムには韓国の . . . 本文を読む
ビートルズの「ペニーレーン」は1967年のヒットシングル。もう半世紀も前の歌だが、マッカートニーの詞も旋律も懐かしい。この通りに暮らすのは、床屋に、銀行員に、消防士に、保健婦に、子供たち。そして僕。英語詞はこう始まっている。
In Penny Lane there is a barber showing photographsOf every head he's had the pleasure . . . 本文を読む
『バルカン半島、アフガニスタンなどが原産地。色は白と紫。房状に咲く花のひとつひとつは筒状で、先が4つに切れ込んでいる。花言葉は年若き無邪気さ。明治23年にスミス女学校の創始者、サラ・スミスがアメリカから持ってきたものが日本初で、北大植物園に現存している』
このライラックの説明文は「札幌ライラック祭り」のHPに書かれていたものだ。札幌に初夏の訪れを告げる恒例イベントはすでに5月28日で終わっている . . . 本文を読む
大相撲夏場所は14日連続満員御礼の14日目、14戦全勝横綱の白鵬が歴代最多38回目の優勝を決めた。やっぱり白鵬は強い。
近頃は人気が回復してきた大相撲、最近のハイライトはやはり新横綱の稀勢の里だが、先場所の怪我が本復せず結局途中休場になった。新横綱人気の空白をカバーしたのは同門関脇の高安、最後まで優勝争いに残る活躍で来場所は大関昇進がほぼ確定している。
真夏の名古屋場所も前売り券販売が好調だと . . . 本文を読む
「未来のタカラジェンヌ 宝塚音楽学校で入学式」というのは4月18日のNHKニュースのリードだ。
歌劇団員の養成校である宝塚音楽学校の入学式には26倍の難関を突破した新入生40人が出席、2年後の初舞台に向けた第一歩を踏み出したとある。
TV映像では新入生の代表が「清く、正しく、美しくの教えを守り、限りない芸の道に精進することを誓います」と云う決め台詞で挨拶するところを見せてくれた。
新入生たち . . . 本文を読む
2017年の直木賞を受けた「蜜蜂と遠雷」は人気作家の恩田陸による国際ピアノコンクールを舞台にした〈音楽ドラマ〉だ。著名なコンクールの審査員を務めた中村紘子(昨年他界)とTVドキュメンタリーで見たヤマハピアノのコンクールへの売り込み攻勢などをイメージする。
読んでみたいが図書館は先約が沢山ありすぎる。文庫本が出るまで待つしかなかろうと思っていたら、なぜか電子書籍の半額割引という特別オファーが現れた . . . 本文を読む
YYさんからチケットが送られてきた。
コンサートに来てほしいというわけだが、チケットを送っておけば逃げられることはないと読んだらしい。
ここ一年ちかく密やかに練習に通ってきたベートーベンの「第九」を歌うのだそうだ。第九=年末イベントということでもない。半田の市民オーケストラに臨時の合唱団を加えた編成。オケの創立30周年記念の特別企画だという。
駅前の文化会館は開演前から行列のできる盛況。市民 . . . 本文を読む
神宮前の駅を降りてすぐのところにあるのが神宮東公園。熱田神宮の神域とは鉄道線路をはさんで向かい合う。結構に広いスペースだからここを通るときにはいつも気持ちが落ち着く。
公園の入り口、コンクリート製の花壇には彼岸花が満開である。緑色の細長い茎に真っ赤な花弁が大きなマスを作っているのだから遠くから目に留まる。野草なのだからどこかから飛んできて根を下ろしたのだろうか。
彼岸花は曼殊沙華。死人花、剃刀 . . . 本文を読む
夏の暑さのせいでもあるまいが、有名人の訃報が続く。
永六輔が逝き、大橋巨泉が逝った。そして今日は中村紘子である。昭和19年生まれだから自分と同い歳。その意味からも辛いニュースだが、これはツイッター仲間のKSさんのこんなツイートで知った。
「アムステルダムのホテルでお話を聞いたことがありました。音楽を志す若者たちに、もっともっと日本は支援をしなくてはならないと仰いました」
彼の娘はたしか高校の . . . 本文を読む
TVタレントのカンニング竹山がこんなツイートをした。
「永六輔さんが車椅子に乘り、俺のLIVE放送禁止を銀座まで見に来てくれて面白い!と云って帰ってくれたことが俺にとってはかけがえのない財産になっている」
このお笑いタレント、顔に似合わず結構デリケートな心臓の持ち主らしい。「悲しくなったら歌いましょう」と続いてyoutubeのリンクが貼ってあった。
きっとこれだと思ってクリックしたら、案の定 . . . 本文を読む