２０年度の住民税納入に出かける。全額前納だとほんの少し割り引きがあるのだ。銀行テラーは月末支払の処理をするひとびとで長い列になっていた。公務員のボーナス支給も今日だから、そのせいもあるのだろうか。
先月は１９年度の確定所得税を納入したばかりだし、来月からは国保の支払も待っている。年金生活者も楽では無い。
所得といえば、国会議員の１９年度分の所得報告書が公開されて、議員一人当たりの平均所得は２５ . . . 本文を読む
電車のドアが開いて乗客が乗り込んできた。
こちらの隣の空席には近頃はやりのイケメン類型にはいりそうな２０代の男性が座った。座るなりメール開始は当然のことだろう。
金髪に染めた長髪の小顔にイヤリング、カラフルなアロハシャツにネックレス、腕には太いブレスレットが光り、膝の抜けたビンテージジーンズに白の長い靴。手にはヴィトンの札入れと携帯が２台と、せいぜいキメている。デートに向かう途中なのだろうか。 . . . 本文を読む
以前からちょっと気になっていた買い物をした。
高辻の家電店のセール、正札よりも２割引になっていたから、つい「すみません」と店員を呼んでしまった。オムロンの最新型の血圧計と体脂肪が測れる体重計（これはノーブランドの中国製だが）、それにブラウンの回転式電気歯ブラシの３点お買い上げである。
血圧などついぞ気にしたこともなかったのだが、少しガタが来たのを感じ始めた昨今、定期的に自己チェックも悪くはない . . . 本文を読む
午後のコーにーを一杯と思って入ったコーヒーチェ－ン店。ほぼ埋まった座席のひとつに身を沈めた。
カフェイン効果を狙ってブラックのままひと啜りして、ゆっくり周りを見回すと、右隣も左隣も女性、どちらも３０代だろうか。前のテーブルも６人の女性で、２０代から５０代までだろうかミックスグループである。その総てが煙草をくゆらせて、読書に、携帯メールに、おしゃべりに忙しい。
どうやら、間違えて喫煙エリアに座っ . . . 本文を読む
彼の著書、『うるさい日本の私』(洋泉社・１９９６）の中で、中島義道は電車駅プラットフォームのアナウンスをウルサイものの代表に上げて怒っているが、今日は、電車内のアナウンスで感じたイライラを書いておこうと思う。
いつもの帰宅電車、普通の東岡崎行きは、乗車率１００％の混み具合で金山を発車した。幸いひとつ空いた席に掛けてクーラーの冷気の心地よさを楽しんだまではいつもどおりだったのだが、神宮前を過ぎて新 . . . 本文を読む
神や仏に見守られた寺院建築は、却って落書きがしやすいのだろうか。
イタリア・フィレンツェのランドマーク、花のサンタマリア教会の聖堂に、岐阜にある市立女子短大の学生が落書きをしたというニュースを、今日の中日新聞で読んだ。北京五輪、聖火リレーの善光寺での落書き騒ぎを思い出す。
記事によると、今年２月に研修旅行でドゥオモ訪問をした４０人ほどの短大生グループのうちの一部が、自分たちのイニシャルと短大略 . . . 本文を読む
食べられないアジサイ葉に続いて、こんどはイラクサ葉を食べる話。所変われば品変わるである。
ＢＢＣが伝えているのは、イギリス南部ドーセット州マーシュウッドという村のパブ（The Bottle Inn）で、先週の土曜日（２１日）に開催された、その名も「世界イラクサ喰いチャンピオンシップ」。今年は１０回目ということで、イギリス各地からやってきた強胃の挑戦者とパブの地ビールが目的の観光客で会場はいっぱい . . . 本文を読む
低気圧は去っても、梅雨前線は滞留しているようで、黒い雨雲が流れている。街路の紫陽花の花色がすこし変化して来ている。
アジサイといえば、昨日のニュースに茨城県の飲食店で料理に盛られたアジサイの葉を食べた８人が食中毒になったと報じられている。
アジサイには有毒の成分（シアノヒドリン）が含まれていて、人が食べると胃酸の働きで青酸を発生させ中毒症状を起こし、過呼吸、興奮、ふらつき、痙攣、麻痺などが症状 . . . 本文を読む
ＪＲＡ中京競馬場のスタンドから眺められる東の空には黒雲がたなびいて、中国の龍伝説の如き、ちょっと奇怪なパノラマを見せる。中景は雨に煙って薄くたなびき、眼前の緑のターフも濃灰のダートも一際くっきりと映る。驟雨の起こす風が少し寒いが、オープンスタンドに座ってこの梅雨のスペクタクルを眺め続けた。
九州の南から関東に伸びる梅雨前線とその上を東に進む低気圧は、まず九州中部に大雨を降らせ、時間雨量が６月の観 . . . 本文を読む
写真家・森山大道の「プールで泳ぐ男」という作品が気に入っていると、女流詩人の井坂洋子が、新聞のコラムだったかに書いている。詩人のセンシュアルな感覚でその写真に何を見つけたのかが気になった。
ならば見てみようと、「ハワイ」という写真集（月曜社・２００７年出版）を、ほうぼうの書店で探していたのだが、今日やっとイオンのテナント書店で発見して、ラッキーな立ち読み（写真だからたち眺め）をさせてもらう。な . . . 本文を読む
南の梅雨前線が影響しているのかなま暖かい海風がセントレアの展望デッキ上を抜けて行く。
ピーク時を過ぎた国際線のエプロンは空スペースが多い。それでも、ＫＡＬ、ＮＷＡ、キャセイ、エミレーツそれにスターアライアンス仕様のＡＮＡ便が出入りするし、北側の国内線にはＪＡＬのＭＤ９０やＢ７６７、ＡＮＡのＢ７３７やＡＢ３２０、それに悪名高いプロップのボンバルディアも離着陸を見せて、１時間のプロムナードは飽きずに . . . 本文を読む
「君を想う」（原題：Away from Her、２００７年・アメリカ）は、アルツハイマー型痴呆に罹った妻との夫婦生活の変化を描いていて、ジュリークリスティの演技がアカデミー賞候補になった評判の映画らしいが、残念なことに、この地方では上映されていない。日本でも荻原浩の小説を映画化した「明日の記憶」（２００６年）が、同様の社会問題を描いて評判だった。
「体の死よりも先に脳が死ぬ」アルツハイマー痴呆は . . . 本文を読む
「公務員マイレージ、役所のものに 政府が航空会社と協議」という今日のニュースを聞いて、一瞬、県庁職員Ｏ氏の思案顔が瞼に浮かんだ。
新聞記事によると、先ごろ問題になった「居酒屋タクシー」が導火線で、お役人の航空会社マイレージプランのちゃっかり使用にも待ったがかかったようだ。
ほろ酔い午前様のいちばん多かった財務省が先週末に早速自粛を決めたあと、総務省や国土交通省も追随し、昨日の閣議で政府も自粛の . . . 本文を読む
前立腺のせいで、小便には他人よりすこし時間がかかる。始めは多少のいらいらもあったが、近頃ではこれも自然の成り行きと諦めて、あとから来た男性たちが先に離れていくことに焦りはあまり感じなくなった。鉄道や公共施設のトイレのほとんどが清潔で明るいのは使わせてもらう側からしても有り難い。
自然が呼び始めたと思い、公共図書館の付設トイレに入ろうとして、洗面所側に若い男が一人、正面の鏡を眺めながら立っているの . . . 本文を読む
駅前再開発で、引っ越したお寺の墓地跡が均されて出来た空き地には、黄色い小花がカーペットを広げたように一面に咲いている。
野花の名前を探そうと細長いい茎を手折って帰る。コスモスに似た一重の黄色い花弁が中心部では茶褐色になったツートンカラーの目立つ花だ。ボールをウンと小さくしたように、筋がはいった茶色のつぼみもついている。
ＷＥＢで調べたらすぐにわかった。
キク科の一年草でハルシャギク（波斯菊） . . . 本文を読む