5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

顔をたてて

2016-05-31 22:24:00 |  経済・政治・国際
TPPの花形大臣だった甘利氏。都市再生機構への口利き疑惑で告発されていたものを、東京地検は証拠不十分で不起訴にしたというニュース。細かい内容など知る由もないが、「ああ、やっぱりね」というヤナ気分。 あっせん利得処罰法の違反を問われていたわけだが、そもこの法律とは、ニュースの説明部分を読むと、「国会議員や秘書、地方自治体の首長や議員たちがその権限に元ずく影響力を行使して口利きをし、見返りとして報酬 . . . 本文を読む

パルロにするか、リンナにするか

2016-05-30 22:12:45 | コミュニケーション
今朝のNHK「あさイチ」、今日のテーマは「いまこそ知りたい人工知能」で、発展いちじるしいというAIについて、いろいろな展開を紹介してくれた。 SNS上にだけ存在する高校生の「リンナ」、主婦のおたすけ住宅、アメリカのAIオリジナルの「ワトソン料理」、などいずれも初めて見る映像でなかなか面白かったが、やはり気になったのは「介護をかえるAI」という部分。横浜の介護施設が導入している会話ロボット「パルロ . . . 本文を読む

二つの麦屋節

2016-05-29 22:38:49 |  旅行・地域
日曜日の午前11時のFM局は、今どき数少ない日本民謡を歌って聞かせてくれる番組だ。毎週、聞くともなしに聴いている。民謡がBGMになるというのもオカシイ。 時折聴きたいなと思うのが富山の麦屋節だ。 越中五箇山のちょっと変わった民謡である。越中の山地には平家の落人伝説があって、この民謡も平氏たちの末路の寂しさを詠っているのだという説があるらしい。 八尾のおわら節と同じで歌の伴奏に胡弓がはいるのが . . . 本文を読む

勤勉な梅雨

2016-05-28 22:12:29 | 自然
お仲間のMTさんがフォトツイートをした。自宅の庭に咲いたのだろうか外縁がうす青くなったアジサイの開花を撮っている。キャプションは「今朝は梅雨空、紫陽花が咲きはじめた」とある。このところ雨がぱらりと来ることが多くなった。やは梅雨の兆しなのだろう。 もうすぐ梅雨だという書き出しは今日の中日夕刊「紙つぶて」。「梅雨と勤勉」というタイトルで名大名誉教授の四方先生の寄稿だ。梅雨に縁のあるものとして水田稲作 . . . 本文を読む

ワーキングディナー

2016-05-27 22:13:46 |  経済・政治・国際
期待いっぱい、懸案いっぱい、警備もいっぱいの伊勢志摩サミットが終わった。オバマ大統領の広島訪問の方に大方の興味が移ったようだが、これはある意味で止むを得まい。 今日の朝刊には、昨夜のワーキングディナーで提供された伊勢志摩メニューが載っていた。志摩観のシェフが交代した後のサミットだから、どんなメニューが提示されてのか興味があった。 海の幸、トマトに魅力をさまざまな形で 伊勢海老のクリームスープ、 . . . 本文を読む

サミットの伊勢の海

2016-05-26 22:02:59 |  経済・政治・国際
俳優で読書家としても知られた児玉清が「わたしの詩歌」という文春新書に「なかなか心離れぬ句」があるといって引用している一句が正岡子規のこの句だ。 「のどかさや駅のはずれの伊勢の海」 若いころ、初詣の伊勢神宮で、子規の写実主義俳句の神髄にふれた思いがしたと、児玉は書いている。 今日の伊勢の海はきっとのどかとは対極にあっただろう。G7の伊勢志摩サミットが開かれて世界首脳が参集しているからだ。 伊 . . . 本文を読む

悲しい鵜舟

2016-05-25 22:45:25 |  ニュース
鮎は夏の魚だ。 春先には稚魚だったものがこの時期には15センチほどにまでなり、夏をとおして立派な成魚になっていくのだが、そんなピチピチの香魚を狙う人間たち。鮎の漁獲が開始されるのは毎年5月の初旬。釣り、網、簗、など漁法はさまざまだが、古来伝統の鵜飼という方法もある。 この辺りでは岐阜市の長良川河畔で行われる鵜飼がよく知られている。今年も5月11日から始まっていたのだが、一昨日の夜、悲劇が起こっ . . . 本文を読む

歪む愛知県沖

2016-05-24 22:44:00 | 自然
熊本地震の余震情報がテロップと臨時ニュースでTV画面に乘ってくる。大型地震の数は減ったが有感の地震も依然として続いているようだ。熊本地方も真夏日だったり、雨が降ったりと被災者は依然つらい毎日を過ごされているのだろう。 一方で、我が東海地方では地震の恐怖から70年間免れていて、世の中のほぼ全員が大型地震のフィジカルな体験はないのだ。獏とした不安や恐怖はあるのだが、今日はそれを補強するようなニュース . . . 本文を読む