5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

桜が開花した名古屋

2012-03-30 22:20:53 | 自然
ISさんの今朝のツイートは「桜の木に花一輪。今日は開花宣言がありそう」だった。電車の中でも女性の二人連れが同じようなことを話している。なんとなく気だるい午後は、万歩のスピードが上がらない。

夜のNHKローカルニュースには、みなの体感予想どおりに、気象台の開花発表があったと報じている。

東海地方は高気圧に覆われた東海地方は気温が上がって、尾鷲で22・6度と5月中旬並み、名古屋で19.2度、岐阜で19.1度と4月中旬並みの暖かさ。ソメイヨシノの基準木に桜花が数輪咲いているを確認した名古屋と岐阜の地方気象台は、それぞれサクラ開花を発表した。

名古屋は平年より4日、去年より3日遅く、岐阜は平年より4日、去年より2日遅い開花だという。岡崎の岡崎公園でも平年より5日ほど遅れてソメイヨシノが開花している。これまでが寒かった今年は、桜の開花スイッチを正確に入れる効果があり、来週末ごろには一斉に満開になる見込みだという。開花後は「花冷え」の傾向のほうが、花が長持ちするとも云うが、人間の思うようには自然は動くまい。

「梅、桃、李、杏、桜、と色とりどりの花を開いて春はたけなわになるのだ」というのは3月30日の「ことばの歳時記」。金田一先生は、中国の『史記』の一節、「桃李もの云わざれども下自ら蹊をなす」を引用して、日本人の解釈だと「桃や李の花は美しいから自然に木の下に道ができる」となるのに、中国人が解釈すると「桃や李の実は美味しいから自然に道ができる」ということになる。このあたり、外国人の方が、花より実をとる実用主義に徹しているようだと書いている。

中国人の「花より団子」は昔からのようだが、日本人も最近はそうとうの「花より団子」派ではないか。ただ、日本人はわりきった実用主義はどうも向いていないようで、やはり恰好をつけるというか、どこかに拘るところを残したい主義のようだ。

ながい間「花見酒経済」だといわれる日本だから、実用主義に徹することも必要なのだろうが、あいかわらず恰好をつけて拘りたい奴らがら多過ぎるようだ。特に永田町あたりには。










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