5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

しらたきの濤

2016-11-30 21:52:11 | たべもの
気温が下がってくるとアツアツの鍋が食べたくなる。 最近の我が家は食卓を囲む人数が減って鍋をつつきあうという光景はなくなり、少量を煮て皿盛で出されるのだから、楽しさも旨みも半減である。しかし文句はいえないから黙っている。 鍋の代表といえばやはりすき焼き。我が家ではこれがすき煮ということになるのだ。 すき焼きの語源は案外難しいとおっしゃるのが金田一春彦先生で、もともと日本人には牛や豚の肉を食べる . . . 本文を読む

渡りの季節

2016-11-29 21:25:53 | 自然
寒さの到来とともにニュースを賑わし始めたのが「鳥インフルエンザ」の話題だ。 昨日は青森と新潟の農場で死んだアヒルや鶏からインフルエンザウイルスが発見されたが、感染拡大を防ぐ措置ということで殺処分が迅速に進められているという報道が見られた。 渡り鳥が落とした糞などからウイルスを貰うのであろう鶏やアビルたちもいい迷惑だ。処分を命じられた養鶏農家に至ってはそれこそ「降って涌いた」経営の危機であろう。 . . . 本文を読む

能登のころ柿

2016-11-28 21:25:30 | たべもの
晩秋のくだものといえば柿だ。 ここで子規の有名な句を上げるまでもなく、今や美味い柿の出盛り。ここ1週間は毎日「柿くえば」を楽しんでいる。値段が比較的安いのも魅力である。 数日前には、亀田のあられ「柿の種」はどんな柿の種を真似たのかというのをTVでやっていた。答えは筆柿。実の尖った形は種にも現れるらしい。 今日はNHKのあさいちで「柿」の特集。上手な皮の剝き方やら、柿を使ったレシピなどの紹介が . . . 本文を読む

ヰ゛オロンとギョエテ

2016-11-27 22:02:02 | ことば
韓国観光公社の写真ツイートが徳寿宮の塀屋根に降り積もったイチョウ葉を載せている。黒い瓦と黄色い葉のコントラストが見事である。 だが、市役所前広場に面したこの古い宮殿はいまごろ朴大統領の下野を求めるデモンストレーションの響きを直に聞いているのだろう。 秋も終わって冷たい氷雨が降る今日のような日には、シャンソン・ドートンヌ(秋の歌)というヴェルレーヌの詩のフレーズを想いだすかもしれない。 上田敏 . . . 本文を読む

ストーブの解禁

2016-11-26 23:01:16 | くらし
ニュースには冬の話題がさまざま現れるようになってきた。 11月26日の語呂合わせで今日は「いいふろ」の日ということだから「カピバラの露天風呂が始まる」という栃木那須の話題もいいのだが、これは以前に取り上げたような気がする。 ならば「幕末の日本初の国産ストーブに火入れ」という北海道函館のニュースが良かろう。 箱館高田屋喜兵衛資料館にある展示品のストーブは日本で最初に作られたとされているが、この . . . 本文を読む

イナダからブリへ

2016-11-25 22:24:00 | たべもの
昼食のおかずに魚のフライが出てきた。歯ごたえもあるし脂が適度に乘っていて旨い。これはなんだと家人に訊ねると「イナダ」だという。出世魚と云われる「ブリ」の若魚、WIKIによると地域によっても呼び方が違うようだが、イナダは体調が60センチ以下のものを指すようだ。 イナダの成魚であるブリの話題が、NHK富山局のニュースに載った。「寒ブリ」というほどだ。これからがこの魚の旬、脂が乘って美味くなるわけだ。 . . . 本文を読む

人気のジョウビタキ

2016-11-24 22:32:41 | 自然
小雨模様の寒い朝、まさに冬が始まったようだ。 東京のキー局が流す映像は雪の舞う街中を見せていかにも寒々としている。11月に東京都内で降雪があったのは気象庁の記録始まって以来のことなのだとか。 庭木にやってきた鳥の声がひとしきりしていた。声はすれども姿はみえない。鳥たちも寒いことだろう。 「今日は雪ですか?寒いねえ」というツイッターにはジョウビタキの写真が付いている。白と茶と黑、三食の羽色をも . . . 本文を読む

巻き込まれた歩行者

2016-11-23 22:08:17 | 社会
このところ高齢者の自動車事故が連続して起きている。今日も名古屋の天白区で70代の老人が一人亡くなった。 最近のマスコミが取り上げるようになったのは高齢者が運転をして致命的な事故を起こすケースがほとんどだが、今日のニュースは被害者が歩行者だったということだ。年齢も自分に近い。街路を歩行するのも同じだ。 交差点での自動車同士の衝突事故のはずみで車にぶつかられて亡くなったとある。巻き添えを喰ったとい . . . 本文を読む