5月も今日が最終日。
ラストデートといえば、日本航空の尾翼マークでなじみだった「鶴丸」が今日の羽田から大阪にむかう777で最終便になったというニュースが掲載されている。昨日は国際便の767が最終フライトに出発していて、2機だけ残った「鶴丸」マークは、明日からすべて「太陽弧」マークに切り替えられるのだそうである。
日航がこの「鶴丸」を採用したのが1959年だというから、すでに半世紀にわたって日本 . . . 本文を読む
一両に数人の乗客しか乗っていない午後の普通電車、途中駅から珍客が乗車してきた。
小さなモンシロチョウが一匹、ドアが開くのと同時に舞い込んで、しばらく戸口で迷ったあと、吊革や吊広告の周りをひらひらと舞い始めたのだ。しばらくは闖入した蝶の乱舞を目で追いかけていた乗客たちも、やがて飽きたのか、読んでいた本や携帯メールの、それぞれ自分の世界に戻ってしまい、電車もゴトゴトと走り続ける。
車内で何をするこ . . . 本文を読む
日本ダービーが日曜日だからというわけでもないのだが、馬に関係する本を読んだ。
水上勉が昭和47年に書いた「兵卒の鬃」で、新日本出版社の近刊、「水上勉作品集-日本の戦争」に掲載されたものである。
肺結核が事由で徴兵検査が丙種だった作者にも昭和19年5月に輜重隊の特務兵(父親も同じ輜重隊に入隊経験のある作者は、旧い呼び名の輜重輸卒をつかう)として召集令状が来、京都で挽馬訓練を受けるが、帰郷地待機で . . . 本文を読む
外国紙幣でやはり馴染みのあるものといえばアメリカドルだが、いつものVOAポッドキャスト、5月23日放送分で、「ドル紙幣が盲人に対する差別にあたり、連邦政府は紙幣の変更について考慮すべき」とした最近の連邦控訴裁判所の裁定について放送している。
紙幣は1ドルから100ドルまで7種類が発行されているが、横15.5cm×縦6.6cmの同じサイズ、同じ触感のため、触っただけでは区別がつかない。そういえば、 . . . 本文を読む
WEBニュースを見ていて、《「gooからだログ」開始、継続的なダイエットを支援》という見出しに引っかかった。gooということは、このブログと同じNTTのサービスということになる。
サービスは今日から開始、ブログ共用のIDで利用できるとあるから、面白半分でアクセスして、メンバー登録を試みた。
ブログ用の基本プロフィールは共用だが、身長、体重、体脂肪率、腹囲、など、今流行りのメタボデータを先ず聞か . . . 本文を読む
午後は気温が上がり、初夏の気分である。
呼続の駅から新瑞橋まで山崎川の右岸を歩いてみる。日差しはキツイが川面をすぎる風が心地よい。生活道路になっているバンクだが車の行き来はすくなく、のんびり歩けた。
コンクリートの護岸壁に手をついて、背伸びしながら、川の中州を眺めているおばあさんに気がついた。こちらが近づくと、自分のケッタイな様子を不審がられるとでも勘違いしたのか、むこうから声をかけられた。
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日曜朝のNHK番組「経済羅針盤」、今週は「ネットで出前 急成長」と題して、出前業務をポータル化した「夢の街創造委員会」といういっぷう変わった名前の会社の女性社長をインタビューしていた。
なじみの鰻屋やそば屋に電話すると親爺が岡持ちを掲げて配達してくれるスタイルをイメージする出前派は減って、近頃は、出前とは云わずに宅配といい、ピザや弁当を若いおにいちゃんがスクーターで運んでくるのが主流らしい。
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奥本大三郎の最新刊「パリの詐欺師たち」(集英社)を読んだ。数年前に文芸誌に発表した2編を収めたものだが、片方は「たべもの」、もう片方は「昆虫」といった著者の興味の対象を、軽いエッセイ風に書いてあるから、ひっかかりもなくスラリと読めた。
「パリの詐欺師たち」(原題、酔生虫日記)は退屈した奥山先生がふらり出かけたパリでの出来事を「食」を軸にして書いてある。フランス文学者だから、パリでのプロット作り . . . 本文を読む
熱田図書館の入り口近く、旧い神宮前商店街の一番端っこに小さなカメラ屋が今日もひっそり店を開けている。
間口一間奥行き3間ほどのちいさなスペースは、商品棚と親爺の座るカウンターだけでいっぱい。客を拒みそうなタイプの店構えだ。旧型カメラが棚でホコリをかぶり、愛想なしの親爺がいつも一人で往来を眺めているだけで客の入るのを見たことはない。
今日はその入り口に「廃業案内」が張り出されていた。長年続けたこ . . . 本文を読む
初夏の萌黄色をした国家的話題の封筒が自分にも届いた。
社保庁のねんきん特別便だが、今は年齢順に送られてくるものらしく、受給経験のすくないこちらは後回しで届いたというわけだ。
宙に浮いた記録に結びつく可能性のある人々には3月までにブルーの封筒が届いているのだというから、どうやら確認のハン取り義務だけを舛添大臣から要望されていることになるのだろう。
さらに、6月からは700万人以上という現役加入 . . . 本文を読む
時間調整の図書館で読んだ週間朝日のバックナンバー(2008年05月02日号)に掲載されていた東海林さだおの人気コラム「あれも食いたい、これも食いたい」の1025回、題して「ペットボトル持ち歩くなッ」を読んで思わず笑った。そうだそうだと思いながら、自分のことを云われたような気がしたのだ。
ペットボトルの水を、手で持ったりリュックの網ポケットにいれて持ち歩く人が多いが、著者は「あれ嫌いなんです。不愉 . . . 本文を読む
台風4号の海上通過と呼応するように発達した低気圧が太平洋岸を北上し、昨夜から今朝にかけては強い雨が降り続いた。影響が今日になった北・東日本では記録的な大雨になったらしい。
この悪天候で成田に着陸できなかったSQの新型エアバスA380は、セントレアにいったん降りたというローカルニュース。8階建てのビルと同じだという総2階建て座席数471の機体を最初に見られた空港客には低気圧のおもわぬプレゼントだ。 . . . 本文を読む
雨宿りで入った駅前の電気店、今流行の薄型デジタルテレビの映像を眺めていて、珍しい漢字にオヤと思った。
TVの旅行番組だろうか、誰も乗っていない走る気動車の中から、寒そうな灰色の海に面した小さな駅舎に映像は移って、駅名板で止まった。「驫木」とある。
ウマが3つ?読めない。ミュートがかかっていてアナウンスは聴こえない。電気店の社員(それにしても客数よりも大勢の社員、新入研修だろうか?)に聞いても教 . . . 本文を読む
スーパーマーケットのコーナーを覗いていて「いか墨パスタ」なる商品を発見した。
イタリア語なら、Spaghetti Nero di Seppieというのだろうか?要は黒い色をした平打ち麺だ。多分、イカ墨が練りこんであって茹でるだけでいいという訳だろう。もちろんソースは別に必要だろうが。そういえば、イカ墨パスタもリゾットもずいぶんご無沙汰である。たまには、あのいささかクドイ口当たりを楽しんでみたいと . . . 本文を読む
昨日の話題で採りあげた、「花晨月夕」は料理に割り箸を出してくるのだろうか。
「中国産割り箸の対日輸出2008年にも停止」という新聞報道があったのは2年前になる。そのときは、環境に負荷を与える(といわれる)割り箸の不要論やマイ箸論などを日本中が一斉に唱え始めたものだが、2年後の今になって、輸入割り箸は店頭から姿を消したのだろうか、レストランのマイ箸持参は今も行われているのだろうか。
「割り箸大賛 . . . 本文を読む