5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

春が来て叩く門

2011-03-31 21:58:16 | 自然
熱田神宮の東門を「春敲門」というとは、金田一春彦の「ことばの歳時記」が教えてくれた。 春が来て門を叩くという意味である。古来、春は東から吹く柔らかな東風(こち)が運んでくると考えられていたからだという。春の訪れを待ちわびる気持ちを表した門だとは、昔の名古屋人もなかなか洒落ているではないか。 金田一先生は、東風にかかわる言葉として皇太子の御所(皇太子自身を云う場合もある)を、内裏の東側にあったこ . . . 本文を読む