もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

おまけ 35冊目 堤未果著「ルポ 貧困大国アメリカ」(岩波新書;2008) 評価5

2011年10月16日 05時11分23秒 | 一日一冊読書開始
10月4日(火)の分:

207ページ  所要時間2:10

2回目。流し読みはつらい。テキスト。アメリカに住むのがすごく恐ろしくなった。終盤のまとめで若い著者の文章の格調の高さは驚かされる。[民営化された戦争]という国家レベルの貧困ビジネスと、それを回してゆくために社会の底辺に落とされた人間が大量に消費されるという恐ろしい仕組み][目を伏せて口をつぐんだ時、私たちは初めて負けるのだ。そして大人が舞台をおりた時が、子どもたちにとっての絶望の始まりになる。」  ※最近CMで流れてる新しい医療保険の名前がアメリカと同じ「メディケア」というのは、本当にたちの悪い冗談で、戦慄がはしる。
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