もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

150810 44万PV超:リテラ「ついに鶴瓶が安保法制と安倍政権にNOを突きつけた!」 鶴瓶さん、えらい!

2015年08月11日 15時21分02秒 | 閲覧数 記録
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  昨夜(8月10日)のNHKニュース9での、政権支持率世論調査結果の報道ぶりには苦笑させられた。読み上げ音声が抑揚のない情緒を排した電話受付での機械的音声を演じているのだ。安倍政権にとって不利な世論調査内容を報じるのをびくびくと懼れているのがよく伝わってきた。
  キャスターの二人は能面のように無表情で全くコメント無しだった。あたりさわりなしでもなんか話せたはずだ。別のコーナーで男のキャスターが「(今の)日本は表現の自由があるのが本当にありがたい」旨のコメントをしているのを見てさらに苦笑した。この男は、当然一般以上の知性を持っているはずであり、自分のコメントが如何に滑稽で醜悪で矛盾しているか、よくわかってるはずだ。 笑えない現実だ。

リテラついに鶴瓶が安保法制と安倍政権にNOを突きつけた!「お前なにをしとんねん!」「変な解釈絶対したらあかん」  2015.08.09. 
 「俺、なんでこんなこと、テレビで喋ってるんか。いまもわからへん!」
  「(こんな話)放送で言おうとは思ったことないです。一回もそんなこと言ったこともないし、そういう仕事じゃないから。そういうプロはそういうのに任しといたらええって言うけど、もう、そういう人に任せてたらあかんと」
 昨日、放送されたテレビ番組で、あの笑福亭鶴瓶がこのように吠えた。鶴瓶が意を決してテレビで口にした話──それは、安保法制へはっきりとNOを叩きつける内容だった。
 鶴瓶が出演したのは、東海テレビが制作・放送した『戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅』でのこと。この番組は、関西テレビが2009年に制作したドキュメンタリー『父の国 母の国─ある残留孤児の66年─』をテーマにして、女優の樹木希林と鶴瓶が対談するというチャレンジングな内容だったが、残念ながらキー局であるフジテレビでは放送されることがなかった。だが、この番組で繰り広げられたトークは、普段、目にしたことがない鶴瓶の一面がよく表れていた。
 まず鶴瓶は、残留孤児だった人びとが日本で苦労を強いられている現状に胸を痛め、「戦争って、普通のことが普通じゃないんだっていうね。普通がいいんですよ。普通が」と戦争がもたらす不幸に言及。樹木が「(戦争は)人間の世界で止めることができるはずなのに、そりゃ止めなきゃいけないですよね」と返すと、「当たり前ですやん。そんなこと……なんのための戦争なんですか? なんのための……意味わからんな、ほんまに」と怒りを滲ませた。そして、安保法制の問題に自ら切り込んだのだ。
 「国の言うことを、この歳になって信用したらあかんと思う、60過ぎてね、全部が国の言うことこれ、大丈夫かいなって思うようになるって……」
 「いま、法律を変えようとしているあの法律もそうでしょうけど、それも含めて、いまの政府がああいう方向に行ってしまうっていうね、これ、止めないと絶対いけないでしょうね」
 「これ、へんな方向に行ってますよ。そら変えなあかん法律はいっぱいあってもね、戦争放棄っていうのはもうこれ謳い文句で、絶対そうなんですが9条はいろたら(いじったら)あかんと思うんですよね」
 強い語気と、いつにない真剣な表情で語る鶴瓶。じつは鶴瓶は、昨年も「しんぶん赤旗 日曜版」のインタビューで「僕らの世代が戦争に行くことはないでしょうけど、僕の孫の世代が戦争へ行かされるなんて道理に合わない。日本は絶対憲法9条をなくしちゃいかんと思います」と話している。しかし、全国ネットの番組ではないとはいえ、テレビでこのように政治を語る鶴瓶の姿は目にしたことがない。実際、鶴瓶本人も、「ほんまに、こういうところで、こんなこと言ったことないけど。アホなことばっかり言う商売ですから」と、テレビで政治的な発言をすることがはじめてなのだと番組中に何度も言葉にしていた。
 自分の本分は笑いにある。笑いという本分をきっちりさせるために、いままで政治的な話は避けてきた──そう話す鶴瓶が、いま、口を開いたのはなぜか。その理由は、きっと“怒り”なのだろう。それくらい、鶴瓶は憤慨していた。
 「こんだけね、憲法をね、変えようとしていることに、違憲や言うてる人がこんなに多いのにもかかわらず、お前なにをしとんねん!っていう」
 「僕なんか微力ですけど、やっぱり違う!っていうのは言いつづけなあかんですよね」
 「民主主義で決めるんなら、違憲がこんだけ多かったら、多いほうを取るべきですよ、こんなもん。でないと、おかしいですよね」
 「変な解釈して向こうへ行こうとしてるけど、絶対したらあかん」
 さらに鶴瓶は、安倍首相が言う「後方支援」に対しても、「だいぶアメリカに乗せられてね、後方支援、後方支援言うてるけど、ほんなもん、なんもせんでええねん。全然なんもせんでええねん。したらあかん。したら“した”っていう事実が残ります」と明言。その上、話題が“政治家の顔つき”に移ると、「いま、穏やかな顔やん。菅さんでもそうやし、安倍さんでも……でも、あのままで進んでいったらえらいことなりますよ」と言い、表面に騙されてはいけないと警鐘を鳴らした。
 いくら戦後70年をテーマにした番組で、かつホスト役が芸能界の先輩である樹木だったとはいえ、ここまではっきりと政権の批判を繰り出すのは、なかなかできるものではない。この清々しいまでの鶴瓶の態度には、さすがの樹木も「非常にこういう仕事をしている人の、いい意味で、責任の取り方っていうのが、ちゃんとしていらっしゃるような気がする」と鶴瓶を称賛していた。
 逆にいえば、自由奔放な樹木にしても、芸能人がテレビで政治的発言を行うことがいかに難しいことなのか、それをよくわかっているからこそ、鶴瓶の態度に感心したのだろう。もちろん鶴瓶も、そんな芸能界における暗黙のルールは織り込み済みだ。現に、鶴瓶はこうも言っている。
 「(自分が政治的な発言をして)怒らはる人いても、『お前なに言うてんねん。ド頭も悪いのにそんなことだけぬかしやがって』って言う人もおるやろうけど、しかし、ただ、俺はそう(いまの政治状況はおかしいと)思います」
 おかしいものにおかしいと言って、なにが悪い──。この勇気ある発言が全国に流れなかったことはつくづく残念でならないが、鶴瓶と樹木、そして東海テレビには拍手を贈りたい。
 ちなみにこの『戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅』は、箭内道彦やスタジオジブリの鈴木敏夫らをゲストに迎え、10日、12日、13日、14日、15日にも放送される予定だ。樹木は番組内で、「戦後80年って番組はつくれなくなるかもしれない」という危機感を口にしていたが、そうさせないためにも、ぜひ多くの人にこの番組を観てほしいと思う。(水井多賀子)
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