もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

3 112 湯浅誠「岩盤を穿つ 活動家湯浅誠の仕事」(文藝春秋;2009) 感想5

2014年06月15日 00時11分39秒 | 一日一冊読書開始
6月14日(土):

238ページ  所要時間 3:05     アマゾン

著者40歳(1969生まれ)。

体調がいまいち良くなかったので十分な読書にはならなかった。もっとしっかり読めればよかったと思うが、そういう完全主義は結局挫折を前提とする“甘え”だと考える。また機会があれば、再読でもしよう。

本書は、どうしても欲しくてアマゾンで取り寄せたものである。小泉政権末期の2006年以来・安倍・福田・麻生自民党政権で貧困の問題化が起こり、2009年の政権交代で鳩山内閣に対するエールと戒めで終わる。鳩山内閣のマニフェストと施政方針演説には、本当に心ふるわせて期待したものである。まさか、野田汚物のような糞野郎(失敬!)が出てくるとは、思いもよらなかった。我々が民主党に期待したのは、自民党と異なる政治だったのだ。

本書をものの見方・考え方の規範としたいと思う。

目次:第1章 NOと言える労働者に―派遣切りに抗して
第2章 生活保護と野宿者の現実
第3章 貧困は罪なのか?
第4章 自己責任論が社会を滅ぼす
第5章 ぼくは活動家
最終章 政権交代で問われること
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