12月28日(土):
198ページ 所要時間 1:45 図書館
著者48歳(1960生まれ)。北海道生まれ。東京医科大学卒業。精神科医。立教大学現代心理学部教授。お金持ちのええ所のお嬢さんである。
「あとがき」に「データもないのに、ひとりふたりを見た“印象論”だけで若者論を語るな、という批判を受ける機会が、最近、増えた。私も、略、その批判はもっともだと思うこともある」と自分で認めているので、それ以上何をか語るべき?という気分だが…。
久しぶりに著者の本を手に取った、まあ今回も、相変わらずというか、他書からのチープな引用と、愚痴っぽくて、ぬるま湯的で、感覚的な感想の鼻歌のような独り言が延々と最後まで続いた。あまり大したことがない内容を延々と引っ張って、一冊の本の体裁にしてしまうのが能力と言えば、著者の能力と言えるのかもしれない。
そんなに悪口を言うなら読むなよ!と言われそうだが、理由は二つあるのだ。統計学や社会学、○○学的には、いい加減な著者の本だが、実は著者の感性と俺はかなり近いのでいつも同調してしまえるのだ。北海道から、東京の私立医科大学に行かせてもらえるほど俺の家はお金持ちではないので、著者の方がお金持ちのお嬢さんの割には、ケチくさくて貧乏臭い感性を持っているということかもしれない。まあ、その方がまともだと俺は思うがね。
著者ついては、数年前のテレ朝の「朝まで生テレビ」で、日和見詭弁モンスター橋下徹にいいように手玉に取られているのを見て、「明らかに正しいことを言ってるのにこの人たちはなんて議論に弱いんだろう」と悲しくなったことが思い出される。著者の責任ではなく、悪いの橋下の詭弁なのはよく分かっているのだけど、ひどく悔しかった。
しかし、今回は、今までどちらかと言えば、若者の立場に立って考えたり、語ったりしてきたが、最近50歳を目前にして(著者によれば、アラゴーと言うそうだ)、若者に対する違和感・嫌悪感が抑えられなくなってきた。年齢によるのか、別の理由があるのかよくわからないが、そうなのだそうである。
もう一つの読む理由は、何と言っても、著者の言わんとすることが大体想像がつくので、どんどんページが稼げる。早く読めるということに尽きる。まああとに残らないという憾みはあるが、読書を諦めかけた時には、やはり便利なのだ。
著者が嫌いな若者十カ条:
1.すぐ音を上げて逃げる若者/2.居場所がない、とさまよいすぎる若者/3.「キレた」「オチた」「真っ白になった」と言えば許されると思う若者/4.大人を信頼しすぎる若者/5.大人に甘えすぎる若者/
6.学力がない、知識がないのに開き直っている若者/7.自信がありすぎたり、なさすぎたりする若者/
8.自分のことしか考えられない若者/9.他人に厳しすぎる若者/10.簡単に傷つきすぎる若者
《目次》:プロローグ----私はこんな若者が嫌いだ/第1章 経済格差が生んだ若者の弱さ/第2章 教育格差が生んだ若者の弱さ/第3章 弱い若者を襲う新型うつ病/第4章 「誰でもよかった」殺人と気遣い型の親殺し/第5章 ネット社会で増幅される若者たちの弱さと甘さ/第6章 若者はなぜ想像力を失ったのか/エピローグ なぜ私は若者が嫌いになったのか
198ページ 所要時間 1:45 図書館
著者48歳(1960生まれ)。北海道生まれ。東京医科大学卒業。精神科医。立教大学現代心理学部教授。お金持ちのええ所のお嬢さんである。
「あとがき」に「データもないのに、ひとりふたりを見た“印象論”だけで若者論を語るな、という批判を受ける機会が、最近、増えた。私も、略、その批判はもっともだと思うこともある」と自分で認めているので、それ以上何をか語るべき?という気分だが…。
久しぶりに著者の本を手に取った、まあ今回も、相変わらずというか、他書からのチープな引用と、愚痴っぽくて、ぬるま湯的で、感覚的な感想の鼻歌のような独り言が延々と最後まで続いた。あまり大したことがない内容を延々と引っ張って、一冊の本の体裁にしてしまうのが能力と言えば、著者の能力と言えるのかもしれない。
そんなに悪口を言うなら読むなよ!と言われそうだが、理由は二つあるのだ。統計学や社会学、○○学的には、いい加減な著者の本だが、実は著者の感性と俺はかなり近いのでいつも同調してしまえるのだ。北海道から、東京の私立医科大学に行かせてもらえるほど俺の家はお金持ちではないので、著者の方がお金持ちのお嬢さんの割には、ケチくさくて貧乏臭い感性を持っているということかもしれない。まあ、その方がまともだと俺は思うがね。
著者ついては、数年前のテレ朝の「朝まで生テレビ」で、日和見詭弁モンスター橋下徹にいいように手玉に取られているのを見て、「明らかに正しいことを言ってるのにこの人たちはなんて議論に弱いんだろう」と悲しくなったことが思い出される。著者の責任ではなく、悪いの橋下の詭弁なのはよく分かっているのだけど、ひどく悔しかった。
しかし、今回は、今までどちらかと言えば、若者の立場に立って考えたり、語ったりしてきたが、最近50歳を目前にして(著者によれば、アラゴーと言うそうだ)、若者に対する違和感・嫌悪感が抑えられなくなってきた。年齢によるのか、別の理由があるのかよくわからないが、そうなのだそうである。
もう一つの読む理由は、何と言っても、著者の言わんとすることが大体想像がつくので、どんどんページが稼げる。早く読めるということに尽きる。まああとに残らないという憾みはあるが、読書を諦めかけた時には、やはり便利なのだ。
著者が嫌いな若者十カ条:
1.すぐ音を上げて逃げる若者/2.居場所がない、とさまよいすぎる若者/3.「キレた」「オチた」「真っ白になった」と言えば許されると思う若者/4.大人を信頼しすぎる若者/5.大人に甘えすぎる若者/
6.学力がない、知識がないのに開き直っている若者/7.自信がありすぎたり、なさすぎたりする若者/
8.自分のことしか考えられない若者/9.他人に厳しすぎる若者/10.簡単に傷つきすぎる若者
《目次》:プロローグ----私はこんな若者が嫌いだ/第1章 経済格差が生んだ若者の弱さ/第2章 教育格差が生んだ若者の弱さ/第3章 弱い若者を襲う新型うつ病/第4章 「誰でもよかった」殺人と気遣い型の親殺し/第5章 ネット社会で増幅される若者たちの弱さと甘さ/第6章 若者はなぜ想像力を失ったのか/エピローグ なぜ私は若者が嫌いになったのか