もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

130120 昨日のセンター試験の歴史をやってみた。日本史98点。世界史93点。日難世易傾向!

2013年01月20日 13時59分38秒 | 日記
1月20日(日):

 歴史は俺の最大の趣味なので昨日のセンター試験の日本史と世界史をやってみた。所要時間と得点は、日本史が50分で98点(1問×)、世界史が37分で93点(3問×)だった。感想として入試センターには「ふざけるな!」と言いたい。日本史と世界史の出題に対する姿勢が違い過ぎる

 日本史は難し過ぎる!:地図・絵図・写真・統計表・グラフ分析に史料読解を加えて、非常に多面的な質問内容の問題を作り、何よりも朝日新聞紙面で1.6ページ分に及ぶ膨大な文字量である。問題内容もあちこちにイヤらしい地雷をちりばめて、実力なき受験生をひっかけようとしている。

 世界史は易し過ぎる!朝日新聞紙面で0.95ページという文字量の少なさと投げやりな選択肢に呆れ返る。入試センターは高校生の<世界史離れ>が恐ろしくて仕方ないのだろうか?。問題が易し過ぎる。お茶を濁したベンガル、リューベック、扶南を選ばせる2択の地図問題や、北宋の首都開封を選ばせる問題なんて、問題としての何の捻りも無い無気力さに呆れて涙が出そうになった。問題全般にわたって選択肢は、俺が消去法と少しの歴史地理の常識を駆使して勘で答えた問題がことごとく正解になった。これでは洒落にもならない。400ページ近い教科書の内容を、この程度の稚拙かつ安易な問題でしか問えない世界史作問者たちは、余程の無能か、センター試験の平均点を日本史よりも高くすることで高校生の世界史離れに歯止めをかけようと企んでいるとしか思えない。

 今回の日本史、世界史の問題を比較して、日本史の平均点が世界史を5点以上下回ると思う。しかし、それは日本史の受験生たちが悪いのではない。問題の量と質に明確に難易格差が存在するのだ。入試センターは、日本史教育を潰そうとしていることに気づくべきだ。また、世界史でこんなに安易な作問をしていることを恥じるべきだ。そもそも日本史と世界史の作問者の間に、きちんとした交流・確認が行なわれているのだろうか。大いに疑問だ。こんなゆがんだ状況が続けば、日本史は敬遠されるし、世界史も受験生の勉強方法が混乱するのではないか。と傍から見ていて心配になる。

 俺なりの印象を言えば、日本史の作問が正当なのであり、世界史の作問が安易で出来が悪過ぎる、ということだ。
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