もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

148冊目 池上彰「伝える力」(PHPビジネス新書;2007) 評価3

2012年02月10日 03時23分38秒 | 一日一冊読書開始
2月9日(木):

205ページ  所要時間2:25

著者57歳。評価3だが、俺はこの本に好印象を持っている。読者にとって実のある内容・情報が解り易く提供されていて、まったくストレスを感じないで速く読めたのだ。本書の中で著者が書いている「「簡単なことは簡単に」「難しいことも簡単に」/これは、何かを伝えるときの基本です。」が完全に実践されている。今回の評価は、「本書の内容をたまたま俺自身も、既に自分なりに模索して考えていたことと重なる部分が多くて、あまり新鮮さがなかった」というだけのことである。

若いビジネスパーソンたちには、非常に良い六韜・虎の巻になるだろう。従って、「池上彰にハズレ無し!」の評価は継続中である。けれども、池上さんちょっと一時のブームのカリスマに祭り上げられ過ぎですよ。もっと難しい分野での「簡単に!」の著述を充実させて欲しい、もっと報道のタブーに挑んで欲しい、というのが読者としての本音である。

※それにしても、3年後の2010年に66刷り発行というのはやや異常であり、「そこまで重用する本でもないですよ。」という声を上げたくなった。

※限界です。もう寝ます・
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