もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

0022 竹内一郎「人は見た目が9割」(新潮新書;2005) 感想3-

2013年01月05日 20時54分16秒 | 一日一冊読書開始
1月5日(土):

191ページ  所要時間1:40(0:45+0:55;2度眺め読み)     ブックオフ105円

 著者49歳(1956生まれ)。自称「非言語コミュニケーション」の入門書。ブックオフで105円で買ってあったのを読んでみた。舞台に関わる仕事をしている著者の雑学をそれらしく寄せ集めて、思いつきと知ったかぶりで整理してみせた感じの本である。面白がる人はいるかもしれないが、俺にはどこかで聞いたことがあるか、考えたことがあるような手垢に塗れた感じがして内容に乏しい本に思えた。

 表題の「人は見た目が9割」というのもキャッチコピーとしては活けてるのかもしれないが、本書の内容を正確に反映しているとは言い難い。そもそも非言語領域の重要さは否定しないが、本書の内容で言われているほど言語領域を軽んじることには同意できない。面白がる人は、面白がればいいが、白ける人もたくさんいるだろう。発行後1年で22刷りは売れ過ぎだ。そんな本ではない。
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