3月11日(火):
230ページ 所要時間3:00 ブックオフ210円
著者49歳(1960生まれ)。静岡県立静岡高校卒。浪人。東大法学部。
早すぎる読み直しである。前回、付箋やチェックをしたところを中心に、オレンジや赤の色鉛筆で線を引き直したり、新たな付箋を追加したりしながら見直した。重点的に読み進めたこともあり、すべての部分が身に染みる意味のある内容に感じられた。
子どもとの向き合い方について、考え方も含めてよく書き込まれている。俺自身の人生の指針として役に立つ一冊だと思う。
9 011 齋藤孝「やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法」(筑摩書房:2009)感想4+
2020年02月05日 02時40分24秒 | 一日一冊読書開始
(2020年)2月4日(火):
230ページ 所要時間4:40 ブックオフ210円
著者49歳(1960生まれ)。静岡県立静岡高校卒。浪人。東大法学部。
この著者の本は当たり外れが大きい。外れの時には目も当てられないが、本書は、当たりの本と言ってよい。主に小学校低学年ぐらいの子どもをもった読者に対して、教育の考え方・コツを丁寧、懇切に語りかけている。著者の持つ教育に対する識見と方法論はかなり有効である。
たくさん付箋をしたので今後折にふれて見直していきたいと思う。
学校に教育を任せきれない時代になった。子どもを放置しても良い結果にはまずならない。子どもの横にいて、良い距離感を維持しながら寄り添い、ペースメーカー的役割を親は果たすべきである。教えなくても、一緒にクイズを出してやる感覚で勉強内容のチェックとやる気のきっかけになってやればよい。
子どもに勉強させるのにプレゼントで釣るのは良くない。そもそも勉強は自分の意志でやる気になるべきものであり、自分が親のために「勉強をしてやっている」という意識では全く無意味だし、伸びない。
私立中高一貫校の授業内容には無駄がなく、有利であることは間違いないが、私立中学受験に失敗したからと言って、いくらでも挽回可能であり、そこから新たな出発をすればよい。どうせ塾に行くという点では変わらないのだから。
男親が叱るべき時には、きちんと叱ることは大切なこと。etc.
【目次】第1章 勉強はなぜ必要なのか/第2章 やる気をアップさせる/第3章 やる気のスイッチを入れる/第4章 親の役割はペースメーカー/第5章 家庭での勉強のしつけ方/第6章 音読の効用/第7章 男の子の勉強法/女の子の勉強法/第8章 科目別の勉強法/第9章 勉強に関するQ&A
【内容情報】
勉強は、やれば必ず誰でもできるようになる。ちょっとしたコツで勉強が好きになり、勉強する苦痛が減る方法を伝授する。著者自身も怠け者で、こつこつ努力はできなかったけれど、なんとか乗り切ってきた体験から編み出した、究極の勉強本。学校や塾に頼るだけでなく、家庭で親ができることは何なのかを考える。子どもの勉強のよきペース・メーカーになり、一緒に学べる方法とは?-。