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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

サッカー観戦の究極

2019年02月24日 13時13分25秒 | サッカー観戦方法
自分の考えるサッカー観戦の究極は、試合の「流れ」が見えるようになること。
試合の「流れ」は目で見ることは出来ないけれど間違いなく存在する。
試合の流れとは何か?
試合の流れとは、ピッチ上の選手22人の心理状態を総計して生み出される雰囲気。
つまり理屈上、試合の流れはピッチ上の選手22人が何を考えているのかが分かれば見えるという事になる。

分かりやすい例を示すと、試合開始から拮抗した内容の試合で、片方のチームが決定機を作った事がきっかけで試合の流れが傾くというシーンが良く見られる。
これは、決定機を作った側の選手が皆「いける!」と意識が前に向き、決定機を作られた側は皆「危なかった」と意識が後ろに向くことで、22人の意識が一気に同じ方向に動いて試合の流れが生まれるという分かりやすい事例。

自分はサッカーの試合を見るのはTVではなく現地観戦にこだわっていたが、その一番の理由がTVだとピッチ上の選手22人を同時に確認できず、選手の頭の中を見ることが出来ないから。
自分がサッカーの試合でいつも主に見ていたのは、選手の頭の中。
選手の頭の中を見るには、「その選手がどういう状況で、どのタイミングで、どの方向に一歩目を踏み出したか」である程度分かる。
(また、これが分かることでその選手の伸びしろも分かってくるのだけれど、それはまた別の機会での話)
ただし、ピッチ上の選手22人の頭の中を把握し続けることは事実上不可能だが、これは0か100かの話ではない。1%でも多く把握することで少しずつ試合の流れを感じることが出来るようになってくる。その精度をどこまで高められるかという話。

正直、未だ試合の流れが完全に見えた事は無いが、流れを感じることが出来た事はある。
その時は初めてサッカーと少し会話が出来た感覚があったが、そのサッカーから言われた言葉は「それでサッカーを分かったつもり?」の一言だったように感じた。

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