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キム・ジフンssiのこんな悪役、私はお初です。柔らかな笑みをたたえた表の顔と、狂気に満ちたDVなんて。
キム・ヘスクさんを見た時、すぐに「ピノキオ」を思い出しましたよ。あの時も、こんな感じでしたよね。
ウヒョクとジョンウォンは恋人同士でした。
でも、出会った時既にジョンウォンはミノと結婚していたので、不倫ということになります。
そして、どうもジョンウォンがミノと結婚したのは、記者時代にウヒョクが書いた記事の所為だとか。どういう内容かは分かりませんが、ジョンウォンからすると、それはフェイクニュースだったそうです。
だから、最初は天敵のような間柄だったのですが、ちょっとした事件が切っ掛けで想いが芽生えたようですね。
テ・ミノが生きていたのは、簡単なこと。ヘリから降りていたからです。
ヘリが飛び立つ直前に連絡が入り、コサングループが経済使節団のメンバーに選ばれたとかで、ミノは、その事前調整会議に出るよう、テ会長から指示されたのです。
運命の分かれ道でしたね。
理事を招集したヒョンスクなんですが、理事たちは全員現れませんでした。
理事たちが集まったのは、街の小さな焼き肉店。理事たちは皆、ミノについたのです。
そこは、ミノが父テ会長と行った店でした。
そこで、テ会長は、ミノを本社に呼び戻すと告げたのです。
ミノは、あくまで権力には全く関心が無いフリをし、後継者への野心も無いように見せかけていました。純粋で無欲な息子を演じていたのです。
それをテ会長は信じたのでしょうか。懐かしそうに昔話をし、ミノを優しい目で見ていました。スホたちに向けた事の無いような眼差しでした。
でもね、ミノは全て計算ずくだったようです。
ミノはこれまでジョンウォンに対して暴力を振るって来たようです。
ウヒョクとのkissシーンを見てしまったその日は、病院の駐車場で散々殴る蹴るですよ
でもね、決してジョンウォンを手放そうとはしないのです。彼なりにジョンウォンを愛しているのかもしれません。
ミノが帰った後、よろよろと立ちあがったジョンウォンは泣きながら車の運転をしました。
そのまま帰る気にならなかったジョンウォンは、ウヒョクの所に行ったのです。
一緒に過ごした後、帰宅したジョンウォン。
そこに、ミノの死亡が伝えられたのです。
ミノは心臓を刃物で一突きされていました。即死と見られています。死亡推定時刻は午前2時ごろとされました。
担当のチャン刑事は、プロの仕業では無いと推察しました。
この事件も、ウヒョクが担当となりました。
その夜の警備担当は警備課長でした。既にヒョンスクの指示で出国したようです。
防犯カメラの映像も盗まれていました。
ところで、公にされてはいませんが、丁度ミノの死が伝えられた時、ヒョンスクはスホが服を着たまま湯船に沈んでいるのを発見していました。
詳細は分かりませんが、ヒョンスクの的確な指示によって、既に快方に向かっているようです。薬を飲んだのかな?胃洗浄をしたと言ってますから。
リッキーは、ある女性から、預けてあった鍵を受け取りました。
女性はリッキーの元妻のようです。
それは納骨堂のドアの鍵でした。
骨壷の中から、何かを取り出していましたよ。
ウヒョクは、テ会長の自宅に行きました。家族全員が集まっていました。
ヘリの事故の翌日、ミノが殺されるなんて、関連があるとしか思えません。皆不安そうでした。
ヒョンスクですら、いつもの威厳はどこへやら。不安そうにウヒョクに捜査状況を聞きました。
形式的な質問ですが・・・と前置きをしてウヒョクが尋ねました。ミノについて最近変わったことは無かったか?・・・と。
でも、ミノ夫婦は離れで生活しているため、皆、何も分からないと言いました。
ジョンウォンに聞いた方が良いとヒョンスクが言いました。
その時、ヨンウンが口を挟みました。
ミノ夫婦の仲は悪かったと。そして、明け方4時ごろ帰宅したのを見たと。
駐車場でミノがジョンウォンを暴行している映像が発見されました。
監視カメラからは死角になる場所を選んだミノですが、車載カメラは盲点でした。
ウヒョクは、ジョンウォンを参考人として事情聴取する事に決めました。
聴取はウヒョクがしました。
取調室にウヒョクが入って来た時、ジョンウォンはちょっと驚いた表情を見せましたが、すぐに平静を装いました。
あくまでも、検事と参考人という立場を演じました。
車載カメラの映像を示し、ウヒョクが聞きました。暴行を受けた理由は?・・・と。もしかしたら、二人の事が原因かと思ったのでしょうか。
「理由なく殴る人です。」
助けを求めるべきでは?・・・とウヒョク。
「傷つくのは私一人で充分です。」
この後、すぐに帰宅を?とウヒョク。自分と一緒だったと分かってて敢えて聞きました。
「いいえ。気晴らしに漢江に行きました。」
証明してくれる人はいますか?・・・とウヒョク。
ジョンウォンは目を上げてウヒョクを見ました。でも、何も答えなかったようです。言えませんわな。
私を疑っていますね?・・・と、ジョンウォンが聞きました。
「殺すなら、とうの昔に殺していました。」
と、ジョンウォンは言いました。
「発言次第で容疑者になる恐れもありますから、慎重に発言をしてください。」
何時に帰宅しましたか?とウヒョク。
「2時です。」
と、ジョンウォン。
それが嘘だと、ウヒョクは知っていました。ヨンウンの証言だけじゃありません。
ジョンウォンが部屋を出た後、ビールが無いのに気がついたウヒョクは買いに出ました。
その時、帰った筈のジョンウォンが家とは別の方角に車を走らせるのを目撃。
すぐに後を追いました。気になったのです。
行き先は、会社でした。
それを確認し、ウヒョクは家に戻ったようです。
ジョンウォンはミノに呼び出されていたのです。離婚してやると言われたので、つい、行ってしまったのです。
でも、それは呼びよせる為の嘘でした。
ミノは、既にジョンウォンとウヒョクの関係を知っていました。
「別れろ。でないと関係をばらすぞ。」
と、ミノ。その後の二人がどうなるか、容易に想像ができます。
全部俺のものになる、お前もな・・・とミノはジョンウォンを指さして言いました。
「愛していると、俺だけを愛していると言え。」
と、ミノ。
逆らったジョンウォンは又も暴力を受けたのです。
必死にジョンウォンが手を伸ばした先にあったのは、ペーパーナイフ