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ユラはジョンウォンを犯人だと疑っているようです。それが一番彼女にとって好ましい結論なのかもしれません。
ウヒョクに近づいたのも、自分の罪を隠すためだと思いたいのでしょう。
でも、ジョンウォンは以前のように従順ではありませんでした。
「消えて。」
と、ユラに言われた時、
「ウヒョクさん次第です。彼が破滅を恐れるならいつでも消えてあげます。」
と、言い返しました。
そして、それを、“汚い”と言われると、“コサンの人間に言われたくない”と言いました。
ウヒョクは、テ会長の状況が、芝居ではないかと疑っていました。
命を狙われたわけですからね、ぼけたフリをするのが一番の身の守り方だと考えたのでは・・・と。
どーでしょ。私も一瞬、そう思ったのですが・・・。
ジョンウォンがウヒョクを食事に誘いました。
手料理をご馳走するので・・・と。
ミソンとコ記者も呼んで、4人で楽しい時間を過ごしました。
写真も撮りました。
でも、後でジョンウォンはその写真を削除していました。
もしかしたら、韓国ドラマ定番の、別れの前のイベントなの?
ヨンウンがスホに離婚を切り出しました。
コサンの会長夫人になれるかと期待していたのに、マザコンで女好き、麻薬中毒者の上に、今は歩くこともできないんだから・・・と。
「ただのごみだわ。」
散々な言いようです。
スホは憎しみのこもった目で睨むだけしかできません。
「離婚しよう。」
スホは言いました。でも、母ヒョンスクを説得することは難しいでしょうね。
案の定、離婚はコサンを継いでからだと言われました。
ヨンウンの実家は大手新聞社ですって。やはりマスコミを敵に回したくはありませんよね。
ヒョンスクは何かにつけて、
「これはあなたのためなの。」
と、スホに言って従わせてきました。
今回もそうです。
スホは、その言葉が今は皮肉に聞こえました。
何かを決心したようです。
ジョンウォンは、ムイに会いに行きました。
療養中のムイはあまり状態が良くないと言います。でも、見た限りでは、元気そうですけどね。
ごめんね・・・とジョンウォンが言いました。
妊娠したせいで移殖ができないこと?それとも、元々型が合わなかったの?
機長の妻は保護されて地元の病院に入院していました。
心身ともにひどい状態らしく、まだ身元の特定もできていません。指紋くらい、採取できるだろうと思いますけどね。
それを、見張りだった男が監視しています。隙を見て連れ戻すつもりなのでしょう。
スホが退院して来ました。
態度が今までのスホと違います。
堂々としていて、卑屈さやおどおどとした様子は見られません。
嫌がっていたコサンの後継を受けても良いと言い出しましたよ。
「まずは、ミノの葬儀を行い、マスコミにコメントを出す。参列者は家族と理事だけ。チャ検事は呼ぼう。一連の騒動が終わった証になる。」
そして、明日すると言ったので、コ常務が準備が・・・とか言い出したのですが、
「父にも口答えを?」
と、言って黙らせました。
ヒョンスクは、後を継ぐと言う事は嬉しいけど、何か引っかかるものを感じているようです。あまりにもそれまでと違う言動ですからね。何か不安な感じがしたのでしょうね。
そして、ミノの追悼式が行われました。
スホは車いすで参列。
堂々と後継者としての任を果たしました。
ジョンウォンは最初参列する気持ちはありませんでした。
でも、夫を亡くした妻として挨拶をしても良いと言う話を聞いて、気を変えました。
何を言うのか、楽しみでしたが、ジョンウォンは至って普通の挨拶をしました。事を荒立てるつもりはないということでしょうか。
スホはある意味本心を述べました。
ミノへの兄としての思いを述べ、コサンを率いていく決心を述べました。
列席者が一斉に感動の拍手をしたとき、突然テ会長が乗り込んで来たのです。
「ふざけるな!お前のような奴がコサンを何故率いるんだ!」
しっかりとした怒声です。
ミノの遺影を見て、涙を流し、ヒョンスクに向かって怒りを見せました。
「お前の仕業か?」
ジョンウォン・・・と辺りを見回しました。
ジョンウォンが進み出ると、優しく抱きしめました。
でも、ユラが近づいた時、突然、態度がおかしくなったのです。
その場でおろおろとお漏らしをし、結局、連れ出されてしまいましたよ。
理事たちは皆、動揺しました。
完全にテ会長を見限りましたね。
ヒョンスクは、結果的にラッキーだったとほくそ笑みました。
実は、スホの命令だったようです、テ会長を連れてくると言う事は。どういう考えなの?ヒョンスクと同じ?
ウヒョクに、機長の妻が見つかったと言う連絡が入りました。
知らせてきたのは、チャン刑事。
これで、ヘリコプター事故の件はなんとか目途がつきそうです。
「ミノの事件は、ハン・ジョンウォンさんを疑うべきです。」
と、チャン刑事はウヒョクに言いました。
彼は、ウヒョクとジョンウォンの仲に薄々気づいているようです。通話記録を渡したのに、何も動かないウヒョクをじれったく思っています。
ウヒョクは、機長の妻をソウルに移送しました。
チャン刑事に指示しました。機長の妻の事をチームに伝え、病院の場所も明かすようにと。
必ず黒幕が口封じに動く筈だと考えました。
スパイをおびき出す策です。
ところで、ミノとヨンウンの情事を写したUSBメモリの存在は、ジョンウォンも偶然知ってしまっていました。
それを見て初めてミノの裏切りを知ったジョンウォン。
ミノも知られたと気付き、その時からDVが始まったの?
追悼式を終え、ジョンウォンが正式にテ家を出て行きました。
ミノの遺品を渡されましたが、それも、置いて行きました。
ユラが、ジョンウォンの妊娠を知りました。
調べていると、産婦人科への通院が定期的にあると分かったからです。
すぐさま、ジョンウォンの元に行きました。
「誰の子?」
と、ジョンウォンに聞きました。
ジョンウォンは答えませんでした。
「この子は私の子です。」
「言わなくていい。あなたは子供の父親を殺した犯人か、下品で汚い不倫女だから。」
言い捨てて、ユラは背を向けました。
直後にジョンウォンが倒れました。
流産