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正当防衛を主張するのは、弁護士の仕事です。
それを、検事であるウヒョクがしようとしていることに、やはりチームの中からも疑問の声が上がりました。
チャン刑事はウヒョクの気持ちに気づいていますから、悶々としていました。反対の意見も持っています。
でも、オ係長は一生懸命ウヒョクを弁明しました。
それも捜査方法の一つだと言って。自白を狙ってのことだとね。
チョ調査官は、ジョンウォンがDVを認めないのも変だと言いました。認めたら、正当防衛になるのに・・・と。
キム実務官が言いました。もしかしたら、無実なのかもしれないと。
それにしても、取り調べもしないのに、ただ取調室にジョンウォンを待たせておくのって、如何なもんでしょ。
違法じゃないの?
それが気になって仕方がありませんわ。
リッキーが遺体で発見されました。
ウヒョクの家の近くです。
もう後悔しても遅かったです、ウヒョク。
勿論、ヒョンスクの命令でグァンソンが手を下したのです。
リッキーが持っていた凶器(?)が、ヒョンスクの手に入りました。
それを、ヒョンスクは漢江に捨てました。もうどうしようもないの?
ジョンウォンがヒョンスクを呼びました。
最初は、恐れ多くもこの私を?・・・と言う態度だったヒョンスク。
ジョンウォンのメモを見て、気が変わりました。
ジョンウォンは、遺言状を持っているとメモしたのです。
ジョンウォンがミノを刺してしまったのは事実のようです。
ただ、しでかしてしまった事に呆然自失となってしまったジョンウォンが、たくさんの証拠をそのままにふらふらと部屋を出た後、ウ室長が後始末をしたのです。
凶器を拭って指紋を消し、触れたと思われる個所を拭き、ウヒョクとの写真やバッグ等の持ち物を全て持ち去ったのです。
一人、恐怖と後悔におののいていたジョンウォンの所に行き、それらを渡しました。
「全て後始末しましたから、心配しないように。何も無かったように振舞ってください。」
ウ室長はそう言いました。
彼とすると、ドナーであるジョンウォンを守りたかったのでしょう。
ウ室長が置いて行ったモノの中に、遺言状があったのです。
どうする気?と、ヒョンスクがジョンウォンに聞きました。
「お義母さま次第です。」
と、ジョンウォン。
釈放させてください・・・とジョンウォン。
遺言状では、ミノが後継者として指名されていたようです。
でも、罪を犯したジョンウォンには、ミノの遺産を受け取る法的資格は無いとヒョンスクは言いました。
バカだな・・・と言う態度で席を立ちました。
その背中にジョンウォンが、ミノの子供を妊娠していると告げたのです。
「私に権利はなくても、私の子は別でしょ。ミノさんの子だから。そして私はその子の母親です。」
思いもよらない事に、流石のヒョンスクも動揺しました。
ジョンウォンはウヒョクに言いました。
「これ以上取り調べは受けません。今までお世話になりました。今後はコサンが私の弁護をします。」
ウヒョクはジョンウォンの考えが分かりませんでした。
その弁護ですが、ユラが担当することになりました。
ヒョンスクは、ユラに一つの電話番号を渡しました。
「情報員よ。」
チーム内のスパイですね。どうも女性のようです。ってことは、キム検事かキム実務官のどちらかしかいません。
ウヒョクは、ジョンウォンを拘留する手続きを取りました。
本当は避けたかったのですが、状況がそれしか許さなかったのです。
ユラの元に、ウヒョクの個人的なPCのデータが入ったUSBが届きました。
勿論、パスワードがあってロックされていたのですが、その道のプロに解除を依頼し、解除することが出来たのです。
とうとう、ユラはウヒョクの正体を知ることになるみたいですね。
リッキーは、ウヒョクに一つの証拠を残していました。
必死にグァンソンから逃げようとしていたのですが、途中でウヒョクの家のポストに自分の携帯を入れておいたのです。
伝言メモが入っていました。
ウヒョクは、父が殺された経緯を知りました。
そして、激怒してヒョンスクを訪ねたのです。
ウヒョクの顔を見て、ヒョンスクは、いい話じゃなさそうね・・・と言いました。
「いいえ。今日は喜ばしい日です。ずっと追ってきた真実が分かったので。」
と、ウヒョク。
「私が何故あなたの話を聞かなくちゃいけないの?」
と、ヒョンスク。
ゆっくりとヒョンスクに近づいたウヒョク。
「いや、聞かなくていい。今度はあんたが話す番だ。」
「話せ!何故父を殺した」
ヒョンスクは一瞬、何のことか分からなかったようです。
「父?」
と、怪訝な表情を浮かべました。
「チャ・ソンフン。」
ウヒョクの言葉を聞いて、その名前に愕然としました。
「あんたが殺した父だ。」