まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『へチ(原題)』22話まで

2019-10-17 11:14:37 | 韓国ドラマのエトセトラ
韓国時代劇最新ファイル2020 (COSMIC MOOK)
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なんと・・・騙されましたよ、私も。

パク・ムンスたち主力軍が待機していたのは、反乱軍が攻めようとしていた所でした!

 

ミン・ジンホンが、グムの蕩平策・・・党派に関係なく公平な登用策に賛同しました。

そして、グムと共に南人派にそれを約束したのです。

南人派は、それで信用しました。

その時、南人派から情報が入ったのです。官軍の内部に反乱軍の間者がいるかもしれないと。

 

すぐさまそれはイ・グァンジャに報告されました。

そして、パク・ムンスと共に、間者を欺く策を取ったのです。

進行する場所の偽情報を流し、反乱軍に知らせるのを待って、本来の進軍先に向かったのです。

慌てたのは、間者。自分が間違った情報を流したことで、自軍を不利にしてしまうからです。

結局、その態度で間者と見破られ、その場で捕らえられてしまいました。

 

間者からの情報を鵜呑みにした反乱軍は、待ち伏せしていた官軍によって、挟み撃ちにされ、逃走。

イ・インジャとミルプン君は、少人数で逃走しました。

ウィ・ビョンジュは、その場でタルムンに撃たれ、捕まりました。

 

官軍勝利の報告が都に届きました。

主力軍を倒したということで、皆、大喜び。

重臣たちは、グムのお陰だと頭を下げました。やっと心からグムを王と認めた感じです。

 

その他の地方での戦いにおいても、反乱軍は次々に破れ、残すところはチョ・ヒョンミョン率いる隊が攻めている城だけとなりました。

しかしここでは官軍が劣勢。

そこに、パク・ムンスたちの援軍が到着したことから、一気に形勢逆転。

城を奪還することが出来たのです。

やはり本隊破れるの報は反乱軍の士気を一気に萎えさせたわけです。

 

パク・ムンスたちも死に物狂いで戦いました。

怪我はありましたが、皆、生きて凱旋することが出来たのです。

 

凱旋する兵を迎える準備をしていたグム。

チャドンが何やらぐずぐずするんですよ。実は、ヨジを待っていたのです。

大妃もヨジをグムの元に遣わしていました。

今、グムが一番会いたいのはヨジ・・・そう、皆が察していたのです。

だから、鎧等を着せる準備をヨジに任せようとしたんですね。気を利かしたってわけ。

ヨジと一緒の時は、とっても幼く可愛くなるグムです。

 

グムは兵たちを迎えました。

無事に帰って来てくれて感謝する・・・と、グム。

壇上から降りて、兵たちの近くに歩みより、一人一人の顔を見ました。

兵たちの真ん中に立ち、話しました。

「この国の民と兵は聞け。そなたたちは命がけで朝廷と国を守り抜いた。誠に恐ろしくどれほど辛かっただろう。余はそなたたちが流した血と汗を決して忘れぬ。戦場に倒れた者たちの無念の死も忘れぬ。こたびの勝利は朝鮮の勝利となろう。余を信じよ。余は今後この国の万民と共に歩んで行く。そして真の朝鮮を築き上げる。」

その場の皆が歓声を上げました。

 

一方、反乱軍は気力がた落ち。兵力もがた落ち。

もう無理だと側近は言いましたが、イ・インジャはまだ諦められません。

何としても、地方の両班やその家族に協力してもらって、再度隊を立ち上げようと考えていました。

 

ミルプン君も、放心状態でした。

あとちょっとで成功したのに・・・と、呟いているところが、彼の現実を直視してない、出来ないところです。

これまで、何度となく、ミルプン君に喝を入れて鼓舞してきたユニョンですら、そのあまりにも世間を見る目の無さに愛想が付いたようで、砦から姿を消しましたよ。

 

グムは、反乱軍の首謀者や直接加わった者は捕らえるけど、知人や家族まで罪は問わないと言いました。

行き過ぎた尋問で罪人を死なせることや、反乱軍に手を貸した民を罰することも禁じました。

重臣たちは皆、驚きました。

そんなことはこれまで無かったからです。

見せしめに厳罰を下すべきでは?と、ミン・ジンホンも言いました。

厳罰が得策とは限らないと、グムは言いました。

 

そのグムの言葉が現実となりました。

反乱軍に協力した村では、びくびくしていたのですが、お咎め無しと聞いて大喜びしました。そして、まだ潜伏していた反乱軍の兵たちも、投降者が相次いだようです。

 

今回も王様に虚を疲れたようだな・・・と、笑いながらチョ・テグがミン・ジンホンに言いました。

相手の虚をつく政治的な妙手だとミン・ジンホン。

単なる政治的な策だと思うか?と、チョ・テグ。

「南人派を登用するのも、反乱の同調者を許すのも、頭からではなく、心から生まれた策であろう。それゆえ、“頭を使う者”は虚をつかれる。」

私のことか?とミン・ジンホン。

チョ・テグとミン・ジンホンが本当に楽しそうに笑いました。

 

ウィ・ビョンジュは尋問の場にいました。

イ・インジャとミルプン君の居場所を吐くよう要求されていましたが、そうやすやすとは白状しません。

命を助けてくれるなら・・・と、この期に及んでも言うビョンジュ。

パク・ムンスは冷たく言いました。

「かつてはお前を気の毒に思ったこともあった。しかし、お前は情けを受けるに値しない。己を省みるものや己の過ちを認める者のみにその資格がある。己が生き延びるために他人を売る者ではなく・・・。」

 

タルムンの前にユニョンが現れました。

まさか・・・と言う表情のタルムン。

ユニョンも覚悟を決めてやって来たようです。最期はタルムンの手で・・・と。

でもね、タルムンには出来ませんでした。

グムを呼び、ユニョンから聞いた砦の場所を伝えた後、ユニョンの命だけは助けてほしいと膝まずいたのです。

どんな悪女か、十分過ぎるほどに分かっているが、死ぬことだけは耐えられないと。

グムは、初めてタルムンとユニョンの関係を知りました。

そして、見逃したようです。

宮廷に戻ってヨジを見たとき、グムもタルムンの気持ちが察せられました。きっと、ユニョンはタルムンにとって自分にとってのヨジなんだと。

 

タルムンはユニョンにお金を渡し、供もつけて逃がしました。

でもね、ユニョン、タルムンの手で殺されるのを望んでいたのかもしれません。

生かすのなら、許してほしかったのでしょう。こんな風に、許されることなく、忘れ去られるのではなく。

 

援軍を待つイ・インジャたちの元に集まったのは、ほんの数人だけ。

軍とも言えない人数です。グムの方針がここでも効果を発揮していました。

そこでイ・インジャはとうとう姑息な手を考え出しました。

ミルプン君を生け贄にしようというものです。

援軍を集めるには、やはり王であるミルプン君の説得が必要だとか何とか言って役所に突きだそうとしたんです。

ユニョンが姿を消して不安に苛まれているミルプン君。その話を全面的に信じたわけじゃなさそうです。でも、自分を王と立ててくれる者に頼りにされると、断りきれなかったのです。

勇気を振り絞って、山を降り、約束の場所に向かいました。

 

イ・インジャたち残党は、ユニョンの告白によって砦を離れたところで一網打尽となりました。

最後は、側近すら彼を見放して投降してしまうという惨めなものでした。

 

そして、ミルプン君は、イ・インジャから指示された場所で協力者たちを待っていました。

ところが、待てど暮らせど現れません。

そんなミルプン君を、ユニョンが目撃。

彼女には、すぐに分かりました。イ・インジャに裏切られたと。

そうとも知らず、誰かを待ってるミルプン君を、ユニョンは見捨てることができませんでした。

つい声をかけてしまったのです。


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『へチ(原題)』21話まで

2019-10-17 09:44:46 | 韓国ドラマのエトセトラ
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イ・インジャたち反乱軍の名分は、王の息子ではないにも関わらず、前王を殺して王座についたグムを倒し、真の王を立てるというものでした。

ここで、ミルプン君の血筋が生きるのです。

民や仲間の前で、もっともらしくミルプン君に膝まずいて見せるイ・インジャとウィ・ビョンジュ。心の中でどう思っていようと、そう見せかけることが重要なのです。

そして、最初は名分でしかない立場を分かっていて、卑屈な気持ちでいたミルプン君自身も、目の前で皆が膝まずいて王と呼んでくれると、すっかりその気になってしまいました。

本当に王になった気分なのです。

担ぎ上げられていると分かっていても、やはり気分の良いものでしょうし。

そうなると、不思議に今までの狂暴さは影を潜め、善政を施す王のような振る舞いになるのが不思議です。

 

反乱軍の進撃は、グムたちが思うより、ずっと早く都に迫って来ました。

反乱軍に加わる者の数もどんどん増えていました。

もう数日で都に到着するのではと、民も大混乱に陥りました。

 

重臣たちにテキパキと指示を出すグムですが、本当のところは大きな打撃を受けていました。このような建国以来最大の反乱が起こるとは・・・。それも、王を狙った反乱など、前代未聞でしたから。

臣下の前で落ち込んだ様子を見せることは士気にも関わりますから、出来ません。しかし、ふっと一人になった時、落ち込んでも仕方がないでしょうよ。

既に数千人の犠牲者が出ていました。

これまでの治世に不満を持った者たちが起こした乱ではあるけど、今現在の王は自分だとグムは言いました。だから、全責任は自分にあると

 

私の不忠のせいです・・・と、チョ・テグが言いました。

グムを信じず、不信感や不満を煽ってしまったのは自分だと。その罪をどう償えば良いのか・・・と。

ミン・ジンホンが言いました。

「あまりご自分を責めないでください、王さま。まずは難局を打破せねば。我々老論派も党派を越えて全力でこの反乱を鎮めます。」

初めてグム、ミン・ジンホン、チョ・テグの気持ちが一つになった瞬間でした。

 

反乱軍が各地の拠点を難なく通過出来たのには、理由がありました。

お金です。

民にお金や食糧を配給することで味方にしていたのです。

人の弱いところを突いていると言えましょう。

 

まとまっているように見える反乱軍ではありますが、個々の本音はそれぞれ違うようです。

ウィ・ビョンジュは、グムへの恨みは勿論大きいのですが、やはり自分が権力を握りたい、子々孫々に栄華をもたらせたいという願いも大きいのです。

だとすると、何としても反乱を成功させ、功臣として権力を握らなくてはなりません。

ミルプン君に対する敬意など欠片も無さそうです。

焦る気持ちから、宮中で間者がグムを殺害するという計画が失敗したのを知り、イ・インジャに食って掛かりました。

そして、イ・インジャ自身は、どのような考えを持っているのでしょう。長い時間をかけて準備してきた謀反です。やはり自分が王となって権力の中心に立ちたいと思っているのでしょうか。決して、公平な世の中にしようという考えじゃ無さそうですけど。

 

ユニョンがやっとのことで反乱軍に加わりました。

彼女は必死にミルプン君の全財産を抱えていました。

ユニョンは、それをミルプン君自身のために大切にしておきたいと言うのですが、既に王になった気分のミルプン君は、それを反乱軍のために使おうと考えています。

 

自分の欲が最優先のイ・インジャとウィ・ビョンジュなのに、表向き王と言ってくれるため、ミルプン君はすっかり二人を家臣扱いしています。

いいように利用されているに過ぎないと思うんですけど・・・。

なんだか、ミルプン君が哀れに見えて来ました。

 

パク・ムンスは勿論、チャンダルとアボン、そしてタルムンと仲間たちも皆、兵に志願しました。

自分達がグムを、国を守りたいという純粋な思いからでした。

 

見送るヨジに、パク・ムンスが言いました。

「お前が女官になったのを初めて良かったと思える。お前は無事だから。心配するな、生きて戻る。王様を頼む。」

ムンス・・・本当はヨジを好きなの?

 

居並ぶ兵たちを前に、グムが言いました。

「そなたたちは皆余の友であり、余の兵であり余の民だ。本来ならば余が守るべきそなたたちを戦場に送らざるをえない余を許せ。だが我々はこの戦いで必ず勝利する。そなたたちを信じている。皆生きて戻れ。これは王命だ。誰一人として卑劣な賊の手で死んではならぬ。」

グムの出陣命令を受け、彼らは出陣して行きました。

 

見送ったミン・ジンホンとチョ・テグは、ため息をつきました。

チョ・テグが言いました。

「この国を混乱に陥らせたのは朝廷で権力を享受してきた我々だ。」

続けてミン・ジンホンが言いました。特に老論派と私だ・・・と。

「だが、戦場に赴くのは一度も権力を握ったことのない民だ。」

この台詞ですよ、私が常に思っていることは!権力を握った為政者たちが起こした戦いで真っ先に駆け出すよう仕向けられるのは、権力の恩恵を受けたことのない一般庶民だということです。古代のように、先頭切って長が駆け出してくれるのならまだしも。

胸の奥につっかえていた事を、ここで言ってくれたので、幾分すっきりしました。

 

グムも苦しんでいました。

友や民を戦場に送り、死地に追いやってしまったと。自分だけが安穏に王宮に残っているわけで。

いったい自分は何をすればよいのだろうか・・・と。

チャドンが言いました。王の務めを果たすのです・・・と。

民が必死になって王を守ってくれている今、王のグムは国を守る策を講じるべきだと。

反乱の原因がどこにあるのか、分かっているはずじゃ?と。

 

グムは、反乱の原因は、朝廷における登用が党派争いによって偏ってしまうからだと思いました。

で、チョ・テグに提案しました。

南人派の登用、公平な登用を約束すれば、それを耳にした反乱軍も動揺するだろうと。

だから、都に残る南人派と親しいチョ・テグに会談を取り持ってほしいと言ったのです。

しかしこれは、要職の殆どを占める老論派の長であるミン・ジンホンの了承を取り付けなくては話は進みません。

 

グムの話を聞いたミン・ジンホンは、即、拒否反応を示しました。

反乱軍に対する姿勢では共通意見を持っていても、これは別の話なんですね、彼にとっては。

老論派も多大な痛手を負ったわけで、人は権力を譲るなどということはしない!と。

党派間の争いをなくすなどということは絶対に無理だとね。

グムは言いました。

「老論派の権力も守るべきだろう。しかし、同時に民への責任も果たすべきだろう。余もそなたも戦場で血を流さぬ。我々の代わりに死ぬのは力無き民だ。だが我々にも出来ることがある。この反乱を食い止め、二度と同じことが起きぬよう政治に携わる者として出来ることがあるのだ。」

必死のグムの説得も、ミン・ジンホンには通じませんでした。

 

それでも、グムは南人派に会いました。

チョ・テグからグムの意向を聞いた南人派は、信じられない思いでした。

実際にグムの口から公平な登用策を示され、本気度を知ったのですが、彼らも現実をよく知っていました。

老論派が幅を利かせている今、その策は実現不可能と思えました。

 

こうしている間にも、反乱軍は恐るべき早さで都に迫っていました。

偵察に出た、パク・ムンスたちはその早さに驚き、動揺しました。

タルムンがその理由をつかんで来ました。やはり金の力だったんです。

ミルプン君の財産をばらまき、民を味方につけ、官軍ですら懐柔しているのです。だから、さほどの抵抗も受けずに進軍できているのです。

官軍が・・・と、パク・ムンスはショックを受けました。

彼らにとっては、誰が王でも構わないのです。それより、己の利が最優先なのです。

そう仕向けたのは、この国です・・・と、タルムンが言いました。

これまでの為政者は、自分の首を絞める政治をしてきたというわけです。

 

チョホンが慌ててグムのところにやって来ました。

ヨジが女官にも関わらず、一兵として戦場に赴こうといていたのです。宮中でじっとしていられなくなったのでしょう。皆、命をかけて戦っていると分かっているから。

グムはたまらなくなってヨジを抱き締めました。

頼む、ここにいてくれ・・・。お前だけでも、私のそばに。お前まで危険な地に送り出して守れなかったら、さすれば、私は・・・。

思い止まったようですね、ヨジ。

 

しかし、ヨジのような人間は稀でした。

高官たちですら、身を守るために都から地方に避難して行ってしまいました。

司憲府ですら、数人しか残っていない始末。

ユン・ヒョクは情けなくなりました。

 

ミン・ジンホンは、人気のなくなった町を歩いていました。

禄を食んでいる者ですら逃げてしまっている町中で、一人の農夫と会いました。

種まきの時期だから、畑に行くと言う農夫。どこに行っても気の休まる場所がないのだから、自分はここで畑を耕しながら死にます・・・と。

 

南人派からも無理だと言われたグムは、落ち込みました。

そこに、ミン・ジンホンが。

 

反乱軍の進路を探っていた官軍は、ある進路に主力軍を派遣すると決定。

パク・ムンスがその任に就きました。

ところが、その官軍の中にも間者がいたのです。

彼らの作戦は反乱軍に筒抜けでした。

 

パク・ムンスたちが待ち構えているところに、なかなか反乱軍が姿を見せません。

別の城を攻撃していたのです。

 

グムが何か手を打ったようですが・・・?

それが何か、分かりません。


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