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ドンジュは、まず、ビデオテープの映像を流してもらいました。
27年前の残酷な事件の映像です。
犯人の名前を聞かれ、ドンジュは答えました。
「テガングループ、イ・テマン会長。ソウル地検チェ・ジョンナム検事正。現在行方不明の韓国大ナ・サンウ教授。先日死亡したシン・ギョンチョル監督。彼らこそが、27年まえの事件の真犯人です。」
キャスターは勿論、居合わせた番組スタッフも皆が驚き、ざわめきました。
キャスターは、この映像を手に入れた経緯と公開しようと決めた理由を問いました。
ドンジュは簡単に、テープを見つけた経緯を説明しました。
27年前の殺人事件の真実を世の中に知らせることが父の遺言だと思いました・・・と。
そして、ハヌルがビデオテープを手に入れて担当刑事に通報しようとしたことで、逆に危険な目に遭う事になったということも話しました。
恵まれた環境に育った真犯人たちが、いかにして自分たちの罪を隠そうとしたか、そしてそれによってノ・ミョンナムと言う何の罪も無い人に濡れ衣を着せたかも話しました。
秘密を守るために他にも殺人や殺人未遂を犯しているが、それについてはここで述べる事は控えると言いました。それは警察の仕事だからと。
ただ、ピョン議員の名前は出しました。事件を隠蔽した当時の刑事だと。
そして、ドンジュはここで、「神は死んだ」は、自分が書いた小説ではないと言う事も公表しました。
事件の目撃者であり、真実を知らせたかった高校生の文章が原本です・・・と。
「それを偶然発見し、少し修正を加えて自分の名前で出版しました。」
経歴に傷がつくのが分かっていて、どうして公表したのかと、キャスターが聞きました。
「僕の恥ずかしい過ちによって、殺人事件の真相が少しでも否定されたり、歪曲されたりするのを防ぐためです。僕は数多くの人たちと読者を裏切りました。どんな非難も処罰も甘んじて受けます。」
これを関係者皆が観ていました。
オチーム長をはじめとした捜査担当チーム員。
テマン、チェ検事も・・・。
ミョンソクも。
カイも・・・。
そして、意識を取り戻したサンも、ウジョンと一緒にTVの前に座っていました。
サンが心配だからと、ドンジュがウジョンを呼んだようです。
パク刑事が、警察署を飛び出しました。
行先は放送局。
このままではドンジュがマスコミの餌食になると察したのです。
裏口から出て来るよう、ドンジュに連絡しました。
おかげで、ドンジュはもみくちゃにならずに済みました。
放送局に向かう前に、ドンジュは母に全てを打ち明けていました。
だから、母はパニックにならずに済みました。
心配したドンジュがヨンテを行かせると、ドンジュ母は、自分は大丈夫だと言いました。
ドンジュの方が心配だと。
もう一人、ドンジュは会いに行っていました。
ヘギョンです。
ヘギョンから渡された裏帳簿の資料が入ったメモリを返したのです。
本当は、これも放送内でばらそうと思っていたようです。
が、ヘギョンの方が必要なんじゃないかと思えたのです。
もし裏帳簿の情報をばらしたら、27年前の事件より大きく扱われてしまうかもしれないと思いました。
そして、ヘギョンが共犯となってしまう恐れもあると。
ヘギョンが直接警察に提供することで、共犯者から情報提供者になれるとドンジュは考えたのです。
ヘギョンが安全であることが、ハヌルの望みだとドンジュは思いました。
ヘギョン、ドンジュの考えの深さに感心しました。そして感謝もしました。
シン監督の家からビデオテープを盗んだのは私なの・・・とヘギョン。
警察に真実を告げに行こうとしたハヌルに、武器として渡したと。相手があまりにも強大な力を持ってるから、ハヌルが勝てないと思ったと言いました。
しかし、それによって、ハヌルやドンジュ父をも不幸にしてしまったことが、ヘギョンにはずっと大きな罪悪感として残っていました。
状況が変わっても、人は変わりませんと、ドンジュ。
テープが無くても、ハヌルは同じ事をしただろうし、ドンジュ父もハヌルを助けようとしただろう・・・と。
ドンジュは、パク刑事にビデオテープの原本とコピーしたメモリを渡しました。
ここからは刑事さんの仕事です・・・と。
嬉しそうにパク刑事は受け取りました。
そして、ドンジュの行動は凄い事だと褒めました。
サンが笑顔でドンジュを待っていました。
サンの顔を見て、ドンジュはほっとしたようです。
翌日、突然テマンとチェ検事が出頭すると警察に連絡して来ました。
既に2人の逮捕状が出ていました。なのに、それを行使することが出来なくなったのです。
検察から、逮捕状が出ると言う情報を受け取ったようです。
だから、逮捕されるよりはと出頭を決めたようです。本当にムカつく手を使いますわ
時効が過ぎているので法的処罰は難しいかもしれません。
が、世論や市民団体から非難の声が上がっていました。
ミョンソクは出版社の代表として、謝罪会見を行いました。
取り調べにおいて、テマンは、記憶が無いの通り一遍な受け答えばかり。
ピョン議員の告白ビデオの内容について聞いても、知らぬ存ぜぬ。
チェ検事は、殺したのは自分じゃないと主張。既に死んだと思ったので湖に放り込んだと言いました。詳細は覚えていないと。
2人とも釈放するしかありませんでした。
ヘギョンが警察にやって来ました。
27年前の事件の目撃者として、テマンが被害者を殺したと証言しました。
そして、チェ検事とナ教授が被害者を湖に放り込んだと。
ピョン議員の告白ビデオが送られてきて、テマンとチェ検事と一緒に見たと言いました。それによって、ピョン議員を殺害した可能性もあると。
その上で、ヘギョンはメモリを差し出しました。
裏帳簿の資料が入ったモノです。
テマンが謝罪会見を開きました。
ミョンソクを中心としたグループ理事たちの方針です。
ミョンソクはこれを機に、テマンの座を奪おうと考えているようです。
会長代行に就任しました。
そして、ドンジュには違約金を払うよう通達し、家からも出るように命じたのです。
ドンジュはマスコミに追いかけられ、ファンだった人や心無い人によって、散々非難されています。
サンは、家のドアに貼られた口汚いメモを、残らず剥がしました。
ドンジュをこれ以上苦しめたくないのです。
そんなサンを、十字架の入れ墨をした男が目撃。
27年前に目の前で消えた人物だと、すぐに分かりました。驚愕の表情を浮かべています。
神に呼ばれた人だと思い込んでいるサンが、27年後、同じ姿でドンジュと一緒にいることが、男には信じられません。
サンこそが神だと思っても不思議はないでしょうね。
イ刑事とパク刑事が、カイの家を訪ねて来ました。一応、“チョン・チャングン”と言う名前の人物だと言う事は分かっています。
カイはそ知らぬふりをしました。
自分はチョン・チャングンだと。
イ刑事の携帯に音声ファイルが送られて来ました。
ピョン議員がキム刑事の殺害を指示する内容の会話が録音されていました。
ドンジュと母の会話が泣けます。
ドンジュは、母に海外に行ってくれと言います。自分の惨めな姿を見せたく無いからです。
でも、母は行かないと言いました。
「母さんがあなたを助けてやれなくても、そばにいてあげたい。やり直せば良いのよ。食事はしたの?」
泣けました、ホント。
十字架の入れ墨の男が、突然ドンジュの家にやって来ました。
その時家にいたのは、サンとヨンテ。
男はサンの顔を見ると、ヨンテが止めるのも聞かず、家に入って来ました。
そして、リュックから運動靴の片方を取り出し、サンに見せました。
それは、サンがこの時代にタイムスリップしてドンジュの車に撥ねられた時履いていた運動靴の片方でした。
サンは片方しか履いてなかったのです。
もう片方は27年前に残して来ていたと言うわけです。まるでシンデレラの靴のように。
男は、それを大切に持っていました。
サンはすぐにそれが自分の靴だと分かりました。
どうして?と、サンが聞くと、男は跪きました。
「お許しください。私の罪をお許しください。」
事情を詳しく話してくれとサンが言うと、男は正直に話しました。
アン牧師を神だと思っていた男は、アン牧師に命じられたことを、重要な仕事だと思い込んでいたのです。
サンは、そっと男の腕に触れました。
これまでの男の過去が、罪が一気にサンの脳裏に浮かびあがりました。
サンの姿に変化が。
口から白い気体が出て来たかと思うと、目の色が変わりました。
そして、男とヨンテの目の前から消えてしまったのです。
そんな現象を目の前で見た男は、更にパニックになりました。
ヨンテも、大混乱です。
サンが現れたのは、教団のホール。
アン牧師が、大勢の信徒を前に演説していました。
突然、壇上に現れたサンを、信徒たちは神の化身だと大騒ぎ。
アン牧師も一瞬驚きましたが、すぐにサンを利用しようとしました。
が、サンの怒りは頂点に達しようとしていました。
死ね
と言うサンの叫びと同時に、アン牧師は自らの首を絞め始めました。
ドンジュが飛び込んで来ました。
ヨンテから連絡を受けて、駆け付けて来たのです。サンの行く場所はここしか無いと思ったみたいですね。
しかし、サンはドンジュも跳ね飛ばしてしまいました
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